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ちゃらんぽらんだった私の助産学生時代の話

こんにちは。助産師のいずみです。
前々回の予告?通り、今回はやる気底辺だった私の助産学生時代の話です。

前回記事はこちら👇

助産師になるには


助産師になるには大きく分けておそらく2パターンあって、1つ目は専門学校や大学等で看護師の資格を取った後、助産師専門学校に入学し卒業と同時に受けられる国家試験に無事合格すること。2つ目は大学や専門学校で看護師・助産師(そして多くは保健師も)の養成コースで学び、卒業と同時に国家試験を受けて晴れて受かれば看護師と助産師になれる。

私は2つ目のパターンで、大学で看護師・保健師・助産師になるために勉強し、無事国試に合格しました。

とは言っても、大学では体育会系の部活に入りほぼ毎日部活&楽しい誘惑がたくさんあったりで。。本当に不真面目な看護学生だったと思います🙇‍♀️

数々の武勇伝のうちの一部をご紹介👇

episode1.とりあえずラーメン食べ行こ

助産師国家試験受験資格を得るには、学生のうちに分娩介助に10例立ち会う必要があります。(当時は。今もそうかな?)
心身ともに疲れ果てるうえに、実習が終わった後も自習や課題や振り返りレポートに取り組まなければならず、時間もないし体力もないし気力もないしで私はけっこうほとほと嫌になっていました。

「別に助産師にならなくてもよくない?もう辞めようかな。実習大変すぎるし私も他の子達みたいに自由な時間欲しい。助産師コース、やめよ。」

と本気で思って担当教官に言いに行こうとしていたら、8歳年上のお姉さん的存在の同級生に呼び止められました。

「いずみちゃん、ここで辞めたらもったいないよ。私も辞めたいけど、同じ授業料払って助産師も取れるっていうお得感だけで続けてる。助産師コースに入れてラッキーだし、資格持っとくだけでも希少価値あるから。」

みたいな内容だったと思うのですが、彼女は助産師になる意義とか夢はそっちのけで、お得感と希少価値の観点からのみで続けてると言いました。
妙に説得力がありました。
「とりあえずさ、レポートとかいいからラーメン食べ行かない?」
けっこう夜も更けてたと思うのですが、私たちは宿題やるのを止めて車を走らせコッテリ系ラーメンを食べに行きまして、その美味しかったこと🍜
もちろん翌日は提出物等何も持って行かずに授業に参戦しました。

あれがなければ、助産師になってなかったかもな〜と時々思い出します。

episode2.「私はいいです✋」

前述の通りの助産実習の1つに、助産院実習なるものがありました。病院とは違う環境での分娩を学ぶ、みたいな目的だったと思うのですが、当時の私には興味ナシ。(ゴメンナサイ)
分娩に備えて助産院の2階に泊まり込んでたのですが、いざ産まれるとなって、私たち学生を呼びに来てくれた助産師さんに私は一言、

「私はいいです✋」

え。

何しに来てんの?て思われてたと思います。
でもその助産師さんは怒るでもなく、朝起きて来た私の体調を気遣ってくれました。
ごめんなさい、体調悪かったんじゃないんです。眠気とめんどくささが勝ってしまった💦

episode3.ぶんちゃんが心配

助産学生時代、私は一人暮らしをしていました。そして文鳥を飼っていました🐦笑
実家で飼ってた子を連れて来ていたのですが、囀ったり歌ったりカゴから出して遊んだり、それはそれは癒しだった♡
助産実習中のある日、もうすぐ産まれそうな妊婦さんが実習終了間際に入院してきました。

「いずみさん、たぶんお産になると思うけど、残って実習する?」

「いえ。ぶんちゃんが心配なので帰ります。ぶんちゃんていうのは、私が飼ってる文鳥です。」


ウェッティな髪に強めのパーマをあててたあの時の担当教官、鳩が豆鉄砲をくらったような顔してたなー。

Photo by katoheriko
当時買っていた白文鳥と同じ鳥種。
あー可愛い。また飼いたくなってきました。

episode4.それでもいい思い出

それでもいい思い出はたくさんありました。
前出のラーメンももはやいい話ですが、
妊娠から産後まで担当させてもらった方と仲良くなってお茶したりご飯行ったり。
夜中にお産があると呼び出されて、深夜車を走らせ実習先に向かい、(田舎だったので、実習に車で行ってました。)分娩後に胎盤計測していたら朝日が昇ってきて綺麗だったこと。🌄


こうやって思い出すことの全てが今に繋がっているんだな。
ちゃらんぽらんだと思っていたけど、じつはけっこうちゃんとやってたのかも、とすら思えてきます(笑)


学生の身分で受け持ち断ったりしても、なんとか助産師になれてます。なってよかったと思えます。今の助産師としての私が出来るまでを支えてくれた皆様、ありがとう。

最後まで読んでくださりありがとうございます🫶




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