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「断水」で感じたこと

昨日は、日本の広い地域で大雨でしたね。
災害など発生していないことを祈るばかり…

私の住んでいる地域でも、一日中ひどい雨。
スマホの災害アラートが鳴るたび、思い出すことがあります。

かつて、私の住んでいる地域も、
台風の被害によって、一週間近く断水しました。
幸いにも我が家は浸水被害もなく、電気・ガスも通常運転。
ただ、「水が出ない」だけ。
その「水が出ない」ということが、とても大変なことだと知ったのは
生まれて初めての経験でした。

時が経つと忘れてしまいそうになる記憶を、
ここにとどめておこうと思います。

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もともと、「防災」に対する関心がゼロというわけではなかったので
少しの備えはしてありました。

飲水の備蓄をしていました

生きていくためには、水が必要だ!!飲水だ!!
と、二人暮らし家庭で3日間くらい生き延びられそうな量(アバウト…)を
準備してい(たつもりでい)ました。

そして見舞われた、一週間の断水。

足りませんでした…

完全に、断水を舐めていました。

・断水期間が想像以上に長く、3日の飲料水では足りない
・ストレスで喉が渇くため、「生きるのに必要な量」だけでは心もとない
・完全にスルーしていた「生活用水」の重要性(個人差あり)

3つ目の「生活用水」が足りなかったのが、本当にしんどかったです。
生きるために、これほど多くの水を使っているとは…

「水が出ないだけだし、我慢しよう」
と思っていたものの、想像以上につらかったです。

精神的につらかった

「水が足りない」という物理的な点もありますが、
それ以上に「”あたりまえ”が絶たれることのつらさ」を、
生まれて初めて実感した気がします。

たった一週間。家も車も無事。電気もガスも無事。
ただ、蛇口を捻っても水が出ないだけ。
その「だけ」が、こんなにつらいものなのかと。
衝撃的な体験でした。

水も無事復旧し、「もうこんな思いをしないように」と、
備えることにしてみました。が…

備えあれば憂いなし、とは言うものの。

生活に必要な水を確保しようと思ったら、
アパートの居住スペースが埋まってしまうほどの備蓄量になることが判明。
置けるだけの備えをすることにしましたが、
自分のちからだけでなんとかするのは、ちょっと厳しそうです。
物理的な備えだけでなく、
避難場所や給水所など、情報の備えもはじめるきっかけになりました。

いっぽう今回は、SNSやインターネットの情報などで
水に関する民間・公的機関の支援情報を得るほか、
実家や職場からの援助、友人からの情報サポートをいただきました。
他に頼れる場所があったことがとても心強く、
もしものときに頼り・頼られる「つながり」の大事さも、強く感じた経験でした。

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…あれから時が経って。
昨日の雨のときは、もしもの断水に備えて、お風呂に水を張りました。
一日経って、断水の様子は特にないので、水は掃除・洗濯などに回します。

ほんの僅かなことかもしれないけれど、
実体験から得た学びを、忘れずに生きていこうと思います。


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