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ヒヨータイコーカ

ヒヨータイコーカ、という言葉を、よく
耳にするようになったな、と思う。

専門家ならず一般の人までも使い始めたのは
何年くらい前からなのか。 
少なくとも、昭和の時代には
日常では聞いたことのない言葉だった。

なにかヒヨータイというものの効果のこと
なのはわかる。
ヒヨータイってなんだろう。と思っていた。

先日、これは漢字で書くと
「費用対効果」
とであると知った。なるほど。
ヒヨー タイ コーカ
だったんやね。
要するに、コストパフォーマンスのことね。

コスパが悪い。タイパが悪い。みんなゆう。

少しでも効率よく、無駄なくなんでも
やりたい。
これだけお金をかけたのだから。
時間もかけたのだし。
これくらいの効果、結果はいただきたい。
という感じかな。わからないけど。

で、直感的に、この費用対効果という言葉、

なんか、嫌。

と思ってしまった。
なんだかなあ、と思う。
時間や金をかけたのに、何も得られないことは
そんなにいやか。
ムダはいやか。

今の若い子、という言い方はあまりしたく
ないが、子供たち、テレビやドラマを集中して
観られ無くなってきている気がする。
ていうかテレビ観ない。
テレビに拘束される時間が無駄に感じてしまうのかな。

観たい場面ばかりを細切れに切り売りしたものを、いつでもスマホで見られるなら、
そっちを選んでしまうか。

ドラマも、二倍速で見たり、好きな時間に、
傍らにスマホで好きな動画を観ながらの
ながら見。
忙しそうだな。
日常の中で、テレビとの付き合い方は
昔ととても変わってしまった、と感じる。

この細切れスピード現象が、これから生きて
いく上で、なんらかの良くない影響につながるのでははないか、とちょっと心配だ。
忍耐、とか根性、とかでっしゃろか。
はい。昭和の中年女です。すみません。

費用対効果の逆の言葉ってなんだろう。
「すてきなMUDA」
ていう感じかな。
私はそっちのほうがだんぜん、すきだが。

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