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856/1096【鎮められる】その怒りの衝動、不快につき

吾輩は怠け者である。
しかしこの怠け者は、毎日何かを継続できる自分になりたいと夢見てしまった。夢見てしまったからには、己の夢を叶えようと決めた。3年間・1096日の毎日投稿を自分に誓って、今日で856日。

(この毎日投稿では、まず初めに「怠け者が『毎日投稿』に挑戦する」にあたって、日々の心境の変化をレポートしています。そのあと点線の下から「本日の話題」が入っているので、レポートを読みたくないお方は、点線まで飛ばしておくんなましね。

856日目。なっ…900日目まで、残りたったの44日だとぅ…?!幻の900日目がこんな近距離から観測できてしまうだなんて、なんということだろう。

ここまでくると、ゴールし終えたあとにどうなるのかがわからない。毎日書く習慣がついてしまっていてその後もちょくちょくブログを書かずにいられなくなるのか、「おやっさん…(誰)、あっしはしばらく放浪の旅に出てきやす…」と言って姿をくらますのか、ニート性が思いっきり戻ってきて”ぐうたら”がギガMAXになるのか。わからない。まったく予想がつかない。反動でなぜか突如として離婚をするなど、奇異な行動に出ないとも限らない。もはやゴール後の自分が謎である。

しかしもう、ここまで来てしまったら結末を見るしかない。そのために今日も書く。その日の自分と、おやっさんのために…w

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みなさんには、怒ってしまうとついカッとなってしまうことはありますか。それでどうしても抑えられずに文句を言ったり、不要なことまで言ってしまってあとから後悔するというようなことが。これが自分にとってもとても気分が悪いので、できればそのパターンから抜け出したいと考えている人も多いのではないでしょうか。

わたしもその典型的なタイプ(重症)でした。わたしは変なところでひどく気が小さいくせに、同時に異常に”血の気が多い”という問題を抱えていました。

カッとなると、お前今なんて言いやがった(昭和)とか表に出やがれ(昭和)とかイキってんじゃねえよ(ギリ平成)とか、そういう言葉が秒で喉元までせり上がってきて、頭の中はあっという間に殺るか殺られるか一色となってしまって、するともうあとはYouはshock的なね、邪魔するやつは指先ひとつでダウンさ的な激しい闘魂に身を任せてしまうという、世紀末性が高く社会性の低い人物なのが問題でした。

自分は不思議と、女子には1ミリも闘魂が沸かないのです。が、相手が男子となるとつい、こう、頭に血が昇っちまって…すまねぇおやっさん…

この怒り衝動というのは大変に強いもので、たとえば”深呼吸をすれば収まる”とかいう次元にはないのです。陣痛の最中にいきみたくなるのと同じレベルの衝動と言いますか、猫にとってのマタタビ並みの誘惑と言いますか、谷村新司氏の写真を見せられつつ「さらば~~、」と言われたら、どうしたって「昴よ~~~!」と思ってしまうほどの直列つなぎの反応と言いますか、ものすごく好きな俳優氏のヌード写真を見つけてしまった際に下方にスクロールして全貌を見るために親指を動かすのを止められないのと同じだけ強い衝動なのです。喩えがロクでもなくてすみません。

『”ナメられて黙ってられっか”の衝動』はそれほどに強く、わたしはこれをどうにもできないものだと思っていました。とてもコントロールできるものではないと感じていたのです。

この世紀末的(北斗の拳参照)な怒り衝動と付き合ううち、わたくしめが個人的に試してみて効果のあった唯一の解決法。今日はそれについて書いてみたいと思います。

結論から書いてしまいますと、というか、わたしのような者にとってはこの結論自体がもう世紀末です。有無を言わさぬ厳しい世界です。というのもその解決法とはなんと、ただ単に『衝動を鎮める』ことだからです。ぬああ~

いろーーんなことを試してみましたが、ダメダメ。ただもう、その発作に近い怒りが湧いたら、心の動きにとりあえず一旦停止ボタンを押して、大嘘をつくときのような気分で自分の感情を無視して普通の口調で話しつつ、物を投げず、胸ぐらをつかまず、別のところを見たり、はじめのうちは「もういい」「付き合いきれない」「うっざ」などと言うにとどめて衝動を散らしながら対象人物から離れ、SNSを見る、ニュースを読む、ユーチューブを見る、誰かと会話する、音楽を聴く、外に散歩に出るなど、一旦自分を別世界に連れ出すことで自分の気をそらす。これしか、本当にこれしかないのです。

