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ホテルインフルエンサーになるまで。ホテルに人生を変えられた話。

私は「目的地になる宿」が好きだ。そういうホテルのことを世の中的には「ライフスタイルホテル」と呼ぶそうだ。

ライフスタイルホテルとは、宿泊にとどまらない、滞在そのものに価値があるホテルと言われている。

一方で「ライフスタイル」を辞書をひくと「生活の様式。また、人生観・価値観・習慣などを含めた個人の生き方」と出てくる。

そう考えてみると、私はホテルの体験から、私の生き方に多い影響を与えられている。生活の様式も、人生観も、大きく変化した。

仕事が変わって、働き方も変わって。うれしいことにホテルラバーな友人も増えた。最近は幾多のホテルでの体験を通じて、暮らし方も考えるようになりつつある。

そんなホテルステイに人生を変えられた私のホテルとの向き合い方についてのおはなしです。

私のライフスタイルとホテル

はじめまして。ホテルが好きで、コロナ前から都内のホテルに泊まっては「ホテルステイ最高!」とTwitterで呟いていたら、いろんなご縁をいただいて、

今は、ホテルインフルエンサーとして活動をするようになったさかかなです。最近では『旅の手帖』さんに素敵なホテルを紹介&寄稿させていただいたりしています。


このたび、ニッコースタイル名古屋さんの開業3周年の記念イベントで、ホテルラバーな友人たちと、ホテルトークをさせていただくことになりました!!

「私たちのライフスタイルとホテル」トークイベント&交流会  ~新しい時代にホテルの楽しさを再発見した、4人のホテルラバーの物語 ~

それに伴い、さかかなの自己紹介を改めて簡単に出来ればと思い、noteを書いています。

さかかなは、ホテルの面白さを伝える仕事をしています

さて、さきほど「ホテルインフルエンサー」なんて、さらっと名乗ったのですが、実は週5×8時間で働くフルタイムの会社員です。

友人にもよく「フリーランスなのかと思った!」なんて言われるのですが、インフルエンサー的なお仕事は副業としてやっていて、

本業では、ホテル会社のマーケティング部門でSNS運用、広告運用、インフルエンサーを起用した企画などを担当しています。

一般的に、本業と同じ業界の副業って、禁止されてることが多いと思うのですが、現職の企業理念が「⼀⼈ひとりが⾃⼰実現に 邁進していける社会をつくりたいということもあり、

入社以前からの活動であることを理解して、ホテルのインフルエンサー活動の副業を承認してくれています。

おかげさまで、インフルエンサー経験も、事業側の感覚も、(ちなみに前職がSNSマーケティングの会社だったので代理店の視点)も持ち合わせている、ハイブリッドな?変わったキャリアを歩んでいます。

どちらも共通しているのは「私がつくったコンテンツをきっかけに興味も持ち、宿泊して、そこで体験者にとってなにかしら新しい発見をしてほしい」という想いが、根底にあることです。

▲さかかなの仕事変遷note。SNSマーケティングの会社から、ホテルに入社した経緯を書いてます。

インフルエンサーのはじまりは、文章が書けない悩みだった

ここ最近でら、旅行系のインフルエンサーによる動画での、ホテルや観光地をPRする人をイメージするかもしれません。

私の場合はそうではないため、インフルエンサーというと少し語弊が生まれてしまうかもしれません。

個人的には「インフルエンサー的な活動もしている」というのがしっくり来ています。

さかかなの略歴

ざっくり私のここの数年の人生をまとめると、文章書けるようになりたくて、好きだったホテルについて文章を書いてみたら楽しくなって、紹介することにはまった結果、本業も副業もホテルを紹介する人となった。という感じです。

