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かえれ〜オフィスに〜かえ〜れよ〜

こんにちは。リモートワークとオフィスワークの議論が盛んですね。いきなり逸れますがお盛んですね、とおをつけるだけで全然印象が変わりますね。

最近でも米ディズニーが週4日勤務にしたりテック系企業でもみんな大好きイーロン・マスクが率いるTwitterはリモートワーク原則禁止にしたりとオフィスワークへの回帰が進んでおります。これだけは言っておきたいのですがオフィスにこさせるなら本社トイレットペーパーくらいは補充したれよイーロン。

オフィスワークとリモートワークのメリット・デメリットはもうトレンドブログを始め書き尽くされていると思いますので、個人的に企画職からみたオフィスワークとリモートワークへの所感です。現時点で筆者は7割リモートワーク、2割オフィスワーク1割はティーポットに戻しています。英国紳士の嗜みです。

■オフィスワークに戻ることはやむを得ない

まずはこれです、この流れはもう止まらないでしょう。とはいえ19年に戻るわけでなく、圧倒的に進化したリモートツールを用いたハイブリッドが進みます。もう会議の電話番号入力とはほぼおさらばだ!

なぜか。オフィス勤務の方が企画は圧倒的にやりやすいんですよ。

例えば他部門のちょっと話したことはあるけど上の役職の人に、お互いの間に落ちてる仕事の進め方を聞いときたいとかなったとき、リモートだとチャットで話しかけて通話、という過程がコミュニケーションコストがかかります。リモートは立地の壁は超えてくれるけど人間関係の壁は少し厚めになります。

それがオフィスだとちょっと見かけたのでコーヒー飲みつつ相談、ついでになんか周辺情報とか今その人が苦労してることとか掘り出しつつ自分もフランクに話して笑顔で解散、コミュニケーションコストはかかりますがお互いの利害が絡む案件では軟着陸度が圧倒的に違います。ちょっとした業務のイベントの感想を言い合ったりとか、メールに書くほどではないがちょっとした改善点を聞いたりとか対面だとやりやすいですね。

会社って組織なので、組織って人の集まりだから感情マネジメントは特に一定以上の役職ではとても重要で、総論賛成各論反対にならないように各論部分の感情の逆剥けを防止しないといけないんですね。

あと、横のつながりを広く持つのも大事です。顔はしってるけど何やってるか知らない人が何やってるのかを聞くチャンス、不確実性の出会いが生み出す化学反応は確実にあります。少なくとも本社やでかい支店ではこの流れは止まらないでしょう。

■リモートワークにもいいところあるよね

そうですね、通勤省略以外にも個人作業がはかどるとか邪魔されないとか家事育児へのコミットが上がるとかはすでに言われつくされています。

ただ最近の経営層の視点として個人作業が、パフォーマンスがほんまにあがっとるんか?は問われているという状況ですね。たぶん管理職が在宅勤務だと管理できないからどうのではなく、人間の行動特性として周囲の目がないとだらける、みたいなのが影響してる気はします。何してるかわからんけどなんとなく偉い人、昔いたじゃないですか。それが今や何してるかわからんけどみんな見えない、みたいな状況で成果物で判定するしかない。俺は生産性を問われてるし今年は生産性向上マストなのに、的な状況もあるでしょうね。あとは実際、思うほどに最後の踏ん張りがきいてない感じを経営者は感じてるんでしょうね。日々の売上のRun rateがそのまま行ってしまうみたいな


■とはいえ在宅勤務って全体の3割くらいしか使ってないらしいよ

体力労働対頭脳労働でいうと妥当な比率な気もしますが、3割を2割、1割にしていく感じですね。感染症の大義名分も消えたし、景気後退もあるから経営層が在宅勤務を推奨する根拠は少なくともほぼなくなった感じ。ゼロにはならないでしょうが、週2日だった出勤日が3日になり、4日になりという感じになってくと思います。

だからといって家事育児ある人も別に憂鬱になる必要はあまりないし私も前向きですよ、という話を最後にします。


■組織人の戦闘力について

日本人が愛してやまないTwitterでも社会人の戦闘力についてよく議論がありますが、メイントピックは若手の労働時間をもっと長くしないとやばい、というのに尽きてる気がします。孫悟飯を見てるピッコロさん視点ですね。


でもピッコロさんも修行必要なんですよね、しかもみなさんはお手軽に神コロ様になれる血筋はないわけです。おまけに時間は平等だとamazarashiも言うてますので、平等ほど残酷なこともなく精神と時の部屋もない中で戦闘力を上げていかないと管理職レベルのベジータは追い返せても役員クラスのギニュー特戦隊や年収3000万のフリーザ様は倒せないわけです。ピッコロさんナメック星行ってないけど


おまけにコロナ禍で痛感しましたが、守るものができると弱くなるんですよね。斎藤一は大正解なわけです。家事育児のアビリティを順調に獲得している私ですが、本来組織人で得ていたはずの新たな社内関係、人脈、顧客との関係などは得られていないのに加えてモチベーションも不安定になっており、ほんとにこれまでの過重労働に戻れるのか?という問いかけをした昭和60年代近辺生まれの方は多いのではないでしょうか。n=1ですが私はそうです。

そのモチベーション不安が果たして湯溜まりの湯が枯れ果てるような必然なのか、それともジャングルの奥地に取材班が向かえば回復するたぐいのものなのか、見極めるタイミングとして今回のオフィス回帰を捉えております。


社会を渡り歩くなかで器用でない皆様へ、頑張りましょう。私も頑張ります。


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