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希望をつなぐ年

大学のゼミから毎年来ていたOG/OB会の連絡が来なくなったが、ゼミも2年連続でオンラインだとするとそもそも関係構築その他がかなり希薄になってるような気がする。俺なら仲良くもないゼミ友達と先生のために何やら面倒そうなOB会など企画したくもない。気持ちはよくわかる。


フルオンラインという形式は企業ではこの10月頃から徐々に緩和され、通勤も増えてきているようだが学生にそれが適用されるのはもう少し先なのかもしれないし、仮に対面したところでこの1年半で失われた何かは戻らない。なぜならこの2年の狂想曲は破壊の物語ではなく虚無の物語であるからだ。


つくづく感じたのは、フルオンラインでは10の関係を10のままで維持するのはとても簡単だし勉強するという一方向性のコミュニケーションはとてもハードルが下がった。フルオンラインでできないのは0の関係を1にすることと10の関係を15にすることだ。オンラインとは冷凍庫のように時を止めるが、決して温かい料理を保証しない。少なくとも私は、自分の心にある壁を突破できない。


おそらく来年前半にちょっと波がありつつ、よほど凶暴な変異をしなければこの狂想曲は終演に向かうと少なくとも私は思っている。そこに向けた準備を弊社も日本社会もし始めているし、気の早い海外諸国はもう実践している。それは対面の段階的復活であり、冬から春に向けた営みである。リスクは正しくリスク評価をして経済に軸足をおいた活動をしていくのがとても大切なことのように思われる。ブースター接種早くしたい。


春とは希望の言い換えでもある。春になることで失われる、後退するものもあるかもしれないが我々は2年間の引きこもり生活に順応したとは到底言い切れない。やはり対面を程度の差こそあれど求めるものなのだということがわかってしまったように思う。そして春がきたのに失われたものの前で立ち尽くすことも覚悟しなければならない。


私も公私共に初めてのことが多い1年だった。失敗も多かったし、現在進行系で失敗し続けていることもある。一番焦りを感じていることもある。冬の寒さには耐性がある方だとも思っていたがそれでもなお春を待ち望む一人だ。孤独に寂しさを感じているからではなく、自分自身の仕事のステップアップのために環境が整うのを待っていると言ったほうが良いかもしれない


来年はまた、環境が激変する年だ。そこに向けて準備をしつつ、世間の大きな変化にも備えていこう。一年間、お疲れ様でした。そして来年もまたよろしくおねがいします、良いお年を
トップに今年食べて最も感動したラーメンの画像を貼ったので、終わりには今年食べた中で最も健康的にバランスが取れた食事(社会性フィルター込み)を貼り付けることにする


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