mid2prn

ビートルズ研究家(音源分析による新情報を多数発見し、全曲バイブルに情報提供)、またプロ…

mid2prn

ビートルズ研究家(音源分析による新情報を多数発見し、全曲バイブルに情報提供)、またプログラマとして楽譜ソフトMID2PRN(Windows)と風紋(iOS)を開発。

マガジン

  • ジョンの魂 分析と解説

  • ビートルズ初心者がマニアを黙らせるための最新ウンチク集

    『音で読み解くビートルズ史』のチェックポイント、それは全曲バイブルに書けなかった「ミックス違いから見えてくるビートルズ史」です。 ブラウザで読めば普通のマガジン、拙作アプリFoomonで読めばマルチメディア化された電子書籍に変身します。 未来を先取りしてお楽しみください。 なお、本文中の曲リンクはアプリを利用した時だけ機能する時間指定再生や特殊な再生(逆再生など)です。2009年リマスター盤で正常に機能することを確認しています。 App名: #LinerNotes、 デベロッパ: yonemura https://apps.apple.com/jp/app/linernotes/id1267191729

  • iOSアプリ Foomon

    【楽譜表示できるブラウザ】 主目的はMIDIファイルへのリンクがあれば楽譜で表示する魔法のようなブラウザ。 もう一つはユーザが登録している音楽の再生機能。既成曲の配信はNGですが、「ここでこの曲を聴いて」とお願いするだけならOK。誰でもホームページやPDFにマルチメディア機能を追加出来ます。 App名: #Foomon https://apps.apple.com/jp/app/foomon/id389334047

  • iOS Objective-Cプログラミング

    AppStoreでリリースしているiOSアプリで実際に使っているソースコードを切り出して提供します。

  • MIDI

    楽譜ソフトにまつわるアレコレ

最近の記事

  • 固定された記事

ビートルズ初心者がマニアを黙らせるための最新ウンチク集の記事一覧

以下の工程で曲は作られます。 作曲 メロディが浮かんだ時にデモテープが残されます。同じ曲が形を変えて登場することもあり、作曲過程を知ることができます。 リハーサル バンドで練習し、アレンジを検討する工程です。ほぼ資料は残されないので、ゲットバックセッション音源が大変貴重な資料となっています。 録音 ビートルズの場合は「第?テイク」といった途中段階まで記録とテープが残されています。それらを比較することで作業過程がほぼ確定できます。 ミキシング 録音済みのテープからレコー

    • Mother の分析

      1989/2000/2021の比較で見えてくること https://youtu.be/KMvWLTOBjbY Hold On の分析 https://youtu.be/N93GGcoLTHs I Found Out の分析https://youtu.be/CarregOdnS4 Working Class Hero の分析 https://youtu.be/fme4hzw3EJE 複雑な編集工程を完全解明。 #LinerNotes #JohnLennon #ジョ

      • LinerNotes 読み上げ機能(PLEASE PLEASE ME編)

        Chains の原曲解説 https://youtu.be/My7n25Os8MA Boys の各種リリース解説 https://youtu.be/kL3wGqV4eRM Baby It's You の間奏解説 https://youtu.be/dHXoR-GEPXU Do You Want To Know A Secret の作曲解説 https://youtu.be/lNgQjpCd-HY A Taste Of Honey の原曲解説 https://youtu

        • 音で読み解くビートルズ史

          【#Foomon V3.4.3:バージョンアップ申請中 】 https://youtube.com/shorts/lP8eKcFVDjc?feature=share 【#LinerNotes V15.6:バージョンアップ申請中 】 https://youtube.com/shorts/c1NmIY48QFk?feature=share

        • 固定された記事

        ビートルズ初心者がマニアを黙らせるための最新ウンチク集の記事一覧

        マガジン

        • ジョンの魂 分析と解説
          1本
        • ビートルズ初心者がマニアを黙らせるための最新ウンチク集
          38本
        • iOSアプリ Foomon
          9本
        • iOS Objective-Cプログラミング
          2本
          ¥100
        • MIDI
          1本
          ¥100

        記事

          YouTubeに利用

          I Am The Walrus エレピ https://youtu.be/SXgQKr491mQ Across The Universe イントロの変遷 https://youtu.be/Y_GVbDJaqBw 苺のアルペジオ https://youtu.be/NGyvYK0TBaM Revolution PVの強烈な違和感 https://youtu.be/MeyuSAZGj_M One After 909 ギターソロ https://youtu.be/FfTXHU

          YouTubeに利用

          もしも伝記作家が音楽に詳しかったらシリーズ (いきなり最終回)

          ジョージは1958年2月にクオリーメンのステージを見て、翌3月に加入する。 そして「B7を教えてもらう為にポールとバスで出向いていった」という逸話が生まれる。 つまりこの時点で彼らが知っていたコードはC,D,E,G,A(+D7,E7,G7,A7)くらいだったと思われる。これでもバディホリーを筆頭にレパートリーにできる曲はたくさんあった。 B7を手に入れたクオリーメンに何が起こったか? ポールとジョージはE-A-B7で‘In Spite Of All The Dange

          もしも伝記作家が音楽に詳しかったらシリーズ (いきなり最終回)

          Yesterdayオリジナル スコア

          Yesterdayのためにマーティンとポールが書いたとされる楽譜を鳴らしてみました。 https://youtu.be/A2NqdrPJQkE 実際のレコードとは微妙に違うので、この後に手直しされているようです。

