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アラフィフの東北巡業-3

3日目(9月27日)

さて3泊4日の東北の旅も半分を折り返しまして、3日目の朝も早朝より動き始めました。

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秋田駅6:15発の普通列車で、まずは東能代を目指します。

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東北地方の普通列車はこの701系という、旅の情緒を味わいにくいロングシート車両なんですが、意外と私は好きなんですよね💖

また土曜日にも関わらず、結構高校生が乗ってきまして、部活なのかどうか分かりませんが、お疲れさまと言いたくなってしまいました。

そして約1時間掛けて、東能代駅に到着。

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本日の第一メインイベント~「五能線の普通列車で水森かおりの世界を堪能する!」に挑みます。

五能線はご当地演歌の女王、水森かおりさんが歌ったことで脚光を浴び、同時に水森かおりさんにとっても出世作となった曲となりました。

日本一乗ってみたいローカル線とも言われますが、こちらも私は数年前に一度、乗ったことがあります。

ただその時は「リゾート快速しらかみ」という特別快速列車で走破したのと、10月の午後の便に乗ったので後半真っ暗で景色が楽しめないという悔しさを味わったので、もう一度昼間の明るい時間帯に乗ってみたいと常々思っていました。

折しも、来春で青森・秋田地区で使われている国鉄型ディーゼルカーが新車に入れ替わるとの情報もキャッチしたので、五能線を味わうのは古い国鉄型ディーゼルに限る!との思いから、3日目の第一メインに選びました。

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いや~、雰囲気満点&既に同業者多数(苦笑)

最初は、東能代で宿を探したのですが、意外にないんですね。

隣の能代駅の方が町の中心なのか、多少宿はあったのですが、一駅隣とはいえ五能線の途中駅になっちゃうので抵抗があり、秋田での一夜を選んだ次第です。

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( ↑ その能代駅ホームの様子)

さて五能線全線を走破する普通列車は、7:23に地元の方と同業者を乗せて発車!

面白いのは私を含めて、皆さん進行方向の左側に座っていることです。

何故かというと、言うまでもありませんが(笑)、日本海の絶景を楽しめるからなんです。

と言いつつ、なかなか海の景色は見えなかったんですが、東能代を出て約1時間ほどしましたら…

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やっと、キタ━━(゚∀゚)━━ !!!!!

私と同業の方は、一斉に海の風景を撮りだしましたし、更に駅に着くたびに駅名票を撮ったり、対抗列車待ち合わせだと聞くと列車から降りて対抗列車を撮影したりと、落ち着く暇もありません。

もしかしたらもう葬式鉄が乱入しているかもしれませんので、地元の方にはご迷惑をおかけすることになるんじゃないかと…💦

と言いつつ、私も深浦という駅で長い時間停車するので、改札外に出てみました。

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のんびりした極上空間(n*´ω`*n)

そしてやってるのかどうなのか分からない売店で遂にこの日1本目の缶ビールを買ってしまいました。

五能線はこの深浦という駅を中心点に据えているのか、この駅が終点だったり、始発だったりする列車が多いんです。

ホテルでもあれば一夜滞在してみても…と思うんですが、あるのかな?

そして列車は再び北へ向かって走り始めます。

缶ビールで酔ったのもあって(苦笑)、列車の窓を少し開けたんですけど、風が気持ちよくて

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なんか幸せだな~なんて思いました(*´∀`*)

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その五能線の旅も、終点まで結構時間はあったのに、楽しいからかあっという間に終わりを迎えまして、その次の第2メインイベントのために終点弘前まで行かず、川部という途中駅で下車しました。

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ここで降りると、弘前まで行くよりも1本早い青森行き普通列車に乗れるんですが、なんと同業者の皆さんも一斉に降りるじゃないですか(@_@)

え?もしかしてこの先もこの人達と全行程一緒なの?

等と思ってしまいましたが、青森行きの普通列車が入ってきて、意味が分かりました。

電化区間なのに、2両編成の国鉄型ディーゼルカーだったんです!

私は全然知らなかったんですが、同業者達は研究してたんですね(^_^;)

その2両のディーゼルカーは超満員!

まさか青森の普通列車で「密」になるとは思いませんでした💦

新幹線との乗換駅、新青森では客がかなり入れ替わりましたが、高校生くらいのスポーツチームが多数乗ってきましたが、車両の古さにビックリしたのか、「やべー」「やべー」を連発してます…

私、何かにつけて「やばい」しか言わない今の日本語の乱れに苦言を呈したいんですが、ここはそういう場ではないので、自粛、自粛…○__(ー。ー)

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そして私が推測した通り(?)だったんですが、弘前から青森までの普通列車が、何故に電化区間なのにディーゼルカーなのか?

それは私がこの日の第二メインイベントに据えていた、「石川さゆりの世界を味わう津軽線の旅」に使われる、1日1本しかない青森発三厩行きに変身するためではないか?

果たしてその推測は当たりまして、私は重たい荷物を移動させることなく、同じ車両で場所移動だけさせてボックスシートを確保し、青森駅散策に出掛けました。

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最初は立ち食いソバでも食べて…と思ってたんですが、時間が時間なだけに行列が出来てまして、諦めました。

その代わりに、大館駅名物の鶏めしが、何故か青森駅のお土産売り場で売られていたので、即買い!

