詩 『咲くや咲くや』
咲くや咲くやどの花咲くや
コノハナ咲くやと唄ひつつ
不義を疑われるとは口惜しや
ならば
めらめら上がる炎のなかで
誠をお見せいたしましょう
咲くや咲くやどの花咲くや
コノハナ咲くやと唄ひつつ
晴れて柱を送り出し
やがて国土の祖とならん
さあ
さあいかに
いかにおなごの怒りを鎮めましょうや
あはれと化して後の世まで
語らるるとは尚口惜しや
さすれば火を守り水を守り
見渡す限りの雲に囲まれ
その胎内を清めようぞ
咲くや咲くやどの花咲くや
コノハナ咲くやと唄ひつつ
我
霊峰の頂に眠らん
木花咲耶姫(コノハナサクヤヒメ)
日本神話に登場し、現在も富士山に祀られる。
ニニギノミコトの妻になるが、早い懐妊に夫に疑われた木花咲耶姫は、証をたてるために火中出産を断行する。
神話の中では、3人を火中出産しその中のひとりホオリの孫が初代天皇の神武天皇であると語られる。
また富士山にある洞窟の中には、お胎内と呼ばれているものもある。
詩は、わたしの勝手な脳内妄想ストーリーです。(๑>◡<๑)
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