Cocoaを聴きながらちょっと泣いてみる夜


こんばんは。みいとろでございます。

なんかちょっとやばい奴みたいなタイトルになりました。が、気にしないで欲しいです。(笑)

あとすごく長くなる気がするので、先に謝っときます!ごめんなさい!!!

早速ですが、とりあえず私の話から。いや全部、私のお話ですが。(笑)私は、昔からメンタル激弱です。ダンスの発表会でフリを間違えると踊りの途中、舞台の上でも笑えなくなっていたし、何かしらの面接や合否の出るテストなんかを受ける前の夜は消えたくなるほど不安になったりします。それは今でもです。10年前の小さな失敗すら頭の中から消えてくれないし、ふと自分が恥ずかしくなって泣きたくなったりします。ネガティブな部分に上手く付き合えない。そんな私は正常ではないんじゃないかと疑うこともあるし、落ち込むこともありますが、幾分、強くなりました。「私は病気だ。」と思えるならまだ平気だと強がってみたり、「私は病気なんだ!普通じゃないんだ!」と開き直れるようにもなりましたが。(それはそれでどうなの)こんなことを書いたのは、今からこの下を読んでくださる方に呆れも怒りもしないでほしいから…そんなメンタルならしょうがないもんな。くらいに思って、優しくして…。(笑)

本題に移ります。

PAGESの詳細が発表された時、真っ先に気になったのは、風磨くんと、風磨くんパパ、TUNEさんとの共作ソロ曲。Cocoaなんてあったかいタイトルをつけて、紡ぐ彼の歌を楽しみにしていました。が!発売日に店頭に受け取りに行き、ワクワクしながら、封を破りました。私、やっぱり変人なので、曲より先に歌詞カードを見ちゃうんですよ。で、Cocoaの歌詞を見た時、  

あ、私これ聞けない。

と直感で思いました。他の曲はずっと聞いてたけど、大好きな風磨くんのソロ曲、楽しみにしてた曲のはずなのに、Cocoaだけはなかなか再生ボタンが押せず、3日後、コンサートの初日に初めて聞きました。それも泣きながら。

ーいつかの夢に描いたような今になれてますかーこのフレーズを聞きたくなかったんですよね。

ごめんなさい。もう一度、少しだけ私の昔話をさせてください。

小学生の頃、両親の仕事の帰りが遅くなる日は1人で家にいるのが怖くて、母の職場の待合室で母を待っていました。母は看護師です。パタパタとナースシューズを鳴らして、患者さんに話しかけ、笑顔にする母、新人の看護師さんに厳しくも優しくアドバイスをしながら廊下を歩く母。そんな母の周りは、いつだって笑顔がたくさん咲いていて。そんな姿が眩しくて、かっこよくて、幼い頃いつも遠目に見ながら憧れていました。小中と卒業文集には「母のような看護師になる」と書いていたし、そんな夢を私は誇らしげに色んな人に語っていました。

20歳になってかっこいいナース服を着て、誰かの助けになってる自分を描いては、なんだかむず痒くなって、でもそれすらも自分の未来への期待になってて。当たり前にそうなれると思ってました。ですが、看護科のある高校受験失敗。中学2年生の頃には希望校は決まっていたから、それに向けてめちゃくちゃ勉強もして、みんなと同じように受験勉強に力を入れましたが、ダメでした。同級生の中で、私を含め6人、看護科のある高校を志望した子達がいて、同じ高校には私の他に2人受験をして私だけが、「不合格」を突きつけられました。落ちた理由は簡単です。素行が悪かった。

初めての挫折。ぁあ。今はやりたいこと我慢しときゃよかった。大人の言うことを聞いとけばよかった。大人に反骨心なんか持たなきゃよかった。受験期の間だけでもダンス辞めてればよかった。1、2年前、半年前の自分に後悔の念が募ります。なぜあの時「楽」を選んだんだろう。好きなダンスがやれて、好きな人が出来て、問題児の仲間達と遊び回った日々が楽しくて楽しくて、『自分の人生最高じゃん。イージーモード♪』とか思ってた自分をボッコボコに殴り倒したかった。

心底自分で自分を嫌いになりました。


あんなに夢を語ってたのに、バカみたいじゃん。完全に完全に戦意喪失です。私の夢を知ってた両親は、私の好きな事や人、やることに反対もしなければ賛成もしませんでした。〘自分の人生だよ〙これが家の合言葉です。それでも「受験落ちた〜…」と報告をして、珍しく落ち込んでいる私に「学費、助かるわ。」と父は笑いながら背中をぽんっと叩いてくれたし、「そんな落ち込まんと、高校卒業してから看護学校にも行けるのは知ってるやろ。その間に違う夢が見つかるかもしれんし、いい猶予をもらったと思いなさい。」と頭をくしゃくしゃとしてくれました。両親はいつも笑ってる人で、「こんな時まで笑わなくても…」とは思いつつ、不器用な父の慰めと、憧れの母の強い言葉に救われたこと、今でも鮮明に覚えています。もうひとつ、大嫌いだった副担任が、卒業式の日に、「あなたは弱い心を糧にできる人です。今、大きな挫折を感じていることでしょう。その気持ちを忘れないで。あなたの夢、きっと叶います。叶えてね。」とこっそり手紙を渡してくれたのも、嬉しかった。

