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No.12《面接対策》              Q&A【企業側が面接選考で採用基準として重要であると考えているポイント③】『逆質問』についてアドバイスしたいこと

いつも私の記事をお読みいただきまして、ありがとうございます。

本日は、前々回・前回の記事を読まれた就活生の方から直接質問をいただきましたので、その内容について私の回答(考え)を述べていきたいと思います。

就活生の方からいただきました質問は、「人柄・性格 」、「趣味」に続き、通常のエントリーシートで項目が無い「逆質問」の対策についてです。
確かに言われてみれば、その通り、エントリーシートに無い項目にも関わらず、採用面接では一番最後に質問を受けながら、逆に質問しなければならない、人によってはちょっと厄介なものですよね。

この逆質問について、私自身、決して忘れていたわけではなく、なるべく早い時期に対策を含めた記事を書こうと思っていました。
まだ十分とは言えませんが、これまでの就活支援で得た情報を簡易的に分析はしておりましたので、まずはその結果からご紹介します。
※今回も例によって例のごとく、すべての内容は私個人の経験をベースにした見解となることをご理解の上で、お読みいただきたく存じます。

《 民間企業や官公庁が採用選考の面接で逆質問を求める理由 》
2023年卒を対象とした面接選考において、新卒就活支援サイト10社が「採用担当者が逆質問を求める理由」で回答した結果は以下の通り。

2023年卒就活支援サイト10社より筆者が作成

グラフにある理由ついては、10社すべての就活支援サイトでほぼ同じ内容(割合)で、私のような現場の就活アドバイザーも、就活生本人も、想定できる範囲内の結果。これを読んで下さっている就活生の方も、きっとそうだと思います。
つまり、全体の8割近くを占める上位3つの

・ 入社への志望度を見極めるため
・ 自社への不安や疑問を払拭するため
・ コミュニケーション能力を見るため

を中心として、各サイトで分かりやすく記載されている「新卒の面接における逆質問のポイント」などを参考に逆質問を作成していけば良いのではないでしょうか。実際、私もこれまでそのように指導し、特に問題は無かったと認識しています。

ただ1点、個人的に気になる、というよりも、注意しなければならないと感じている項目があります。
それは、上から4番目の  質問力の高さを見るため  です。
なぜ、私がそのように感じているのか?
それは、もしかしたら、質問して下さった就活生さん(分かっていたらゴメンなさい)や、その意味をきちんと理解していないまま逆質問しようとする24年卒の方がいらっしゃるのではないかと思うからです。

就活生が、面接選考の終わり間際で採用担当者からの質問に『逆質問』するメリットは、採用側と同様に、上記グラフにもある「貴社への不安や疑問を払拭するため」が一番大きいのではないかと思います。
それを確実に実行するために必要なこと(注意しなければならないこと)は 「質問する」という意味を正しく理解することです。

◎  質問 とは、問う側(就活生)は「答えを知らない」
       問われる側(面接官)は「答えを知っている」
◎  質問力 とは、様々な場面で分からないことが出てきた際、「素早く解消
するために聞きたいことを正しく質問できる力」

意味解説辞典

「質問」や「質問力」は、一般的に難しさなどを感じさせない非常にシンプルな言葉ですが、その一方でいざ意味や解釈を求められると、正確に答えられなーい(>_<)、それが志望企業の面接選考の場面だったら辛いですよね。
ということで、採用面接では逆質問の質問があることを予め想定しておき、

× 貴社ホームページに書いてあることは訊かない
↳ 自分で調べればわかること(知っていること)を訊くのは質問ではない
×
質問の意図が伝わりにくい回りくどい訊き方をしない
↳ 限られた時間の中で、自分の質問を面接官に分かりやすく伝えられなければ、知りたい答えは得られにくく、また質問力を低く評価されてしまう
×
面接官の立場に合わない(考慮しない)質問をしない
↳ 面接官の役職や仕事内容等とは全く関係ないことを明確に訊けたとしても
相手が回答できなければ、それは質問ではなく 間の悪い問い
※ 問い とは、問う側も問われる側も「答えを知らない」こと

就活支援サイトを参考に筆者が作成

まずは以上の3つを軸に " flexible and changeable " な内容で作成してみてはいかがでしょうか?
少しでも質問者さまの参考になれば幸いです。

セミナーに参加された学生さん、この記事を読んで下さっている学生さん、ともに公務員・民間企業の採用選考で内定を勝ち取ることを最後まで応援しております。
がんばって下さい!!

かもしん。