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新規プロダクト「ミコミー」事業部長の大里が語る!PMF前のプロダクトに関わる醍醐味

こんにちは!Micoworksの採用チームです。
今回は2022年11月に当社にジョインしたミコミー事業部 事業部長を務める大里紀雄(おおさと のりお)にインタビューを実施。
ミコミーを立ち上げた背景や今後の展望、今このタイミングでミコミーに関わる面白さについて話を伺いました。

大里紀雄(おおさと のりお) 
ミコミー事業部 事業部長
大手Web制作会社にてチーフデータアナリストとして、DMPの構築および活用支援、広告運用の業務に従事。マルケトではシニアビジネスコンサルタントとして業種業界を問わず、大手企業から中小企業まで、MAツールの導入や戦略構築支援を行う。 その後、複数の事業会社で大規模カンファレンスの企画運営や、オウンドメディアの構築などのマネジメント、アジアパシフィック地域のマーケティング戦略立案や広報活動など幅広い業務を経験。2022年11月にMicoworksへ入社。

新プロダクト「ミコミー」とは

忙しい個人飲食店のために。リピーター獲得をサポートするサービス「ミコミー」

ー 現在の業務内容について教えてください。

入社当初はビジネスマーケティング部のDirectorを担当していましたが、2023年11月からミコミーの事業部長に就任しました。
業務内容としては、ミコミーの事業部長として、主にチームのマネジメント業務とお客様の課題やニーズの分析などを行っています。
ミコミーは立ち上がったばかりのサービスで、チームとしては小規模であるため、クライアントとの打ち合わせや問い合わせ対応など、一部実務も担っています。

ー 「ミコミー」を立ち上げた背景について教えてください。

当社は「Empower every brand for the better future」をミッションに掲げています。先行して提供していた主力サービスのMicoCloudは主にエンタープライズ企業を中心としたプロダクトとなっています。
ミッションを考えたとき、MicoCloudだけでは“地球上の全てのブランド”の方々にサービスを届けることができません。
そこで、経営チームが中心となり今後の事業戦略を練っていく中で、大手企業だけでなく個人で事業を営む方々にも使ってもらえるプロダクトとしてミコミーを立ち上げることが決まりました。

ー 「ミコミー」とはどのようなサービスですか?

ミコミーは2023年5月にリリースした個人飲食店向けのLINEマーケティングツールです。
月額4,980円から利用でき、スマートフォンがあれば操作可能です。お客様の性別や年齢に合わせたメッセージの配信、リピーターの方への特典やクーポンの発行などを、適切なタイミングで自動で行うことができます。

具体的な機能としては、デジタル会員証の発行、来店ポイントの自動付与、クーポンなど会員特典の設定、来店のお礼メッセージ作成、会員データの可視化・分析などがあります。

なお、お客様がこれらの機能の設定や操作をする必要はほとんどありません。会員証も自動発行されますし、特典の付与やメッセージの送付も自動で行われます。


ー 日々の業務で忙しい飲食店の方にとって非常に心強いサービスですね。

大手チェーンの飲食店では、広報やマーケティングなどの専門部署があり、LINE公式アカウントの運用や集客などにリソースを割くことができます。しかし、個人経営の飲食店となると、仕込みや接客、在庫管理、集客などをオーナー様が1人で切り盛りされていることも少なくありません。
このような背景から、仕事のちょっとした合間で簡単に操作できる、使いやすいUIを心がけています。また、機能も必要なものだけに厳選するようにしています。

ー 導入前・導入後のサポートはありますか?

はい。当社では導入サポートを実施しています。「セットアップ」「オンボーディング」「アダプション」の3つのチームがミコミーの導入をサポートします。
セットアップチームでは、主にLINE公式アカウントの立ち上げにおける諸手続きのサポートを行います。具体的には、本人確認の書類、クレジットカード情報の登録などの申請業務です。

LINE公式アカウントが開設できたら、オンボーディングチームがキックオフミーティングを設定し、お客様のニーズや課題のヒアリング、ミコミーの利用方法の説明などを行います。その後、ご利用に慣れていただくまでの1〜2ヶ月間、伴走支援を行います。

最後のアダプションチームは利用頻度が少なくなっているお客様や、まだまだ活動余地がありそうなお客様にヒアリングを行い、契約更新を促進する役割を担います。

▽導入事例


ミコミー事業部のカルチャー

徹底的な顧客目線をもつために、現場の最前線に足を運ぶ

ー 組織体制について教えてください。

現在、ミコミー事業部は全体で10名ほど在籍しています。BizDev、カスタマーサクセス、パートナーセールス、PdM、UI/UXデザイナーで構成されています。※エンジニアチームを除く

ー プロダクト開発はどのように進めていますか?