少し前に書いたあなたの言葉に救われたのブログで"何も決まっていなかった"と書いているのは、高校受験を失敗した次の日の朝に、机の上に貼ってあった「看護師」の夢の紙を惰性でビリビリに破いて捨てたのを皮切りに、完全ネガティブモードです。でた。スーパー激弱メンタル…。ちょうどその日はゴミ出しの日で、ビリビリに破いて入れたゴミ箱の中は、学校から帰ると空っぽでした。きっと母がゴミを出してくれたんだと思います。そしてそれを見たはずですが、何も言わずに「おかえり」とご飯を出してくれたから、未だに真相は聞けてません。(あの時の話をする勇気はない)それから私は「夢は看護師」と言うのを避けるようになり、進路先の「看護学校」も勝手に選択肢から除外した上での、「何も決まってなかった」の言葉です。

そうして私は皆の応援や期待を簡単に裏切り、夢は私が勝手に打ち砕いたのだけれど、「看護師」のように、誰かを救う事がしたいと思う気持ちは消えてませんでした。とにかく自己否定感の強い私は「誰かの力や笑顔の源」になりたかったんです。そうすることで自分の存在意義が生まれるんじゃないかと。「あなたがいてよかった」「あなたが必要なのよ」と言われたい願望から、今に至ります。

大きな挫折をしてから約5、6年後に問いかけてくる、ーいつかの夢に描いたような…ーが苦しくてしょうがなかった。

だってぜんぜん…本当に全く、私が期待した未来、今ではないんだもん…。人生やり直したいとさえ思ってしまう。何やってんだろう…と泣きながら帰り道を歩き、家に入る前に涙を拭くような日もあるし。

少し話が脱線しますが、風磨くんが、20歳になった時のソロ曲、「20-Tw/Nty-」でもそうだけど『あなたが胸を張れるような僕になれた?不安だよ』とか両親や自分にそう問いかけられるのは、成功してる風磨くんだからできることだと思ってました。風磨くんのご両親が、絶対にYES。と言い切るのをわかった上での問いかけだと思ってました。でも多分違う。違いますよね。

彼は彼なりに葛藤して、悩んで、苦しんで、ここまで来た事は確かです。雑誌やメディアでも散々昔の菊池くんの話を今の菊池くんが話してるのを知ってるから、そう言いきれます。

風磨くんのご両親が「あなたは私の誇りよ」って言葉に対して、風磨くんが「ほんとに?心配だなぁ」って照れ笑いしている絵が浮かんできました。

多分風磨くん自身も、「いつかの夢に描いたような今」ではなく、最初は不本意でこんな形になったのかもしれない。彼が望むデビューの形じゃなかったのかもしれない。でも、今彼は「SexyZone」であることに誇りを持っている。人生繰り返したって同じ道を行くよと笑ってる。そんな風磨くんが自分に問いかけてる。

脱線の脱線ですが、風磨くんってめっっっっちゃ自問自答しません?私が大好きなソロコン風Are youなんてもはや「お前は誰だ!」って言っちゃってるし、コンセプトが自問自答だし。

私、彼と出会うまでは自分の人生振り返りたくなんてなくて、自分が何者なのか、考えるだけで頭が痛くなりそうだったのに、彼と出会ってから、私はなんか少し変わったような気がします。彼と出会った事ではなく、時の流れ、私が、大人になったからなのかもしれません。こうやって、人様にこんな恥ずかしい過去を話せるようにまでなりました。「経験」として扱えるようになりました。

そしたら最近どの私が私なんだろう?とじっくり考える時間がでてきました。友達といて大笑いしてる私?親に彼氏や職場の愚痴をこぼす私?彼氏に少し気を使う私?色んな私が私の中にいます。

生きていく中で、毎日楽しい!SexyHappy♪とか思うような日々があり、もう何やっても上手くいかない…と悩み苦しむような日々もあります。明日が来ることが楽しみでワクワクしながら布団に入る夜も、明日が来ることが怖くて眠れないような夜もあります。他人には分からない喜び、悲しみ、悩み。逆も然り私には分からないような他人の楽しみ、苦しみ。人それぞれありますよね。多分。みんな、経験してることなんじゃないかなぁ。だからもうそれでいいんじゃないかと。それは全部私の心で、私が感じることで、全部私なんだ。と結局そんな答えしかでないけど。

そんな風に日々、自分の心の中を上手く咀嚼しながら、生きてます。たまに噛み切れなくて丸呑みして苦しくなる時もあるけど…(笑)

私は、あの中学時代、苦い思い出もあるし、人生最大の黒歴史なんだけど、あの日々が楽しくて楽しくて、しょうがなかった。大人に見放された同士達とは、少し大人になった今でも、たまに遊びに行ったりするくらいには絆が消えてないのよ。大切な仲間と、時間と、青春を過ごせたと思ってる。だから、だからね、大人のいうことを聞け!とも、自分思うままに動け!とも言えないんだけど、なにが正解で、何が間違いかなんて皮肉にも後になって見なきゃ分からないんだから、勉強、部活、習い事、恋に友達、色んな事に全力であってほしいなと、おばさんは今学生の子達に思うんです。とにかく青春をしろ!と。そう言いたいです。いくつになっても青春はできる。でも、今この時間はもう二度とない。今できる青春を目一杯楽しんで欲しい。それで後悔してしまったのならしょうがない!だって楽しかったんだもん。頑張ったもん。って言えるくらい全力であって欲しい。

そんな風に思う私は、このCocoaの曲を風磨くんからの応援歌として聞いています。は?と思われたらごめんなさい。勝手な、解釈です。                  頑張れ!なんて前向きで引っ張ってくれるような言葉ではなくて、"描いてた未来とは違うかもしれないけど、そんな今もまぁまぁ悪くは無いでしょ?笑ってみるのもありなんじゃない?"って今までの嫌いだった私の人生も、きっと風磨くんならそう言って肯定してくれるかなぁと思いながらイヤホンから流れるCocoaにまた少しだけ、涙する夜なのでした。

それでは、おやすみなさい。

今日より楽しい明日が訪れますように☆

みいとろでした!

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