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漫画レビュー「火葬場で働く僕の日常」

こんばんは。Mickey★です。
AmazonPrimeで出てきたので、ポチっと押して読んでいたのですが、今まで不思議だったことが、この漫画を読んで、腑に落ちました。

この漫画をオススメしたい人


1.未知なものを知ることが好きな人
2.死に関心がある人
3.ホラーが好きな人

この漫画のあらすじ

「火葬場職員は人生の締めくくりをしてあげられるすばらしい仕事」と熱い気持ちを抱き火葬場の門を叩いた下駄華緒。
希望通り、火葬場職員になった下駄であったが、火葬場では日々壮絶な出来事が待ち受けていた。
火葬炉の火の中で動き出すご遺体、火葬中に破裂したご遺体の骨片や肉片による怪我、ずっしり重く豆腐のような状態で棺に収められた水死したご遺体等。
個性あふれる同僚職員たちと様々な業務を通し、一人前の火葬場職員になるまでの日々が描く


30年後に知った事実

小学校4年生の時に祖父が亡くなり、火葬場に行った時に職員の人が様々な骨の中から喉仏を探し当てていたのが、印象に残っていたのですが、遺体を焼く時に焼き加減を人が調整していると思わず、この漫画を読んで衝撃を受けました。
確かに骨の強度によっては、粉々になってしまうものや骨が多く残ってしまうこともあるとは思っていましたが、あの重厚な鉄の壁の向こうで人が小窓から遺体の焼き加減を確認していたのかと思うと、そのような仕事をしている人の存在を知らずに申し訳ないなという気持ちになりました。
病院や葬儀屋のように自分の目に見えている人は想像がついたものの、見えていないところで働いている人が居ることを知ると、自分の見ている世界がいかに狭いかを痛感させられました。
出来の良い焼きは、黒いすすが残っていない白い骨とのことですが、かなり大きな骨を二人でお骨に入れたことが思い出されました。
全然、知らなかったのですが、関東は遺骨を全部納骨するのに対して、関西は部分的に納骨をするそうです。てっきり全部の骨を納骨すると思っていたので、遺された骨は廃棄されるのかと考えると、複雑な心境になります。
表紙の絵柄からすると、平和な感じに見えますが、しょっぱなから体から血が吹き出している等の・・・グロテスクな描写もあるので、苦手な人は苦手だと思います。


因みに読後感は、何とも言えず・・・複雑な気持ちになるので、心に余裕がある時に読むことをオススメします。


ここまで読んでいただき、ありがとうございます!
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