一昨年、突如として
「古書修復の修行がしたい！」
という思いが風船にように膨れ上がった。
図書館で貴重書の修理をしているうちに、
「もっとちゃんと教わりたい！」
との思いが発展した形だ。

思い立ったら居ても立っても居られず、「古書修復」でググってフィレンツェ古書修復インターンシップに参加する妄想をしたりして、盛り上がりは極限に達していた。

が、フィレンツェは家庭のこともあって無理なので、ネットで見つけて「これだ！」と食いついた「古本と手製本 ヨンネ」さんのやっている製本ワークショップに参加してみることに。

そこで果敢にも、
「修理や製本をマンツーマンでガッツリ教えていただけないか」
とアタックしてみた。
「ちょうどそういうのもやろうかと思っていたので、良いですよ」
とトントン拍子に事が運び、個人レッスンを受けることができた。

一旦本をバラしてから作り直す作業を教えていただいたり、紙から一冊の本を作ったりした。
あれもこれも教わったのに、やはりそれなりに道具を揃える必要があることや、労力と時間がたいそう必要とわかり、その後別の方角に妄想がシフトしてしまったのだった。

しかし、今ふたたびの古書ブーム到来。
教わったあれやこれやを思い出しつつ、もう一度チャレンジしたい欲求がふつふつと鎌首をもたげてきましたぞ。

これからこれを読んで、ムードを盛り上げよう。

そして、師匠のヨンネさんが最近出した本がこちらです。

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