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アナグラム詩: 46音いろは歌「さあおかへ…」(+【やすこ納言 部門】アナグラム歌会流星群)




さあ おかへ
しの
りうせいぐん
ゆびわに なる
とめろ ほらね
ふみよむこえ きけた
はちを まって
それ ぬすもーや!

さあ、丘へ
詩の
流星群
指輪に なる
止めろ ほらね
ふみ詠む声 きけた
ハチを 待って
それ 盗もーや!

※重くなりすぎたので、1月30日【やすこ納言 部門】と【みえる式部 部門】【ぼーろ中将部門】を別ページにしました。通知が再度行って申し訳ありません。
投稿作品が掲載されていない場合は、お手数ですが、コメント欄からお知らせください(2月1日中)。同じ方の投稿は各部門の中でまとめています。

「アナグラム歌会」にお寄せいただいた、エントリー作品の「部門別一覧」です。
索引として使用できるよう、【やすこ納言 部門】は改行・空白を除いた全文の引用をつけました。原作は、改行・空白・タイトルなども工夫されていますので、ぜひ原作の訪問と「スキ!」をお願いします!


【やすこ納言 部門】

夏を背に刈られぬ秋の穂色染めて冬海へ渡りよもや春咲け猫待ち遠しく縁結ひ

今日も見渡す山向こう逢えぬ辛さに夢を馳せ朽ち経て帰路尚それ薫る愛しひ世の輪廻

逢ふ事の絶えてしなくは胸さらわれん月夜を見ぬ背に薫る夢色内想ひけり山裾へ

小夜更けて星舞う紺碧に月も揺れる果たせぬ輪廻八重に揃わす人目をくらむ恋の道かな

手枕に逢えぬ身を伏せ胸へ嘘想ひ恋しやほろり夢咲け散るとて忘れん夜半の月かな

恋に触れて愛しかるらむ魂の緒よ行き合う縁も揃わせ栄やす熱なほ冷めぬ奥へ満ちけり

肩すくめ背を向け去りし雪の歩跡想ひ波打ち我癒えぬ部屋天に宙船春待つ頃よ

紫陽花を見てマリーゴールドに触れなば木瓜ゆ梅カラーの立つ菊よろず合歓おわせ茶も瓶へ添えぬ

胸の千クロスへ触れほら血は山より思わぬ熱さ夢見た上時を駆けそして恋になる日

波打ち際夢積む船絵の具密やかに瑠璃を差し音すら色へまた惚れ夜明け今世も果てぬ

涅槃ありし宵の口表抜け震わせ揺れろ碧見えたら氷雨止む嘘か誠何を欲す

朧月照らす山並み凛とし風立ち雲誘われ夜を生む声不意に雨雪蛇の怪は寝ぬ

暁にみる夢惚けその間柔く名も知らぬ鳥群れ背色差す羽立ちて縁を招ぶ飛行へ

悩む日夜の丘見上げた環三等星僕らには眩しすぎそれでもねえこっちへ夢路を塗り

紺碧に白散りそっと輝る緋色を盗むまぶたの裏女波押し寄せ泡影も咆え実揺れや

千色の歌花艶やかに秘混ぜ踊り咲き文読む声空を抜け心へ注ぐ澄める環骨も揺れ

遍く星降る森は凪ぎ暦を忘れ空に幻燈一夜の夢か無せて終え錆びぬ路へ立つ

現世に見る蓮の花咲き岩音あえて足りぬも真似を夢や空駆け秘せず濃く血へ滅ぶ霧
憂いた指突ん破り召せ詩の己や寸夜は共そこ火丹那阿摩羅玄美彩得ね勝ふ流記手を化へむ

夢溢れ記憶の淵はみ出して涙腺ひねり砂絵をわざと靄へ集む陽炎夜に染まらぬ

秘かに蔵でふたり見つめ揺れ合う(よし、行ける!)「ねえ、まず……鞭を」(へ?)「縄も」(は?)「やろ」(ぬ…)この先とおせんぼ

空のきわふじやま遥か雲うけて犬ひと眠り尾よ揺れん声を見ろ土へなほ汗刺すために

木蓮の土におけら蝉住まうや犬穴掘りて猿米を数へむ夕日笑ろたし時は船よ

犬葉牡丹を喰らひて菜の芽揺れるさま香りもよろしと畝地泡にぞ消へむや伏せ罪消す声

寝れぬ宵揺らす紫煙月明かり見て向こうの街へホロと馳せる想い何を喚くや誰そ叫ぶ

コロナ禍をマスク一つで乗り切れば育ち無縁に憾みぬ幸せ異父母も親へ嫁さ行けるね

アメリカではThe Trump Magic動き出すぞ成れぬ平和にひねる大知恵闇の世を無蝓諸消せ

目を向けろ聴こえぬ音のする方へ手振り見せれば歌詞伝わらん迷ひ燃ゆ夜に愛咲くソナチネ

まやかしの宝石未来を予知おもへ念クリスタル割れろぬえ叫ぶ穴そっと手にはめこむ比喩
いらくさ編むおとめ森に寝ずの番夕たなびき星まみえふれる夜半矢をかけころせ散って添えぬ

