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38、「私」から「私たち」の心がけが必要な理由

みどりです。
このnoteでは、パートナーといつまでも仲良くいたい方に向けて、自らの体験を通して気づいたことや、 霊性をみがくために工夫していることを記事にしています。


あなたが生まれてから今日までの中で、一番古い記憶ってどんなことでしょうか。
赤ちゃんの頃のことって、覚えていますか?

おっぱいをもらい、おむつを替えてもらっていたころの記憶。だいたいの方が、忘れていると思います。

自由自在だった魂が地上に降りて赤ちゃんという肉体に宿ると、人間の赤ちゃんは自由に食べたり歩いたりできる状態ではありませんから、他者にお世話をしてもらって身体が成長していきます。
肉体に宿る前の感覚を覚えていて、赤ちゃんという器の不自由さにびっくりして泣いた、というエピソードを聞いたことがあります。

実は、この時期、自由に動けない赤ちゃんは、自身の生存をかけて、お世話してくれる人との人間関係を良好なものにするためにいろいろな反応を身に付けています。
成長して忘れてしまっても、そのケーススタディはしっかり体感覚として焼き付けられ、大人になってからもあらゆるシーンで反応だけが作用しています。思い込みや思い癖がなかなか手放せないのも、それが理由です。

魂が約束して地上に生まれてきても、多くの人は次第に忘れてしまい、人間社会に順応し没頭して生きてしまいます。
戦後から現在までは分離独立競争といったエネルギーの時代でしたが、これからは共存共生統合のエネルギーの時代。

本当の願いや約束を忘れて人間こそが本当の私と信じ込んで生きていると、魂は「思い出して!」とメッセージを投げかけてきます。そっちの方向ではうまくいかないよ、目を覚まして、と。これが、トラブルや不調といった不都合な現実が形に現れたときは、気づきのチャンスだといわれる所以です。


これからの時代は共創造の時代といわれています。コークリエーションといって、パートナーシップも当てはまります。
私自身、産後うつから夫婦の不仲という事態を引き起こし、悲劇のヒロインを演じ、自虐で笑いをとる、といった表面だけ取り繕うような生き方をしていた時期がありました。

小さな子供を抱えて「もう!こんな人と一緒になんかいられない!!」と何度怒りに打ち震えたか、数え切れません。
それが、今ではこうしてパートナーシップを語るまでに変化した理由はたったひとつ。自分の人生を全うしたい。それだけでした。


けんかや離婚は、お互いの生活習慣の違いや価値観の違いが主な原因です。DVやギャンブル、依存症など今はひとまずすぐに離れた方が安全、という緊急の場合もありますが、そもそもはひとりひとりがこの地球に生まれてきてさまざまな体験を積んで魂の世界に還るまでの旅をしていることを、知ってほしいと思います。

自分が生きることに、誰かのせい、パートナーのせいということはありません。まずは私が私の足で立つことをしたかったので、その実感を得るまでは、どんなに醜い喧嘩をしても、離婚という選択ができなかったのでした。


その上で、どんな人生をデザインしていくのか。

私がことばにするとどうしても硬くなってしまうのですが、どうかお許しください。
これからノートを書き続けて、もっと届けやすいことばと文章を、磨いていきますね。

このデザインするという視点は、創造のエネルギーです。物質で生きるかエネルギーで生きるか、私たちは選べます。

本質を見据えて生きることで、本当にやりたいことを実現して生きる人を増やしたいのです。絵を描くこと、歌うことといった芸術。土を焼いて器やレンガを作る職人。人に寄り添い可能性が引き出されるお手伝いをする教師やセラピスト。すべての職業において、命を全うしながら携わることは可能です。

そんなふうに本質から生きることに目覚める時代が、来ています。

思っていたのと違った!と、理想と現実の違いに落ち込むときは、このことを思い出してみてください。身体に現れる反応を、つい拒絶してしまいたくなりますが、そうではなくて、味わうことをお薦めします。手放そう、改善しようといった解決策も必要ありません。感じきることです。ありのままの私を感じきると、だんだんと、本来現れたがっている世界が見えてきます。

「私が、私が」という分離の視点から、統合された「私たち」の視座に広がります。


とはいえ、自分を振り返ってみると、産後の私は子どもが子どもを育てていたようで、なかなかハードな一面もあり、先ほどにも書いた不仲に発展してしまいました。

今思えば、初めての出産子育ては知らないことだらけなので、赤ちゃんと一緒に少しずつ成長していけばいいのです。そこに気づかないまま、私は、何でも自分一人で山ほど調べて、疲れながら完璧を目指していました。


そんな私を変えたのは、
「授乳の時は赤ちゃんの目を見てね」というアドバイス。
そのひと言にハッとして、授乳に集中するようになったのです。その場を赤ちゃんと濃密に過ごすようになると、不思議なことに、かなりストレスが減りました。

赤ちゃんにとって、授乳の時間は、栄養を摂るだけでなく、大きな安心を得るための大切な時間です。
テレビを見ながら、スマホをチェックしながら、誰かと話しながら。ついついそんな行動をしてしまいますが、母乳でもミルクでも、あげているときの赤ちゃんの様子を見てみてください。じっとこちらを見つめているはずです。その瞳を確認しながら、優しく声をかけてあげてくださいね。

やりたいことがたくさんあるときも、です。子育ては一大事業。長い人生の中で、ほんのわずかの期間なので、タイミングよくこの記事を目にしたお母さん方には、試してみてほしいです。安心という根っこが、赤ちゃんの心に培われますよ。

赤ちゃんのペースで動くことは、時にストレスかもしれません。
思い通りにいかないことが続くと、こっちが参ってしまいますものね。そうなっては大変です。むしろ、子育ては、綺麗ごとではなく、大変そのもの。私ひとりで赤ちゃんを育てていると思ってしまいがちですが、赤ちゃん本人こそが、いま精一杯生きています。応援団のつもりで、赤ちゃんと一緒に、赤ちゃんが成長していることを見守ってみませんか。
そんな毎日が、お互いの根っこを育てています。

「パートナーと自分」から「私たちパートナーと子ども」へと、私たちの世界を広げて、楽しんでください。


*パートナーシップという共創造で、命を生きよう

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