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人が使える魔法

みなさん、"タッチング"というものを知っていますか?

タッチングとは、手を当てたり、さすったりするなどの方法で相手へ安心と安楽を提供する目的で行われる非言語的コミュニケーション(言葉以外の手段を用いたコミュニケーション)です。
また、タッチングには相手の心を開かせ、親しみを湧かせる効果もあります。

どのような場面でもタッチングは使えます。

ここで少し私の体験談を聞いてください。

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カンボジアのある孤児院を訪れたとき、話しかけても反応してくれない、トントンと背中を叩いてもこっちを向いてくれない女の子がいました。他の子どもたちはメンバーときゃっきゃと踊っているのにその子だけなかなか心を開いてくれず、敷地の端でずっと座っていました。そのとき、私はその子の背中をさすり続けました。そしたら、5分もしないうちに私の方を向いてニコって笑顔を向けてくれたんです。😊😊
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私はこのとき、人と人って通じ合う何かがあるんだなと改めて感じました。

 
もう少し詳しく調べてみると、優しくタッチすることで「オキシトシン」というホルモンが分泌され、このホルモンには、不安やストレスを軽減し、安心感や信頼度を高める効果があるそうです。

ちょっと難しいので、簡単にいうと"魔法"みたいなものですね。😊💓

誰かがそっと背中に手を置いただけで、心が温かく少し落ち着いてきた経験はありませんか?
 
それは、身体と心のつながりを生むシステムの賜物です。

もちろん、触れ方や事前の信頼関係、安心感もとても重要ですが、、笑

誰にでもすぐ生活の中に取り入れられる「人の心そのものを癒していく」セラピーです。

タッチングは、人にとって最もシンプルな癒しの手段であり、コミュニケーションの原点なのです。

これは、私たちが使える魔法なのかもしれません。😊

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