猫のせてほろ酔いワイン柔く揺れる肩窓辺を落つ雨今日散りぬ水面に空絵結ぶ兆し

恋に舟朝もや受け衣摺れてまどろむ川べり薔薇つぼみくちびる寄せなお楽し夢を添えん

夜更け前はんなりと恋醒めぬ頬のいろうち空へ群れを見せて淡く静かに雪つもる屋根

星いろ部屋を薄染めて冴えたなびく三日月ぶらんこ森の尾根に寄せむはあと揺れる理由(わけ)待ちぬ

柔せ白妙胸染め昇る花火散りぬ音消すも朝がキミを連れ行く前に今宵らんでぶう

駅へ向かう間恋の冬雨誰そ常花散るを消す瞳に寄せてほろ優しぬくもり終わらん

冬萌えて春告げ根草や空を生む千代世に愛しキミの笑顔あわなす陽だまりこぼれぬ路面

雨だれ夕焼け若菊おむすび名主は小知恵を持つ嫁寝させてとる風呂ほんのり未来に添へ

静かな毎日の胸を揺らいでみえるへ触れずあんこぼうろお側たわけや茂作よせめぎぬと言へり

夕餉の安らい胸元まみえるへそ脇を責めて喜ぶ片足サオ入れ八本寝首に血塗り絵 

ほろ酔いうた姐絵や手紙に湧くしめじさんの側へ想い溢れる人を繋げ競らずゆるり巻き込む

子犬本読む日夢見羽をもつ街やお城空へ鳥に忘れな草の歌笛聞かせてあげる

朝日降る波音愚者の歩蘭を土に無は夢埋もれろ背外へ抜け絶間終わり過去捨て生きよ

龍宇宙へ胸に秘めたやろ忘れぬ気持ちは踏み絵をサボるマジで覚悟乙イノセントな夜明け

燃えろ女の子希望は胸に富士山へ爪塗る指輪飾り立て見せよ海月と血それを愛す
陽炎揺れて千の花藤落ちる度に蕾を濡らす鳥も騒めき遍く声否む他所へ

自惚れ知恵蛇ロゼジャム甘い香りそ!夢見るスナフ雲を避け月夜の庭で猫とランバダ 

雨に濡れた舗道靴も履かず白い波間へ湾の日落ちて聞けや眠り誘ふ声夜を揺らせ

空ける海金に染まり遠く白船靄の中へ揺れ寄せては散らす秘めた冴えぬ恋我を窄む

雲流れ山根越へ温む瀬を渡り野で遊ぶ星読み土に聞け夢追う流離人

夢失くす沼よ星や朝陽も忌み壊れた眠り増え波乱に落ちる嘘を乗せて月へと駆けろ

八雲立たん予知夢とうつろひ目は照らせ我の子寝かさず泣けぞ青仕切りを踏みに吼ゆる去ぬ前へ

甘き嘘やなお重ねた罪シークレット・ラブに思いけり夢の余地へ忘るぬ色超えん果てを責む

花を待つ空のいろ夜に鳥たち触れさせぬ恋夢も編んでみむ聴け小川星屑屋根上へ

郎女は痩せた嘘置く声の塵琵琶も叫ぶと経る世に歩む寝て来ぬを論ず誉れ哀しみ

泳ぐ月祈りは菫光る芥子弔う雨に露路も寝ゆ誰そ山越えて普遍縄干させぬを

嘘かさね愛を振りに行く罪な人め我は落ちるけエロスのしもべ抱きて止まぬ炎寄越せん

悩まぬ時間は蝋燭落ち着けずでも触れるためゆらりと酔わせ骨さえ無へこの愛火を君に

哀飢え雄花聴く華籠咲死澄世想絶ちつ手となに濡音飮吐皮膚辺欲真魅無愛燃夜逝隠裸裏流レロ割遠

船はお空で永遠に揺れこりす紡ぐ苗よもぎを山へ縫う広瀬満ち欠けん蛍石の雨さ

雪野原朽ちて醒めず悲しみを焼けよマッドに濡れろ不毛焦り潜む恋終え骨ルワンダへ

秋を超え冬の特産干しいもや食べてうまか夜みなHappy鬼つねろ染め忘れケチらぬ無理ぜ

蒸す切る今朝空晴れ日冬お庭みんなやろよ食べて旨かねこの干しいも千歳飴を作りえぬ

バイク乗り朝日夕焼け星空見よ五感際立つ手を振れ友へ何追えぬ攻めスロー街眠る

朧気な目眠りはてつ後に我聞こゆ山裾へ吹く去る背よもう帰らぬ愛した人を見ん


「アナグラム歌会へのお誘い」へのリンク

1月31日で投稿を締め切りました。各部門の最優秀作品の発表は2月3日です。「詩集が買えるくらいのサポート」を予定していますので、お楽しみに!
「アナグラム歌会中継①〜⑧」へのリンクも、以下のページにまとめています。


お読みいただき、どうもありがとうございました!それだけで十分に嬉しいです。 もしもサポートをいただいたときは、ほかの方の詩集に、そして私が詩を書いている日々のノート(440円)に使わせていただきます♪