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アイテムリスト How To MD #3

ゲームプランナーのみえうです。
この記事シリーズはマスターデータをスプレッドシートで作るTIPを紹介していきます。基本的に実務で使ったものを紹介していきます。
マスターデータって入れるの面倒ですよね。楽したいんです。楽にゲームが作りたい。この記事は楽にゲームを作る方法をマスターデータの観点から紹介します。
今回は第3回です。

今回のめんどくさい

マスターにアイテムやカードを指定するときってID覚えるかメモしておかないといけないのが嫌です。記憶領域を一部使い続けるし、数値は間違える。今回はそんな覚えておくのが嫌な病人向けです。

こういう場合ってデータの入力規則を使うと思います。プルダウンリストを作ればリストにして表示できます。アイテム名、武器名なんかを入れたら自動入力してくれるようにできれば最高です。

ここで問題になるのはリストの更新とテーブルがものによって違うことです。

リストの自動更新

正直アイテムやカード、武器なんかが追加されることに手作業でメンテナンスしていたら逆にきついです。リストの更新は自動であることが必須です。

テーブルがばらけている

サンプル用にGSS作成しました。大体の場合、武器なら武器のテーブル、防具なら防具のテーブルといった具合にばらけています。これらのものを一つのリストで扱うには加工が必要になります。

サンプルは以下のように作りました。
・mst_chara:キャラクターを定義するテーブル
・mst_weapon:キャラクターが装備する武器を定義するテーブル
・mst_armor:キャラクターが装備する防具を定義するテーブル
・mst_item:キャラクターが使うアイテムを定義するテーブル
これらを自動的に一つのリストにまとめる必要があります。

リストの結合

リストの結合は{}を使ってやります。上のサンプルのリストシートのA:Cで結合しています。

https://docs.google.com/spreadsheets/d/1gpCKUmGUJgphODT40kF46vJctwWw3WdA76p8cIA3la0/edit#gid=851160727

単純に{E:G;I:K}と結合すると無駄な部分がリストに入ってしまうので、必要分だけピックアップして入れています。ピックアップする手段はもっとあるのでいろいろやってみてください。

プルダウンリスト化

入力規則からプルダウンリストを入れます。
その後filterやvlookupとかindexを使ってtypeやidを検索するようにします。
サンプルはrewardシートです。

できた

とまぁこんな感じで完成です。
mst_charaとかが別のスプレッドシートに入っていればimportrangeで参照sるといいです。Idを覚えなくていいのは非常に楽なのでやっておくと結構いいです。


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