古い国鉄型ディーゼルの発車を待ちながら、名物駅弁を食べる。

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いや~、贅沢な時間でございます♬


そのうち発車時刻を迎え、三厩行は喧しく動き出しました(笑)

五能線にいた同業者は姿を消しましたが、新たな同業者がおられまして(以下省略

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終点三厩に着くまでは晴れていたのですが、なんとも雨男運がこんな時に発動してしまい、三厩到着と同時に土砂降りの大雨!

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雨さえ降ってなければ、周辺を散策しようと思っていたのですが、あまりの豪雨に、私はそのまま車内で折り返しとして出発するのを待つことにしました。

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しかし!

一旦列車はドアを閉めて乗務員もいなくなるから、車外へ出ろと言われました(ノ-×。)

私と同じ思いだったお客さんは、みんなえーっと言いながら、ホームに降りて、駅舎までの長い距離をずぶ濡れになって歩く羽目に陥りました┏(ー_ー;)┓

どうせ今乗ってきたお客さんの大半は、そのまま折り返す方ばかりなのだから、開放してくれてもいいじゃん!

と、ムッとしながら三厩の駅で他のお客さんと密になりながら、雨が止むのを待ちました。

途中、一瞬だけ晴れ間があったので、その瞬間に三厩駅周辺を写してきました。

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石川さゆりのように「ご覧、あれが竜飛岬、北の外れよ」と言ってみたかったんですが、土砂降りのせいでそんな余裕がなく、また本当の竜飛岬や、この辺りの名物、階段国道とかはかなり三厩駅から遠いので、列車を1本遅らせる覚悟で来なきゃダメだなということも学びました。

さて折り返し列車のドアが開き、再び折り返しの客となったんですが、今度は青森まで行かず、途中の蟹田止まりになります。

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この蟹田も、北海道新幹線が開通するまでは、全特急が停車するとても重要な拠点駅だったんですが、北海道新幹線が開通してしまったら、ローカル駅に逆戻りしてしまいました…。

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またサービスの悪いことに、蟹田駅は1番線があり、そこが駅舎とつながっていて2番、3番線へは跨線橋を渡らないといけない構造なんです。
三厩からきたお客さんは大半がそのまま蟹田発青森行きに乗るってのに、待機している青森行き電車のいる2番線ホームの反対側3番線ではなく、1番線に停まるんですよ(○`へ´○)
ほぼ全員のお客さんが、面倒やなぁと言いながら、2番線へと続く階段を登っています。

望・改善!

津軽線で青森まで戻りますと、本日のミッションは終了、明日に備えての移動になるんですが、なんとこの日の宿は、秋田県の横手で押さえてありました。

そのため青森から横手へと、更なる移動をしなくてはなりません。

こう考えると、東北6県で唯一、県庁所在地駅=新幹線駅ではない青森の不便さが際立ちます~ε= (++ )

青森から一駅、新青森まで行きまして、東北新幹線「はやぶさ」に乗り込みます。

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そして盛岡で秋田新幹線「こまち」に乗り換え、大曲まで行き、大曲から普通列車で横手まで行くという、大変面倒な行程が、この日のラストの行程です。

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この時も私は深く考えず、指定権を使って指定席を押さえたのですが、「はやぶさ」は又も先頭の1号車「こまち」は先頭ではないものの、真ん中よりはやや先頭寄りの15号車を選んでいます。

盛岡での乗り換え時間は、わずか7分!

新幹線1両の長さは25m。
私は25m×15=375mを、一直線ではなく、上りホームから途中で一旦下へ降りて下りホームへ登らなくてはなりません。なのでその分を加味すると約400m…というか、0.4kmを、重い荷物を抱えて7分の間で移動せねばならず、この日も盛岡駅で「こまち」に乗るために大汗をかくという失態を演じてしまいました💦

これは教訓にせねばなりません(苦笑)

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さてなんでそこまでして横手のホテルに泊まりたがったのかというと、ホテル併設の豪華温泉に入り放題&駅から絶対迷わない徒歩30秒の立地&価格破壊と思うほどの安さ!が理由です。

今回で、実は3回目の投宿になるので、富山県民ということを考えると、かなりのリピート率だと思うんです(*^-^)V

前回はこれに、名物・横手焼そばを風呂上りに食べる、が加わりました🎵

今回も風呂と焼きそばを楽しみに横手までやって来たんですが…

つ、疲れた…_| ̄|●il|li

よっぽど豪華温泉も焼そばも諦めて寝ようかと思った程でしたが、何のために横手に来たんだ!と気合を入れて、豪華温泉へ向かいました。

本当はどれだけ豪華か写真を撮ってご紹介したい位なんですが、流石に温泉館内で写メってると、通報されてしまいますので、そこは諦めました💦

3日分の疲れを取るべく、ゆったりと湯船に浸かりましたよ♨

極楽でした😍

たっぷり温泉を味わった後、ポカポカの体で横手焼きそばを食べに、夜の町へレッツゴー💨


・・・真っ暗・・・


前回横手焼きそばを食べたラーメン屋さんを目指したんですが、残念ながら日曜夜ということでか閉まってました😵

せっかく温泉で温まった体も、小雨の中を歩き回ったせいか、寒さが勝るようになってきまして、仕方なくコンビニでパスタを買い、宿へ戻りました。

横手で泊まる2大目標の内、一つを達成出来ず、残念無念再来年😭

午前中は良かったものの、午後になってからは土砂降りにヤラれる、乗り換えで苦労する☓2、目当ての店がやってない等と、運勢急降下な日となりました〜💧

さあガックリ気味でテンション下がってしまった私は、最終日、どのような行程で富山に帰るでしょうか?(^o^;)

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