CSがお客様からヒアリングした要望や機能に関するフィードバックを、PdMやUI/UXエンジニアに連携。PdMやUI/UXエンジニアは新機能考案や機能改善、開発する優先順位の意思決定を行います。
その後、マニラの開発拠点にいるエンジニアと連携しながら、設計、開発を進めます。

ー お客様が抱える課題の解像度を上げるために、日々行っていることがあれば教えてください。

ミコミー事業部のメンバーがお客様のお店へ足を運んで、LINE友だち用のポップが設置されているか、LINE友だち登録の声かけがされているか、注文のタイミング・注文方法などをレポートにまとめてチーム内でシェアするようにしています。

我々が大切にしているバリューの1つ「WOW THE CUSTOMER」に通ずる部分でもありますが、なるべくお客様と同じ視点に立つには、やはり現場を知るほかありません。

よくお客様から「うちの業界は特殊なんだよね」といわれる機会がありますが、ミコミーに関わり始めた初期は、あまりイメージが湧きませんでした。そこで、ユーザーヒアリングの一環としてカフェやラーメン店、パン屋さんなどで仕事を体験することで、確かにそれぞれの飲食店で特殊性があるなと実感しました。
アルバイト代は頂かずボランティアとして仕事を体験させて頂きました。

大里がお客様理解のために飲食店で仕事体験をさせていただいた時の様子

例えば、パン屋さん。パンは賞味期限がある食べ物であるため、その日のはけ具合を見ながら製造するんです。時間や在庫の状況だけでなく天候から客足を予想して、焼くパンの量を計算する精密な世界なんですね。頭で理解するだけでなく、腹落ちするレベルで理解するには、実際に現場で仕事を体験してみなければわからなかったと思います。

お客様の商品をユーザーとして購入し、理解を深めることも


今後の「ミコミー」の展望

チーム一丸となって、お客様のニーズや課題を掘り下げる経験ができるフェーズ

ー 今後の展望を教えてもらえますか?

ミコミーはリピーターを増やすLINEマーケティングツールですが、今後はテーブルオーダーやGoogleビジネスプロフィール(GBP)や、空席管理サービスなど新規集客のサービスとの連携も予定しています。

そのほかにもPOSデータと連携することで、決済金額に応じたポイントの付与や成約率の精密な計測が可能となります。

当面は、飲食店の領域における特化型サービスとして進めていきます。中長期的には、クリニック、エステサロン、スポーツジムなど他業種への展開も考えています。

ー 今このタイミングでミコミーに関わる面白さとは?

ミコミーは立ち上がったばかりのプロダクトで、私含め全員が「お客様が求めていることは何か」「お客様にどうやって価値提供をすれば良いのか」を泥臭く探索をしています。このフェーズからジョインするのは、とてもやりがいが大きく楽しいんじゃないかと思いますね。

また先ほどもお話ししたとおり、飲食店は様々な業種・業態があって抱える課題や求めているニーズもそれぞれ異なります。
ラーメン店の会計方式を一つ挙げても「食券で先に会計するタイプ」や「テーブルで後会計するタイプ」といった違いがありますよね。オーダーの流れが変われば、LINE友だち追加用のポップを置く場所や声かけのタイミングも変わってきます。このように、飲食店というジャンルのなかでPMFを何度も繰り返す経験や、再現性を高める経験を積むこともできます。

ー どんな人と一緒に働きたいですか?

お客様志向がある人と働きたいですね。ミコミーは日々忙しい個人経営の飲食店の見込み客の管理・促進を支援するプロダクトです。機能改善や新機能追加などもお客様のフィードバックを元に行われるので、お客様にベクトルが向いていないと厳しいかもしれません。
あとは、柔軟性とポジティブ思考がある人。ミコミーは2023年の5月に立ち上がったプロダクトで、頻繁に方針変更が起こります。それこそ、頑張って仕上げた仕事が白紙になることもあるでしょう。そんな状況にもめげずに変化をポジティブに捉え、新しい環境や職務にワクワクしながら挑戦できる方と、ぜひ一緒に働きたいですね。

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