【一駅日記】夏のせいでいいのかな - 2023.08.28
一駅分の時間だけで認める今日の日記。
日記をサボっていた。
サボっていた、というより書かないことを選んでいた。
それをサボってたというのか。
日記をかれこれ8年ぐらい毎日書いてきた。
書けずに溜まってしまう日はすごくモヤモヤして、
何日分かまとめて書いたこともあったけれど、
1日1日、何かしら書き留めるようにしてきた。
一日を終えるための自分のルーティンになっていたように思える。
2023年の日記を振り返ってみたら、書いてあるのは6日間ほど。
書くのは辞めた。
というより、書かなきゃ、と思うのを辞めた。
死ぬ時に振り返ると、ああ、この頃は忙しくて書いてる時間がなかったんだな、って思い返せるから、
書かないことも一つの表現になるのだろうと逃げていた。
現に、書く余裕も体力もなかったのだけれど。
うーん。疲れてしまった。
なんでこんなに世の中の人たちがイライラしているのか分からない。
私も電車でおじさんにぶつかられただけで、なんでこんなにイライラしているのだろう。
私がなんでイライラしているのかも分からない。
みんな自分だけの空間のように、自分だけの道のように社会を歩いていることが怖い。
イヤホンをしているだけで、ごめんもありがとうも言えなくなってしまうなら、音楽なんて無くなってしまえばいい。
そんなことを思い、この文字を打ち込んでいる私もまた、イヤホンを耳に詰め込んでいる。
結局は同じ穴の狢か。
疲れてしまった。
甲子園、また観ずに終わった。
いま、バスケの大会をやっているらしい。
きっと、バスケも観ることなく、終わっていく。
甲子園で準優勝になった仙台育英の監督のインタビューがたまたまTwitterで回ってきて、眺めていたら
と語っていて。
仙台育英の闘いっぷりは私は観ていないが、
「世の中はおかしくなっていて」という言葉に救われたような気がしている。
そうだよな、おかしいんだよ。
私もおかしい。
駅で誰かを怒鳴りつけてる、あのおじさんもおかしいんだろうな。
私はことごとく、ネット社会に合っていないのだと自覚する。
自分のために生きよう、なんて思っていたけれど
その自分は、他者からどう観られているかを気にしている自分であって、
私の本音はどこに行ってしまったのか。
床と天井が分からなくなるこの感覚、溺れている。
自分のための、自分がどこかに行ってしまったらしい。
結局、自分が自分でいれる時間って、日記と向き合っていた時間だけだったんだ。
まだ、分からないことたくさんあるね。
今夜のおとも、神山羊・池田智子「Summer Time」
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