すると、さっきまでの衝動がどこかへ行き、わなわなした怒りがスーッと収束します。「さっきまでの怒りはなんだったんだ…?!」と呆れるほどです。熱が出て大変だと思ったら、すぐに平熱になってしまったかのようです。

熱が出ると、あのとき寒かったからに違いない、あのとき横に咳をしていた人がいたから風邪がうつったんだ、ここのところ疲れていたのが原因だ…などと当然だと思える理由がいくらでも浮かんでくるものですが、熱さえ下がればそれらの理由に根拠はなくなります。別に寒くたって熱が出ないこともあるし、横に咳をしていた人がいたって疲れていたって、熱が出ないこともあるのですね。それと同じように、怒りが収まってしまえば、先程までの怒りの原因が””怒って当然のこと””ではなくなってしまうのです。

これを、何度も何度も体験すること。わたしには、これしか有効手段がありませんでした。これはもう、まさに訓練です。何度も繰り返すうち、思考回路や神経反応がこれによって事なきを得るのに慣れてきて、それはやがてさほどに難しいことではなくなってきます。

なので、こうした怒りの衝動を持っている人にとって大切なのは、「気をそらすことのできるトリガー」を持っておくこと。怒りだけでなく、拗ねちゃうパターンや、いつまでも浸ってしまう感傷などがある人も、気をそらしやすいもので抜け道を作っておくと非常に便利です。いずれ、抜けること自体に慣れてきて、衝動が弱くなってきて、トリガー無しで抜けられるようになります。以前は取り乱してしまっていた刺激に対し、だんだんと反応が鎮まってきて、不動明王力が増すのです。とても嬉しいものですよ!自分への信頼感も増します。時間をかけて取り組むだけの甲斐があることです。

このトリガーですが、食べることやお酒を呑むことに設定しないほうがいいです。単純に気をそらすのではなくて、食べたり飲んだりすることによる身体的な快感刺激に怒りを消してもらおうとすると、その刺激が癖になってしまいます。過食やアルコールへの依存を招きやすいので、避けるほうがベターです。

わたしの場合は、友だちや家族とチャットをしたり話をしたりする、ゲームをする、ゲーム実況を観る、音楽を聴く、ニュースを読む、好きな人の発信を見る、など。オシャレのことを考えたり、自撮りをしたりするのも気をそらすのに有効です。大好きなYouTuberのまぐにぃさんを観れば一発で抜けられるほど効きます。トリガーは、人によってさまざまだと思います。

こうしたトリガーを見つけること自体が、とても良いことです。自分の喜びを追ってあげて、自分の気分がアガるものを探り出し、ちゃんと用意しておく。フンガー!!と怒りが湧いたら、できるだけすぐにそちらに気を向けるのです。始めのうちは時間がかかりますが、だんだんと早くなってきますよ。すると、怒る機会がちょっと楽しみにすらなってきます。次こそ前回より早く抜けてやらあと思えると、チャレンジ精神が湧いてきます。

やっていくうちに、いずれ『フフフ…このような事象に出くわしても、わたしは少しも動揺せぬのじゃ…』という個人的でとても静かな、自己の成長の喜びに出会います。同じ刺激に対して憤慨していた以前の自分のことが、本当に冷静に客観視でき、微笑ましく思えてきます。

出来事に思い切り翻弄されて不要なほど振り回されることって、わたしたちの自己信頼感を大きく削ぐものですよね。なんで自分は、わかっちゃいるのに毎回こうして同じような反応をしてしまうのだろう…と思うと、とても情けない自己嫌悪感に襲われます。この繰り返しによって、わたしは随分と自尊心を蝕まれていました。なので、抜け出せることがわかったときは、にわかに信じられなくて何度も確かめたほどです。

ちょっと時間がかかることですが、もし思い当たるところのある人は、是非にも実験して試してみてください。まずは、楽しいトリガー探しから!きっとお役に立つことと思います。

というわけで今日は、強い怒りなどのどうにもならないと思える衝動を鎮めていく、遠回りのように見えるいちばんの近道についての体験のシェアでした。(怒りが湧いても表現をどうしても抑えてしまう人は、これに当てはまりません)必要な人のところに、届きますように。

それではまた、明日ね!


毎日無料で書いておりますが、お布施を送っていただくと本当に喜びます。愛と感謝の念を送りつけます。(笑)