レビュー 「ブラッド レッド スカイ」

Netflixオリジナル映画

カテゴリーとしてはホラーであります。
ドイツとイギリス?何ヶ国かの共同制作。
基本の言葉はドイツ語かな。

善良な一般人である主人公女性はある日ハイキング中、夫と共に謎の怪物に襲われ噛まれる。

その日から自分の中に異変を感じ始める
何か異形のものが自分の身体を支配しようとしている。

薬で発作を抑えつつもより詳しい専門家に
診せるために息子とアメリカに向かう。

しかし事もあろうにその飛行機はハイジャックされてしまった!

ハイジャック犯から息子を守るために、怪物としての能力を解放し始める
主人公、しかしそれはもう2度と母親にも人間にも戻れないと言うことだった。

"怪物"って言うかまあヴァンパイアです。
この手の主人公って大体男性なのに、この映画は珍しく主人公は女性。
ほのぼのとしたハイキング序盤からいきなりのホラー展開。
母親としての本能から完全にヴァンパイアになるのを抑えてるんだけど
それも限界に近いムッター(ドイツ語で母親のことッス)は1人息子を連れてより詳しい治療?研究?をしてもらうために飛行機に乗る。
しかしその便には凶悪なハイジャック犯も乗り込んでいたって展開も
凄〜く珍しいんだけど、主人公のムッターが

「息子を守らなければ!でもそのためには怪物としてのチカラを解放しなきゃ
いけない!でもそんなことしたら、もう人間に戻れないかも知れない!
でもでも……どうすんの私!」

と葛藤するあたりが他のホラーアクション映画と違うところかな。

映像的にはエグいところもあるし、最終的な決断を幼い息子に託したりとかなり過酷な内容だけど、怪物になっても時折心は母親に戻る瞬間があるムッターの姿は本当に切ない。

観る人は選ぶかも知れないけど数少ない
推せるホラーアクション。

 


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