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ベトナムで交通事故に遭う②

事故に遭った当日、自分の部屋に戻ってからは、ひたすらRICE応急処置を行いました。RICE応急処置とは、Rest(安静)・Icing(冷却)・ Compression(圧迫)・Elevation(挙上)のことを言います。つまり、枕に足を載せて、足には氷を載せて、ベッドに横になっていました。

中高で、陸上とサッカーをやっていたため、ケガをしまくっていて、その対処にも慣れていたのが、こんなところで役に立ちました。

足が痛いのと同じくらい、事故に遭ったこと自体がショック精神的ダメージもありました。

そして、こんなにボロボロになってても、蚊には関係ないんです。むしろ格好の獲物。蚊取り線香あるのに4カ所もさされました。「泣きっ面に蜂」とはまさにこのこと。

こんなときに身に染みるのは、やはり自分を気にかけてくれる周りの存在でした。こっちで仲良くなった、インドネシア人の友達は、事故の話を聞いてサロンパスを買ってきてくれました。指導教官は食べ物を心配してくれます。そして、オランダにいる私の彼は、私にぶつかってきた信号無視の男に対して私よりも怒ってくれました。

今までの素敵な人たちとの出会いに感謝。いま生きていることに感謝。健康で丈夫な体に育ててくれた両親に感謝。当たり前に思っているからそのありがたみに気づかない。でも、一瞬でなくなってしまうかもしれない。動けなくて、忙しくしている時間が減った分、こんなこと考えてます。実は、こういうことを考える時間は意外と貴重なのかもしれない。

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