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深夜の殴り書き 23/1.30

スタート
刻  2:45

もうすぐ時計は3:00

もうすぐ朝日が登る

影にまみれて夜にノマレタイ

日光はいつも
誰も彼も照らし
瞳孔を絞らせる

輝く人間が眩しく見える

いいな
まるで全てを解放してるような
自分に素直な君が眩しい

俺の瞳孔を絞らせるのは
君がいるから
羨ましい気持ちが俺にもあったと自覚したあの時

しかめっ面で無愛想な視線はいつも
鏡の中の俺を冷酷な目で刺してくる

自問自答なんてねえよ
いつも同じで
視線の先をただ無心に熟していくだけで

俺の中の俺は
素性を自分にさえ隠すのさ

いいな
まるで全てを解放してるような
自分に素直なお前が
俺の心をシルクで包装してくれる

その明るさに
その優しさに
尖った俺の心は
無情にシルクを突き破る

俺は馬鹿なんだ

もう1人の自分がいつも俺を監視する
そいつに付けられたのは
引きずるほどの太い鎖

いろんなしがらみが
俺の身体にノシカカル

このまま世界が嘘であったなら
どんなに

それでもいつも君は
華やかな笑顔で空気を軽くする
振り向くといつも
鎖が宙を舞う

この世界が嘘だったみたいに



刻  3:03

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