見出し画像

『人生を変えるリノベーション』人生が変わっていった人たちのこと。

今までやってきたことを振り返ると、僕がリノベーションした家や場、そこに関わる人の人生はどんどん変わっていっています。

●カフェで人生が変わっていった人たち
標高500mの山に埋もれた別荘を再生して始めた「カフェー清涯荘」に集まってくる人たち。

・テツタロウ
近所で家に引きこもっていた20代の男の子。うちでバイトをし始めると、どんどん自信をつけて接客やコーヒーを煎れるのも上手だし、営業もやってみた。1年半ぐらいして、彼はIT系の仕事をやってみたいと言って巣立って行って行きました。今では立派な社会人。

・ヒナコちゃん
ある日突然やってきたガリガリに痩せた女の子ヒナコちゃん。大学を卒業して直ぐに体調を崩して1年間実家で療養していたけど、ぼちぼち働きたいとの事で様子を見ながらカフェで働き始める。頭が良くて、積極的で料理でも何でもこなしてどんどん元気になっていった。知らないうちに結婚もして、やっぱりIT系やりたいですと目醒めて、巣立って行きました。

・Kちゃん
知り合いが連れてきた20代の女の子。仕事を辞めて実家に帰ってきた時で、暇だからとカフェでバイトを始める。最初はちょっと暗くて大人しい子だなと思っていたけど、今ではカフェに来ると一番元気でリーダーシップを発揮しています。

・Mさん
カフェでバイトを始めた主婦。当初はアパート暮らしだったが、古民家暮らしに憧れていた。僕が古民家をリノベーションしてシェアハウスを作っているのを見て、引っ越しを決意、今では古民家で暮らしをしながらカフェのスタッフ継続中。

●シェアハウスで人生が変わっていった人たち
僕がリノベーションした、アーティストを支援する古民家シェアハウス『KANDA HOUSE』の住人たち

・イチコさん
KANDA HOUSEに住みたいと言う女性がある日訪ねて来た。モロッコ帰りで住まいが無く、姉の家で居候をしながらアート活動をやっている痩せた弱々しい女性。KANDA HOUSEに住み、カフェでも少しバイトしながら作家活動を始めると、全国から展示の依頼がき始めた。東京、札幌、京都、を駆け巡っている。あった時は生きるのが辛そうだったけど、今では自然に囲まれたアトリエ生き生きとしながら製作活動をしています。

・リカさん
元々は会社の同僚だったリカさん。東京から移住してKANDA HOUSEに住み、そこで雑貨ショップをやりながらカフェとのダブルワーク。こちら来て水を得た魚のように、精力的な活動をしている。岐阜と東京を行き来し、アメリカへも買付けに行く。ルームメイトの市子さんとも気が会い、地域でもどんどん人脈を広げている。来年にはシェアハウスの近くの一軒家に引っ越す予定です。

などなど、僕がリノベーションした場所に関わる人の人生は何故かどんどん変わっていっています。

リノベーションする際に気をつけるのは、その場が本来持っているものを捉えて、良さを引き出しながら今までとは違う質に変えてゆくこと。

そして一番重要なのは、居心地の良い場所にすること、良い氣が流れる場所にしてゆくことです。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?