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ドキドキ!ホストクラブに行ってみた!その②

前回の記事の続きです。


◆ホストクラブに行く日まで

ホストクラブに通っていた友人は、もともと別の趣味で出会っている。
何もわからないわたしに、通っているお店のことなどをLINEで色々解説してくれた。
結局、友人も行ったことのないお店と、行きつけのお店と2軒行くことが決まり、
教えてもらったお店のサイトを見てみると、在籍ホストたちの写真がずらりと並んでいた。

抱いた印象としては、やはりビジュアルがイマドキ!という感じのするホストが多いなということ。
髪を盛りに盛ったりなんてしておらず、意外と普通の、最近の若い男性像に近いというか
中性的だったり、アイドルのような雰囲気をまとった人が目につく。

「好みがいるといいね。この中だったらちなみに誰?」
そうも聞かれていたが、いやまったくわからん!
全部似たようにも見えるし、しかもこの写真めっちゃ加工してねえ…?
実物と絶対ちがうだろ…みたいなことばかり気になってしまった。
わたし、楽しめるんだろうか。

当日までも、初めての展開に戸惑う日々。
何を着てけばいいわけ?!カバンはどうしたら!?
ググッてみると「きれいめ」「いつも通りでOK」「クロックスじゃなきゃいい」などの情報は得られるのだが
そもそも思いっきりカジュアルな普段着のわたしは、きれいめの服なんて持っていないし
わたしの「いつも通り」が歌舞伎町のホストクラブに通用しないことはなんとなくわかるのであった…
決定的な答えは見つからないまま、黒いワンピースと白のスタンスミス、
小さめのハンドバッグで待ち合わせ場所に向かうことになる。
スニーカーってよかったんだろうか…と悩みながら。

◆当日になった!

その日は6月下旬。夕方に集合だったものの、とても暑かった。
マスクの下ですでにどろどろになっているであろうメイクを新宿駅で必死に直した。
友人と、まずは腹ごしらえをする。
ここでご飯を済ませておくことで、
ホストクラブで空きっ腹にお酒…ということにならないのだと教わった。
ホストクラブはフードもきっと、お高いのよね…
不安を紛らわすため、お酒もすこっしひっかけた。

食事の後は、「外販」と呼ばれる、女性客とホストクラブの仲介人のような方と合流。
業界大手グループの1店舗に案内してもらう。
お店に向かっている最中のことはあまり覚えていない。

あきらかに夜のお仕事をされている方が道にあふれていて、
場違いな自分がそんなところにいる事実に緊張マックスだし(ひっかけた酒、役に立っていない)
歌舞伎町の奥のほうなんて歩いたことないし(てか、歌舞伎町ってどこまでですか)、
おろおろと友人のあとを、道もわからずついていく。
今ここで友人とはぐれたら泣いちゃう!本当に、異世界に迷い込んだ気分だった。

店に到着して中入ると、身分証の提示を求められた。年齢確認のようだ。
奥のフロアに進むと煌びやかな格好をしたホストたちが立ち並び、わたしたちに微笑みかける。
多方からの笑い声と、少し大きめのBGMが耳に飛び込んでくる。
壁や天井の装飾、シャンデリアなど、目に入るものすべてが豪華絢爛だ!

わたしたちを迎え入れる声がマイクを通して大音量で店内に響く。

「いらっしゃいませ!!!」

楽しめるんだろうか。

そんなことを言っていたわたしだが
キラキラまぶしいお出迎えに「ホ、ホストクラブだぁ~!」とすっかり浮かれているのであった。


つづく

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