イタリア ローマから日帰りで行ける村、チヴィタ ディ バーニョレージョ。

ジブリアニメのモデルになったとも噂があるこの街は、ローマから電車とバスを乗り継いで2時間ほどの小高い丘の上にあります。

そのまわりはまるで大きな手でえぐり取られたかのように深く遠く、まさに陸の孤島。

対岸のこちら側からは長くて狭い橋が1本かかっていて、街への入り口はこれだけです。

↑街側から見下ろした橋。300mあるらしい。

空中を進むように橋を渡り、古代起源の門をくぐると、そこはまるでタイムスリップしたかのように、静かでこじんまりとした石造りの街並みが広がっていました。

この街は、古代ローマ人よりもはるかに昔、紀元前に高度な技術を持っていたと言われているエトルリア人が作ったそう。

地震が多く、また周りはもろい岩であるため雨風による浸食が進み、今のように切り立った姿になった、そしてそれは今も進んでいる ー ここが「死にゆく街」と言われる所以なんだとか。

30分もあれば見てまわれるほどの街の小さなレストランで食事をしていたら、お店のおじさんが、以前飯島直子が撮影に来たぞ、と写真を見せてくれました（笑）

今なら綾瀬はるかかな？(確か「ホタルの光」の映画でチヴィタが登場したはず)

死にゆく小さな天空の街。

唯一無二の街並み、景色がそこには広がっていました。

ここチヴィタまでのバスの乗り場でもあるオルヴィエートも、世界一美しい丘上都市と言われるだけあってステキな街でした！

※私は2009年に行ったのですが、その後チヴィタ保存のため入場料がかかるようになったみたいです。