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はずかしいしょう

ハーモニーって言葉とワンナイトって言葉、恥ずかしすぎて使えないーーーーーーー!!
みんなにもそういう言葉あるよね?

↓ここから本編

高校生のときどんなに学校がしんどくても、朝学校に登校して自分の席に着席してました。
僕の通っていた学校は1回までの欠席/遅刻なら皆勤扱いになるルールだったんですけど、1回だけ休んで、あとは全部時間通りに通えていました(インフルエンザは謎に例外として休んでいいことになっていた)。
今この記事は楽しみにしていた予定にメチャ遅刻しながら書いています。本当にごめんなさい…!

なんで皆勤賞にこだわって登校していたかというと、それ以外に賞というのをほとんどゲットしたことがなかったからです。そして、自分はそういう誰かに認められて賞状を貰ったりして褒められるみたいなことができる!と思っていなかったからだと思います。だからせめて、と思って死ぬ気で学校行ってました。
私立の高校に通ってたんだけど、卒業式が結構盛大に祝われる学校で、成績の基準とか内申?とか生徒会やその他諸々の活動を一生懸命頑張れた人、誰かに役目を任命されて全うできた人は〇〇賞みたいな感じで表彰されていたんですね。
皆勤賞はその中でも受賞?できる人が多いからランクが下という認識が(少なくとも自分には)あって、代表者一名を除いて、卒業式では「皆勤賞受賞者起立!」とか言われて全員「はい!」っていい返事をして立たされました。そして卒業証書といっしょに賞状を貰うだけでした。あっけないなぁーと思ったけど自分としては本当に頑張って手に入れたものでした。

僕は勉強やスポーツができる方じゃなかったし、先生に気に入られたり役員を任されたりする方では決してなくて、むしろ高校2年の時は特に無視されたり所謂いじめ的なことで、とにかく除け者になっていたんだわなコレ。
友達を作るのも上手じゃなかったし、とにかく孤立していて、トゲトゲしてて、今となってはほんと恥ずかしい痛いやつだなと思ってるんですけど、とにかくキラキラした高校生活はあまり送れていなかったのです。
でも皆勤賞(精勤賞という名前だった気もする)だけはとらねば、高い学費を払ってくれてる両親に顔向けできねえ、そして恥ずかしい!!!!と思ってました。非常に不健康な精神性です。負けず嫌いだったんだね、と言いたいところだけど実際滅茶苦茶負け犬だったのです。ワンワン!
ただ一回休んだのは高校2年生の時の横浜遠足で、自分は本当にグループに入れずに、この時ばかりは絶対に無理だ〜と思って休んだのでした。いまだに横浜という場所にはなんだか苦い気持ちがあります。行けなかった場所という記憶がものすごくあって。大人になった今横浜には普通に友達と遊びに行く場所ですが、ずっと忘れないんだろうなーと思います。
横浜遠足に行った高校の友達は大したことなかったよ、とか暑くてだるかったよ、とかなんでもなかったみたいに言ってて不思議です。とんでもない被害者意識と自意識過剰、妄想にとらわれていたので横浜が自分の中で神格化された土地として記憶されています。

皆勤賞に呪われたのは高校一年生の冬がきっかけでした。
卒業を控えた部活の先輩がいて、その人はとても優秀な成績で、しかもセンスがあり、周りにあいつは一味違うと言われているような人でした(一味ってなんだし)。
多分あんまり学校に多く通えている人ではなくて、保健室で休むことなどが多かった人だと思います。その人は間接的にお世話になった間柄で、めちゃくちゃお世話になった先輩(今もお世話になってる)の友達でした。説明むず。
ほんとに特殊な学校だったので卒業式の直前になると、卒業に向けて生徒たちが集って集会をするんです。校歌を歌ったり、みんなの前で自分の思いの丈を述べたりするほんとにちょっと普通の学校ではないイベントかもしれないんですけど、そういう集会があるんですよ。なぜか全校生徒が巻き込まれる形で。
そこで、その先輩がマイクを手にして、
『私の兄は〇〇賞(優秀な人がもらう賞)を受賞したけど、私は皆勤賞すら取れなくて、本当に悔しくて両親に顔向けできません。でも最後まで頑張って学校に通って、行きたい大学にも合格して、ここから私の人生頑張ります!(内容正確ではない)』
みたいなことを声高に発表したんですよ。オーディエンスはワーッ!!みたいな。最高〜!!みたいな感じでめちゃくちゃ盛り上がってて。完全アツい展開でした。
そのときに、僕ははじめて強く皆勤賞のことを意識しました。
とれないのが恥ずかしいことなんだって、思ってる人がいることを初めて知りました。高校一年の時の僕はそれはそれで学校生活うまくいってはなかったけど、毎日元気に通ってました。
僕その先輩からめちゃくちゃ酷いこと言われて、すごく苦手になっちゃったんですけどそのことも重なって皆勤賞、俺は獲るぜ……と思うようになりました。
何か報いるために朝爆速でチャリンコこいでました。

別に両親は僕に皆勤賞をとれと言ったことはないです。むしろ学校行きたくない自分をめちゃくちゃ守ってくれたし。学校変えようかとすら言われましたし。
でも意地張って、朝教室行ってました。マジで教室に存在したくなくて、授業サボって体育館で寝たりしてましたけど。授業ない先生たちが総出で探してたらしいです。サボり中母からメールでそのことを言われて、急に逃走中始まったみたいな絶望感ありました。
「校門では警備員さんが待ち構えているらしいので帰らない方がいいと思います」って追加情報が母からメールできました。直後担任に捕まりました。
必要だったんだろうか皆勤賞。むしろ僕がもらったのは本当に皆勤賞なのか怪しい。あんなの、パチモンの皆勤賞ですわ。
うまく生きれなかったけど、一生懸命頑張って獲ったものを、今必要じゃなかったかもと思うのは悲しいですけど、まぁそんなもんなのかなって思います。
横浜遠足を休んだあの日どんな風に過ごしたかももう覚えてないし、休んでも良かったんだよもっと。って思いつつ、皆勤賞誇っちゃダメ?というダサい自分もいます。
いやむしろ、友達との約束に遅れることの方が恥ずかしいし。演劇をやっていることはもっと恥ずかしいことだと思います。


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そんなこんなで皆勤賞もらえない人が出てくる演劇の宣伝です。
僕は上手に配信映像の宣伝ができなくて、見事に貢献できていません。

フライヤー表
フライヤー裏

個人的な話ですが売れるとその分お金がもらえるし、観てくれる人がいるということだけでも幸せセットなのでぜひ購入してください。いい話です。
皆勤賞なんてどうでもいい、と手放しに僕は言えませんがそう思えた方が健康だということも知っています。中学校のお話です!登場人物全員が愛おしいです。大好きな作品。
もし、あの先輩がこの劇見たらボロクソにdisるのだと思います。それでもいいかなーって思います。

こちらの記事はその劇について終演後書いたものです↓


こちらは配信映像の詳細です。

こちらは配信映像の詳細です。

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