カタカムナウタイ〜ことだまキールタン

「はじめて、日本語って美しい、と思えた」

1月29日、上野原のギャラリーのどかで開催した「おかえりなさい〜魂の庭へ」チャンティングサークルのご参加者の方からこんな言葉をいただきました。

キールタンといえば、サンクスリット語のマントラがお馴染みですが、今回は、天津祝詞、カタカムナウタイ、きみがよ、と言った、日本の言霊を中心に響きを感じてゆきました。

3年3カ月ぶりに帰国したホームで、日本のみなさんと歌いたかったのは、やはり、わたしたち自身の言霊でした。

「これまで、英語やサンスクリット語の方がしっくりきて、日本語とはあまり縁を感じられなかった」と、セッションの終わりに伝えてくれたのは、Maminaさん。

実は、わたしもそうでした。
海外に出て、オーストラリアという異国で暮らして、はじめて和の国のことば、言霊の力に気づきはじめたわけです。

それは、ちょうど、外に出て、距離をとってみて、はじめてカメラのピントが合うように。

今回、みんなで歌った、カタカムナウタイは、12,000年以上の歴史があると伝えられています。
わたしは、ホツマ文字で書かれた、あわうたよりも遥かに古い歌だと推測しています(あくまで仮説ですが、文字そのものが示すエレメントから)。

カタカムナ文字は、見ればおわかりいただけますが、惑星の自転、好転、太陽系、または宇宙の動き、さらにはミクロの視点から見ると、DNAや細胞の動きを2次元に表したものととらえることができるでしょう。

※実際に音を見てみると、第5首、マワリテメグルは、
マワリ=自転
メグル=公転
と解釈されます。

ちなみに、わたしは、Yogaのプラクティスとして、マントラ(言霊)を学ぶさい、なによりも、歌いながら、自身の意識と暮らしが実際にどのように変化してゆくのかを丁寧に見つめることをたいせつにしているのですが、
(発音を習っただけでは、「地図を渡された」までですから、実際に歩んでみなくては、それがほんとうはなんなのか?は永遠につかめません)

そして、このカタカムナウタイの響きから受け取っているのは、なにより、
「自分の意識=自分の世界」ということ。
これは逆にいえば、自分が住んでいる世界は、100%自分の意識の反映でつくられている、ということ。

英語では、Inside Out(インサイド・アウト)と言いますが、カタカムナウタイを日々、歌っていると、ほんとうに、内なる世界と外側の現実が鏡写しのように共鳴しあって創造されているのだ、ということが感覚としてわかってきます。

このことは、わたし自身に、みずからの幸せに対して100%の自由と責任があるのだ、ということを教えてくれます。(それこそナノレヴェルからマクロのレヴェルで。笑)

マワリ=意識状態が現実として立ち現れる
メグル=その現実に対する感情(意識)が次の現実を生み出す

という、意識と三次元レヴェルの環境が形成される仕組み(サイクル)を表している、とも訳すことができるのです。

最近では、量子力学の視点からカタカムナウタイを研究、翻訳されている先生もいらっしゃり、たいへん興味深いですね(というかmake sence、納得)!

さて、もう一歩踏み込んだことを言ってしまうと(ドキドキ)、

わたし自身は、カタカムナの言葉というのは、「日本語」ですらない、と思っています。
なぜならば、12,000年前といえば、大陸のかたちや(おそらく)地球を形成するエレメント(要素)そのものが今とは(だいぶ)違っていたでしょう。

そこには、現在のわたしたちが定義する国や日本、アメリカ、インドといった概念そのものが存在しないはずです。
ーーーわたしには、アトランティスやレムリアといったより壮大な次元や世界観までもを感じることができます。。

では、なにが素晴らしいのか、って、
今、日本人として生きるわたしたちが、まだ、「その響きを言霊として自身の内に持っている」ということ。

例えば、英語というのは、実利的な取引きや交渉のために三次元レヴェルで人間のマインドが構築した言語システムです。
(言語体系を樹木に喩えるのなら、枝葉の方)
一方、日本語(サンスクリットもそれに近い)は、樹木でいえば、根幹に当たるところ。人間のマインドが介入する前の宇宙の真理そのものがサウンド化した(ものに近い)言語だといえるのです。

例えば、完全に歌詞として理解することはできなくても、カタカムナに出てくる

ヒビキ
ウツシマツル
カタチサキ
ハジマリ
などというフレーズは、感覚として、今の私たちの言語能力でもどんな状態を表現しているのかが、わかるでしょう。

わたし達は、いったい、どこから来て、どこへ行くのでしょう?

当日、ご参加なさったみなさんはもちろん、来られなかったみなさんも、どうか、この動画を通して、カタカムナウタイの響きを感じてみてください。

https://youtu.be/PmFYZybP0Io

意味を超え、音と響きそのものに古代の叡智が宿ったこちらの歌は、聴いたり、一緒に歌ったりすることで、ご自身の魂の故郷へ還るためのパスワードとなるでしょう。

ぜひ、日々の瞑想やキールタンの練習として、お楽しみいただけたら幸いです。

ガイド:micosundari
タブラ・バーンスリ:寺原太郎
主宰:Tomoko Uno, Aloha Mahalo
会場:ギャラリーのどか(上野原)

また、今日から、向こう3週間にかけて、毎週木曜日の朝、当日歌った言霊キールタンの動画を一曲ずつ、アップしてまいります。

インスタグラムでのリールやストーリーズを使って、オンタイムにお知らせしてまいります。ぜひ、フォローしてみてくださいね。

https://www.instagram.com/mico.sundari/
地球のあちこちでつながりあい、響き逢ってまいりましょう。

Mico Sundari

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