「昔は黄色にも感動したのに。感動せぇへんかった？」
と、51歳の夫が言ったので、黄色って？
色の事ですか。ひまわりとかバナナとかの。
さすが、感受性の鬼。。とたじろぐ。
その感受性の鬼が悲しんでいる。

この頃、いろんなことに対して感動が薄れて
きているらしい。

好きだったものも前ほどすきではなくなった。
美しいと思ってたものにも、そんなに感激
しなくなった。
とからしい。
私はまだ45だから、その変化はまだそんなに感じないけど。
歳とともにそんなふうになるのなら悲しいネ。

そんなとき
SHERBETSの「知らない道」
をYouTubeで見つけた。
元ブランキージェットシティの、浅井健一の
バンドらしい。メンバー皆、割と歳がいっていて、アダルトなかっこいい皆さんである。
で、わりかし曲調が暗い。

今まであんなに
好きだったことが、いまはそうでもない。

という歌詞の内容だ。

何かを失ってしまったのか。
何かを無くしたっていうことか。

と繰り返し悲しんだあと、
まてまて、だけど、はるかに暖かい何かに
気付いたってことなんじゃない？
と続く。

そのあとの
「オーケーそっちにするわ」
が最高すぎて「ひゃいー！」と変な声が
でてしまった。
続けて
「オーケーそっちがいいわ」
「それを信じるわ」

ここで、みうらじゅんがこんなようなことを
言っていたことを思い出した。

「なにかマイナスな部分を感じた時に
　「そこがいいんじゃない！」と即思うことが
　重要。間髪入れずに。」

オーケーつながったわ。
私は人生の中で、みうらじゅんが通り過ぎたときは必ず立ち止まることにしている。
どんなに忙しいときも。

わたしもこの先、日常的に
「オーケーそっちにするわ」
を使っていくことにする。
かっこよく。
菓子パン選びに迷った時も使えそうだ。

SHERBETS。
おとなにしか作れない歌を作る方たち。
かっこいい。
サンシャイン。エナジーは無限。