何としても、気分を上向かせないとメンタルが確実に滅びるような出来事があった。
コロナ禍はいろんなことを簡便にしてくれたが、さすがにそれをメール一通で言ってきますか、君たちほんとに人の心がないな、というようなこともある。

とはいえ個人事業主。
自分で自分を放牧しながら草原を移動する生き方を選んでしまった。
当然、てめえの福利厚生もてめえでやらねばならぬさだめ。
というわけで、手始めにカレーを食べてきた。
エビデンスなど知ったことではないが、少なくとも私のメンタルにはネパール人が作る謎の甘口カレーが効く。
たぶん、甘口の解釈が違うのだ。
スパイスの強さはそのままに、明らかに砂糖の甘さを感じる。
そう、これは食事であってスイーツでもある。
そういうことじゃない、と思いながら、気づけば何十年も食べ続けている。

カレーは美味しかった。
どん底の気分で食べても美味しいものは、生涯の友としたい。せっせと通おう。
しかし特に気持ちは上向かなかったので、全力でふて腐れることにした。
こういうことは、中途半端にやると引きずる。
旅に出ます。
言うて猫おるから一泊やけど。