          Yesterdayオリジナル スコア

          【雑学:ルイソンさんからハウレットさんへ】

          音源比較で判る余計な情報、とは言え資料を利用する上では需要なポイントでもあるのですが。 マークルイソンさんの衝撃的な本「レコーディングセッションズ」が出版されて以来、ビートルズ研究は細部まで探求できるようになりました。 一方でその事が逆に記述間違い(つまりルイソンさんの弱点)を洗い出す事にも繋がりました。 同書では、転載したレコーディング記録(誤記は除く)、集められた関係者の証言、テープに残されている会話の断片、など信頼性の高い2次情報が満載されています。 ただ、ルイソ

          【雑学:ルイソンさんからハウレットさんへ】

          番外編 『GET BACK』から『LET IT BE』へ

          これは今夏に確かめたい仮説です。 史実を時系列で詰めて行くと、「69/12/5 ローリングストーンズがアルバム『LET IT BLEED』をリリース」がとても興味深いタイミングなのが分かります。 グリン・ジョンズが11月まで関わっていた同アルバムが、ビートルズの映画タイトル変更(『GET BACK』⇒『LET IT BE』)に影響した可能性は高そうに思えます。 何と言っても前タイトル曲Get Backはシングルリリースしてから半年以上経過していたので新たなタイトル曲が必

          番外編 『GET BACK』から『LET IT BE』へ

          30.69年9月、ビートルズの解散が伏せられた理由は?

          ビートルズの最後の1年間の重要人物にアレン・クライン(Allen Klein)がいます。楽曲制作に直接関与することはありませんでしたが、ビジネスマネージャーとしてリリース物をコントロールすることになります。 クラインはゲットバックセッションが行われていた1月下旬に登場しています。 グリン・ジョンズによると、ミーティングでジョンがクラインをマネージャーとする事を提案したのが始まりです。この時、ポールはミック・ジャガーから悪評を聞いており(元ストーンズのマネージャーでミックがク

          30.69年9月、ビートルズの解散が伏せられた理由は?

          29.ジョンの演奏をこっそりと直すマーティン

          最初にジョン&ポールとマーティンの不思議な関係から触れます。これをどの程度「傾向」と捉えて良いのか分かりませんが、以下のような事例があります。 64年冬、Can't Buy Me LoveのサビからAメロに移る箇所のコードはマーティンが変更しました。 現代では誰でも知っているⅡm - Ⅴ - Ⅰ の進行ですが、当時のジョンとポールは理論に疎かった様子を窺わせます。 この時は師であるマーティンが作曲時に指南しています。 65年夏、Yesterdayに弦楽四重奏が使われます。

          29.ジョンの演奏をこっそりと直すマーティン

          28.グリン・ジョンズのアルバム『GET BACK』がボツになった時期は?

          ゲットバックセッションでは大量のオールディーズが録音されていますが、これは他のアルバムセッションでも普通に行われていた制作風景と思われます。 撮影は1月に完了したものの、実質的な完成品は10曲ほどしかなくアルバム制作には曲不足でした。 グリン・ジョンズはアップルスタジオでの録音分でアルバムを作る事を提案しますが、ビートルズは新曲を追加する選択します。この結果2月〜4月にかけてレコーディングは継続されていますが、最終的に無関係なYou Know My Name (Look U

          28.グリン・ジョンズのアルバム『GET BACK』がボツになった時期は?

          27.シングルGet Backを制作したのは誰?

          今年の話題、ゲットバックセッションですが、情報があやふやなのが難点となっています。その主たる原因は記録の整備されているアビイロードを離れて作業した事です。 マーク・ルウィソーン氏はEMIの収支資料からレコーディング過程を掴もうとしたようです。 現在判明している情報の大半はブートレッグを根拠としています。それをどの程度信用するかは各自の判断ですが、少なくとも今夏にはオフィシャル情報が提供される事になりますので大幅に改訂されるものもあるでしょう。 そして、現時点で最も信頼でき

          27.シングルGet Backを制作したのは誰?

          26.誰のためのBirthday?

          68年9月18日、スタジオに一番乗りしていたポールはBirthdayのリフを弾いており、全員が揃うとその場で曲を書いてバッキング・トラックを録り終えました。 一旦、ポール宅に移動して映画を観て、戻ってきてから曲を仕上げたと言うのが公式情報です。 この時期に誕生日が一番近いのはジョンの10月9日ですが、ポールは「特に誰かの誕生日だったかどうかは思い出せない。」と語っています。一方でジョンは「50年代にヒットした"Happy Birthday Baby"のような曲を書きたかった

          26.誰のためのBirthday?

          25.ホワイトアルバム収録曲の中で、曲の冒頭部分を後ろに繋いでエンディングにしたのはYer Blues と何?

          Everybody's Got Something to Hide Except Me and My Monkey この答えを出してもらうには「ビートルズで一番長い曲名は?」とする方が一般的で分かりやすいナゾナゾだと思います。 当初はFor(“Everybody's Got Something To Hide Except For Me And My Monkey”)が入っていたのでもっと長かったという余談もあります。 それはさて置き、今まで(全曲バイブルの頃まで)モノとス

          25.ホワイトアルバム収録曲の中で、曲の冒頭部分を後ろに繋いでエンディングにしたのはYer Blues と何?

          24.Revolution vs Ob-La-Di, Ob-La-Da ジョンとポールのスピードアップ合戦、結末は?

          Revolutionネタ3部作の完結編はシングルまでの紆余曲折です。 68年7月(?)のミュージックライフ誌が「ビートルズの新曲は『リヴォルーション』」と予告しています。 時期的にはRevolution 1だった可能性が高く、同時期(7月上旬)のB面候補となるとOb-La-Di, Ob-La-Daくらいでしょう。 リメイクを繰り返したOb-La-Di, Ob-La-Daですが、7/9にようやく完成が見えてきたようです。 ポールがシングル曲のテンポについて意見したのはこの

          24.Revolution vs Ob-La-Di, Ob-La-Da ジョンとポールのスピードアップ合戦、結末は?