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Le voyage du moi

そういえば、noteのタイトルにフランス語で「私の旅」と付けていたことを改めて思い出した。私は今日、私の心とカラダ、そして魂を繋げる旅に出かけることを決意し、自分の幸せは自分で責任を持つことを宣言した。

カラダが弱るから精神が弱ってくるのか、もしくは精神が弱っているから体調が悪くなるのか、、、。月曜日から体調を崩し、私は深く重い悲しみにまたしても支配されてしまっていた。

私の中にある「囚われ」それは、「I am not good enough to be loved(私は、愛されるに値しない)」ということ。この囚われが、思考、そして心とカラダを蝕んでいく。

きっかけは本当に些細なことだった。週末に山登りに出かけ、とても気分よくすごしていたのに、次の日目覚めると、カラダにだるさを感じた。そのまま仕事に行ったけど、熱っぽさを感じて早退。帰宅し、布団に包まり友人たちと携帯でやり取りをしていたら、急に、私の中に「怒り」が込みあげてきた。

「どうして私は幸せになれないの?」という怒り。誰に向けられるわけでもなく、自分自身に強く感じる怒り。

「幸せって何?」これは人によってそれぞれある。私は、結婚して子供が居て、家庭を持つことを心の底から切望している。しかし、なかなかそれを叶えられない自分を深く恨み、周りでそれを叶えている多くの友人のことが羨ましく、嫉妬という醜い気持ちを自分の中に押し込めて、表では仕事に精を出して一人で生きる強い女を演じている。普段、押し込めている感情が、体調を少し崩した途端表に出てきて、堪えられない怒りに変わり、今でも私の胸の中をギュッと締め付けて支配している。

この感情は、今の彼への執着も大きく関係している。私は、彼と苦労の末やっと出会うことができたと思っている。しかし関係はまだ「安定」とは言えず、私たちは月に2回しか会えない状態が続いている。会えない間、彼がどんな毎日をすごしているのか、私は全く知らない。

前回彼と会った時、彼が突然こんなことを口にした。「職場で、別の部署に若い女の子が入ってきた。その子は俺のことが気になっているらしい。でも、俺は職場の女の子とは付き合わないポリシーだ。めんどくさいことになったら大変だから」

私は少し動揺したけど、何も感じないフリをしてすかさず「そうね、私が携わる業界も、高いポジションの人は特にそれを気にしてる。痴話喧嘩で問題起こしたら、両方とも即クビになるから」

その時の会話はこんな風に流れていき、私はこの会話をしたことすら忘れていた。しかし、今回の風邪で、本当に軽い風邪で、もくもくと彼に対する不信感が浮かび上がってきた。

「彼は、私の存在を職場で公表していない?」「私はまだ彼のオフィシャルなガールフレンドではない?」「チャンスさえあれば、彼はその女の子とデートをするの?」「彼は、私の存在がありながら、まだ別の女性の中に可能性を探しているの?」・・・次から次に、彼に対する不信感が沸いてきて私を支配していく。そして「Because I am not good enough (私は愛されるに値しないから)」という考えに行き着いてしまう。これは、私が自分自身に勝手にかけてしまっている呪縛。

「どうしてこうなってしまうんだろう?」

人にこのことを相談すると「まずは自分で自分を満たすことができないと、幸せな恋愛はできない」と言われる。私はもう15年間も自分と向き合ってきたから、そういわれると正直うんざりする。「こんなに苦労して、自分と向き合ってきて、私はまだ幸せな恋愛に出会うことができないの?」と。「神様、いい加減にして、私にも幸せをください」神様を恨む気持ちまで沸いてくる。

でも、やはり、問題は確かに私の中にある。私は、自分の幸せのコップを自分で満たしていない。私のコップを彼に満たして欲しいと望んでいる。そう望む限り、私は囚われの中で、もがき苦しみ続けるだろう。

彼との些細な会話から、自分を滅ぼす思考に囚われてしまうなら、私は彼への気持ちから少し距離を置かないとならない。そこで、「私の中に、彼との関係以外にどんな楽しみがあるのだろう?」と考えてみた。そしたら、私の中は空っぽだった。本当に空っぽだった。一人で楽しみたいことがない、一人で自分を満たす方法がわからない・・・

そんな空っぽな自分に気付き、私は心の旅に出ることを決めた。人に頼って自分を満たすのではなく、私が私を満たせるようになるために、この旅が始まった。それはある意味「覚悟」とも言える。「私が私を満たしていく。私が私の幸せに責任を持つ」そう決心した。

そのために、まず、心とカラダを繋げたいという欲望が沸いてきた。体調を崩すことと悪い思考の関係、思考が心とカラダを支配していく過程、、、ここには確かな関係があるけれど、修復する方法がわからないでいる。私は、専門家に頼むのではなく、自分で自分を整えられるようになりたいと思っている。

「旅に出る」物理的にどこか遠くに行くわけではないけど、私は私と繋がるためにひたすら旅をする。自分の人生に責任を持ちたいから、時間をかけて旅をする。

ここから本当の『Le voyage du moi』が始まるんだ・・・





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