こんにちは、朱子（みこ）です。
夏になって、ふと昔のことを思い出したので書いてみます。

現時点では仏教徒で、実家は浄土真宗だけど
定期的に日蓮宗のお寺に参拝しています。
浄土真宗のお坊さんの歌うようなお経も好きだし、
日蓮宗の激しいお経も大好きです。笑

そんな我が家ですが、20年ほど前は
とある新興宗教にわたしの母が入ってました。
なので、長女のわたしも弟二人も自動的に入信することに。

幸いなことに（？）かなり特殊な経験をしたとか、
高い壺を買わされたとかパンチの効いた思い出はないんですけど
ちょっと特殊な経験はしたのかなと思っています。

めちゃくちゃカルトな宗教でもなかったけど
でも少し、オカルトというかスピリチュアルというか。
やっぱり盲信的な信者さんはいたし
悪いことがあれば〇〇が足りない
ご先祖様の供養や何やかんや足りないと言われてた、、と
母が言ってました。

でも、本当に奇跡に近いこともあったりで
ある意味貴重な経験を幼少期にできたのかなぁと思っています。

今はその宗教から家族全員脱会してます。
でも悪い宗教だとは思わないです。

その宗教はずばり
手をかざして人を救おうという会でした。
（わかる人にはこれだけでわかる）

知らない人からしたら何がなにやらって感じですよね。

そこの信者になったら研修を受けて、とあるペンダントを頂いたら
そのペンダントを通じで神様のパワーが手から出てきて
体の不調が治る、という趣旨だったと思う。
（20年前の話だから、うろ覚えなのは許して欲しい）

あと、手かざしすることで除霊？的なこともできたのかな。
自分の気を使ってやるものではないから
必ずそのペンダントをつけた状態で手かざしを行います。

なんでその宗教に入ることになったのかというと
わたしの心臓に穴が開いたりする病気だとか
弟が難病になったりだとか色々重なった母がそこの信者さんに
勧誘を受けたことがきっかけでした。

実際にその手かざしを受けた母はこれは本物だ、、！と思って
入会。

その手かざしを母からもその宗教の信者さんたちからも
継続的に受けていました。
その後、関東から九州に引っ越したわたしは
病院も先生も変わったので再検査。
新しい先生から
「（心臓に穴が空いてたなんて）何かの間違いでしょ。穴が空いてる子ならもっと顔色が悪いよ」と言われたことを覚えてる。

弟は体調をいつも崩している子で、てんかん持ちと診断されたり
頭に水が溜まっていると病院の先生から言われていたけど
それも手かざしを受けることで消えていました。

もし、この宗教に出会ってなければ
わたしも弟もどうなっていたのかな、とは思う。

某学会のようにお布施をとにかくたくさんしなきゃいけないとか
霊感商法で高いものを買わされるとかそんなことは全くなくて
とにかく寝ても覚めても手かざしが大事！な宗教でした。

わたしが嫌だったのは
その手かざしを受けるときやその宗教のイベントがあるときに
正座を長時間しなければいけなかったこと
（足が痺れて本当に嫌だった。。）

それと母親から半ば強制的に〇〇隊という団体に
加入させられたこと。
その〇〇隊は宗教施設に定期的に合宿のような形で寝泊まりして
寝ても覚めても手かざし！地域への奉仕活動！
右向け右！左向け左！という集団行動を近所の公園で延々とやらされたりしてました。

毎年憂鬱だったのは夏休み。
8月後半に九州各地から200～300名ほど〇〇隊が集まって
２泊３日くらいキャンプ場で合宿のようなものが開催されていました。
初めて出会った同年代の子たちがランダムで組み分けされて
寝ても覚めても手かざし！
炎天下の中で集団行動を延々とやらされてました。

集団行動にプラスして
その神様の名前を叫び続けたり、お経のようなものを延々と読み続けたり
修行のようなものでした。

何がきついって２泊３日の間、お風呂に入れないのよ。
初めて会った子たちと狭いテントの中で寝袋で寝起き。
そしてごはんは乾パンとか缶詰。
数年後からはんごうでご飯を炊いたり、カレー作ったりできるようになったけど。

当時は小学生だったからスマホはおろか、携帯電話も持ってないし
とにかくきつい合宿だったので大嫌いでした。

なんでそんな修行のようなことをしているのか。
災害が起きたときに〇〇隊が手かざしで人を救うとか
そんなことを言ってた気がする。（うろ覚え）

母がそこまで熱心な信者ではなかったことが救いだったけど
〇〇隊はその宗教の中でもエリートというか信心深い人が入る感じで
厳しい人も多かったし、まだ小学生でよくわかってないわたしは
とにかく嫌だったのを覚えてます。

その〇〇隊は大人もいたけど、訓練のようなことをするのは
圧倒的に小～中学生が多かったような気がします。

というか、その〇〇隊に入る子たちはみんな宗教２世だったんだよなぁ。

今回はこの辺で。