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続・寿司、食いねぇ!(デザートあり)

全国観光特産検定、今日のお勉強も「お寿司」です。

検定のテキストにサンプル問題が掲載されていまして。このnoteは、私が解けなかった(わからなかった)問題の選択肢をピックアップして描いています。つまり、お寿司方面に疎いんですね、私は。なぜこの方面に弱いのか、明るくないのかを考えました。

郷土色の強いお寿司って、たいてい「ハレの日」に食べるじゃないですか。お祭りだったり、行事だったり。その時期に都合よく旅行できることはまぁ少ないわけで(笑)長期滞在でもしない限り、なかなか遭遇しづらいのです。郷土料理のお店で、メニューとして年中出してますよ、というものになら巡り合える確率は高いのですが……。以上、できない子の言い訳でした。

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かいさま寿司(高知県)

「かいさま」は高知の言葉で「さかさま」を意味するのだそう。普通ならお魚の皮目を上にするところを、下にした=さかさまにしたお寿司。なぜ「かいさま」にしたの、土佐の人⁈

「土佐のまんまる」田舎寿司のページに紹介されています。めちゃくちゃ多いな、田舎寿司⁈ 土佐の人は集まりとか宴会とか好きそうだし(イメージ)、お魚も豊富に獲れるし、こういうみんなで食べるお寿司が発達したのも激しくうなずけます。

笹寿司(新潟県)

笹寿司といい笹だんごといい、新潟の人は、っていうか謙信公は笹が大好き!(違う)笹に抗菌作用があることを発見した人、すごいなあ。

最初は偶然だったんでしょうね。農作業の合間に食べるようにと、おっかさんが息子におにぎり(シャケ希望)を握ってくれたんでしょう。だけどおっかさん、包む物が手近になくて、仕方なくお勝手の脇に生えてた笹で包んだんですよ。ところがせがれさん、田んぼ仕事が夕方までかかっちゃって。

「はっ! おにぎりがあるの忘れてた! もう悪くなっちゃったよな……せっかくおっかあが握ってくれたのに……ションボリ」と、笹の包みを開いてみたら、あらびっくり! 全然傷んでない。おっかあ、すげえよ! 夕方でもおいしく食べられたよ! あらまあすごいねえ笹の葉のせいかねえ!

……とこんな心温まるエピソードがあったに違いありません(すべて私の妄想です)。

こちらはぐるたびのホームページです。お写真を見ると、乗っけるパターンと巻くパターンがあるようです。とっても色が綺麗! 具に錦糸卵とにんじんがあると、笹の緑色とも相まって、途端にカラフルでおいしそうになります。ビタミンカラーマジック!

須古寿司(佐賀県)

こちらは木箱に入れて作る……もとい、つける箱寿司。わざわざ専用の動詞を用いるってことは、郷土にとって大事な、みんなが〝つけてる〟お寿司なのだろうなあ、とお察しします。

「須古」は、佐賀県の南西部、有明海に面した杵島郡白石町(きしまぐん しろいしちょう)西部にある地区名。なるほど道理で、具材に有明海名産・ムツゴロウが入ってるわけだ! うわー食べてみたい。どんなお味かしら。

水無月(京都府)

サンプル問題は、1つの問題で4つ選択肢があるんですね。この問題、選択肢3つはお寿司なのに、1つだけお菓子だったんですよ。なぜここにお菓子ぶっこんでくるかなって不思議(笑)

不勉強で存じ上げませんでした「水無月」。そういえば、6月に京都行ったったことないですわ、私。知らないわけですわ。

貴重品だった氷を模して、三角形のういろうを食べるっていうのがいいですね。こういう「見立て」の文化、とても好きです。

ここのところ毎日見てるんじゃないかという、農林水産省「うちの郷土料理」のページを貼っておきます。


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