上図の略歴を見てもらうとわかるのですが、私の出発点は「インフルエンサーになりたい」ではないんですね。

▲感動したホテルについて誰かに話したい!と思ったのが、ホテル紹介noteの始まりでした。


これは、ちょっと余談なんですけど、実は、数年前の私は全くと言っていいほど文章が書けなくって。

当時の仕事では、商業施設の折込チラシやメルマガ、ブログ更新など文章に関する業務があったのですが、文章を書くたびに上司からおびただしい量の赤入れをされていたんですよね。

それで、1年ほどライター向け講座を受けていた時期があります。

その講座では、文章をなんのために書くのか、企画して読者まで届ける方法は、といったマーケティング的なことを学べる貴重な時間で、私の「コンテンツづくりの信念」を得たと思っています。

ただ、この講義では本来学びたかった「てにをは」的なことはあまり学べず、どの講師も「文章はまず書かないと始まらない。手を動かせ。」と言っていて。

なので、文章を書くこと自体にチャレンジしたのがはじまりでした。ありがたいことに当時noteが出てからしばらくしたからで、誰でもいつでもすぐ書けるブログとして、とても最適だったんです。

旅、建築、デザインが好きで、かつ商業施設やマーケティングに興味がある私にとって「ホテル紹介」はとても合っていたようで、3年も続けられる趣味となっています。

今では、ありがたいことにnoteを書くと数千、数万という人にも読んでもらえるように。そして気づいたら「ホテルを紹介するインフルエンサー的な仕事」もいただけるようになっていました。

これからは「宿泊施設での体験」をもっと伝えていきたい

4年前に、はじめてライフスタイルホテルに泊まって「ホテルの価値は、泊まるだけではない」ことに感動して、私はホテルの魅力にぞっこんになりました。

それから幾多のホテルに泊まり、ホテルラバーな人たちと出会い、自分自身の働く環境が変わり、ホテルに人生を影響された一方で、

私の中でも、ホテルに関してゆるやかに、でも確実に変化がありました。

一番の変化は「今までになかったホテルを知ってほしい」というから「この宿泊によって、私にどんな変化があったか」という内向的な部分に興味が出てきたことでしょうか。

理由の一つしては、SNSで稼げるプラットフォームとなったゆえに、クリエイターやインフルエンサーと名乗る人が増え、ホテルバズは2023年現在飽和しており、正直「ホテルを知ってもらう」というフェーズは、わざわざ私がやる必要はないなと思うようになったのが大きいです。

もちろん、いまだに自分の興味の赴くままに、ホテルは泊まり歩いています。最近泊まる宿からは「即物的ではない体験」や「暮らしに根付く時間」といった、今までにない新しいインスピレーションを得ることが多いです。

まだまだ醸成中で、うまく言語化できていないんですが。

なので、今までだったら素直に「わ~~~!このすごさを体験できちゃうなんて、ほんとにコスパ最強!」と言葉にできていたのが、今はちょっとむず痒いんですよね。

私のなかに、新しい価値観の醸成されてる最中なのかもしれません。

とはいえ、私の仕事をするモチベーションの源泉にある「自分自身の感動を共有して、人の行動を変えてみたい」という気持ちは、変わらずにあります。

なぜ感動したのか、なぜこの体験がすばらしいと思うのか。感動を分解して、この施設はどういう工夫や想いで形作られてるのかを考え、ゲストの視点で気づき、そしてそれらを魅力に感じてもらえる形に再構築する。

そんか体験を編集することを、本業、副業、分け隔てなく、これからもっと挑戦していきたいと思っています。よいものにたくさん触れて、よいものと自分の感性と言葉を信じて、楽しく生きていきたいです。

▼ニッコースタイルホテル名古屋のイベント詳細
ホテル好きなみなさんとお話し&お会いできるのを楽しみにしています。トークもだけだ、そのあとの交流会が楽しみ!

▼ニッコースタイル名古屋ってこんなとこ!

▼ホテルラバーな友人たちの自己紹介note
‣ 永尾隼佑/マーケティングディレクター
ホテルみるぞー/ホテルマン・メディア運営
まろ/おひとりプロデューサー・「おひとりさまホテル」原案


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