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イケニャンが個性的でちょっとワイルドなイケニャンになった日

今日も左のひげ袋ωの件が進展したので、前回からのつづきになります。

愛猫ネオの左のひげ袋ωが薄皮一枚でぶら下がってから2日目。やっぱり自然にはとれない。私が引っ張ればとれるのかもしれないけれど、ネオはイヤな顔をしてニャニャニャニャ言って逃げるし、私自身も怖い。

食後に舌でお口まわりを舐めるとひげ袋ωに触れるし、手で顔を洗っても手が触れるから、それに反応してネオがまたニャニャニャニャ言う。ひげ袋ωがひっくり返ってそこから少し生えているヒゲがお口の中に入っているみたいで、違和感があってそれでまた反応する。

ネオはもちろん、それをヒヤヒヤしながら見ている私も相当なストレスなので、やっぱり病院でとってもらおうと思い、病院に行ってきた。

先生がネオの状態をじっくり見たあと「本当に薄皮一枚。これなら出血しなさそうだし、とりましょう」と言ってくれた。

そしてよく切れそうなハサミを持ってきて、さあやるぞー!って感じで。ネオは助手の先生にがっつり捕まえられて、そして私は痛そうで見れなかったので少し離れたところで「ネオ頑張れー!」と声をあげた。

それはチャチャッと終わった。ネオは唸りもしないし鳴きもしないし暴れもしなかった。そう、ネオは比較的おとなしく診察台の上にいるいい子ちゃんである。いや、美人な先生だからかな。笑。

「いい子だねー、よく頑張ったー!」って褒めまくった。ネオもスッキリした顔をしていた。心臓はバクバクしていたけどね。

私の大好きなぷっくりしたネオのひげ袋ωが診察台にぽろっと転がっていて、寂しくもあったけど、スッキリしたネオの表情を見たら、とれてよかったなーって心から思えた。

「これ、持ってかえっていいですか?変な趣味はないですよ。」と言ったら先生たちに笑われた。「これもネオちゃんの一部ですもんね。もちろんいいですよ。」と小さなジップロックにコットンと一緒に入れてくださった。なんか可愛かった。笑。

それがコレ。

ネオの左のひげ袋ω

ひげ袋ωがなくなったネオの写真は、まだ載せる勇気がない。いつか気が向いたら載せてみるかもだけど。

お口の中を見てみると、思いのほか汚くない感じがした。それは先生も同じ考えだったらしく、歯周病ってもっとお口の中がグチャグチャだし、奥歯が多いらしくて、正直、どうしてこうなったかはわからないのだそうだ。

ひとつ私が心配だったのは扁平上皮癌だ。その可能性はありますか?と聞いたら、なくはないけど、これまで診てきた経験上、扁平上皮癌のそれとは違うらしい。ただ、先生も全ての癌を診てきたわけではないから、何か他の癌かもしれないし、免疫力が低下してお口の中に菌が入っただけかもしれないしとのこと。

お口の中の組織を採って大学病院とかで調べればわかるのかもだけど、別に調べるつもりはない。調べたところでネオのとれてしまったひげ袋ωは戻ってこないもんね。

幸いなことに傷口はわりと綺麗みたいで、しばらくは抗菌剤がかかせないけど、その後の様子で抗菌剤をやめたりするらしい。

お口がスッキリしたことによって、腎臓病の数値は変わらないかもだけど、ネオ自身の体調は良くなるかもしれない。もしかしたら数ヶ月前くらいから、ネオだけにしかわからないお口の中の不調を感じていて、徐々に食べれなくなったのかもしれないですね。と言われて、ネオの見た目は痛々しく変わってしまったけれど、少しでも辛さが取り除けるのであればいいやーって思えた。いつかきてしまうその日までを穏やかに過ごしてほしいものだ。

2021.7.12のネオ
この可愛らしいお口まわりが
すっかり変わってしまったけれど
ネオはネオなのだ

2021年11月30日。
愛してやまない我が家の愛猫ネオは、イケニャンから個性的でちょっとワイルドな猫になった。


今日のネオ

左のひげ袋ωがとれてスッキリした様子。やれなくなってしまったことができたりと少し調子が上向きだ。


今日イチ聴きたい音楽

ずっとふたりでいれたら そうさ涙も痛みも
きっと半分にできる ここから始めよう明日へ


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