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日本では毎日、約200人以上が失踪・行方不明になっている現実。

ずっと気になっていて、ちゃんと数字を調べたいと思いつつ、時間が経ってしまっていた。ちゃんとした結論がないが、書いておく。

先日、TBSチャンネルで放送された2008年放送のTVドラマ『追跡 失踪人捜査官・石森新次郎』。これを見て、いろんな理由で人は自分の存在を消す、消したいと思うことを改めて考えた。

ドラマ内では、年間約10万人という数字が語られていた。実際に行方不明者受理件数を見ると、2001年頃に10万人を超えており、その後8万人程度を推移している。

8万人と言われてもピンとこないのだが、1日にすると219名。そして、それは受理された件数なので、気づかれていない方、届け出をされてない方を含めたら、数字は大きくなるのだろう。

この数字が、ここ数年で大きく増えているのだろうか? それは、いろんな格差が関係あるのだろうか? と考えてみたのだが、数字的には減っているので、明確な理由は分からない。

・自らの意思で
・事件に巻き込まれて
・不慮の事故
など。理由はさまざま。そして、分からない。

当たり前に朝が来て、日常を送ることは、いかに難しいかを考えさせられる。

そして、誰もがそんな思いになることがあるのかもしれないと思う。今の生活に疑問を感じたとき、どんな行動をするか? それは自分にも想像できない。

昨日始まった、原作:池井戸潤氏、中村倫也主演のTVドラマ『ハヤブサ消防団』は、都会でスランプになった作家が、親が残した地方の家に移住することから始まる。この移住、誰にも伝えなければ、急にいなくなったように思える。ドラマではちゃんと編集者に移住することを伝えている。

最近、私をふくめ私の周りでは、親のことで実家と東京を行き来する2拠点の生活をする方が増えた。それをネガティブと捉えることはないと感じている。

いわゆる第3の場所に近いもの。サードプレイス。
自宅と会社以外の場所で、趣味や一人行く飲み屋とか、そういう場所もあり。

今居る場所がすべてだと思い込んだとき、そこに息苦しさを感じると、急に消えたく衝動が起こるのかもしれない。もちろんこれは、自分の意思での場合に限るが。

オンラインでの仕事が可能になった今、職種にもよるが、場所に縛られない生き方も可能になった。

何を選ぶかは、今の常識やねばならないという高い壁を打ち砕いた先に、広がる大自然なのかもしれない。

実際、『ハヤブサ消防団』では、自然の中で心を掴まれたというようなシーンがあった。

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