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【詩のようなもの】メロウ

とうの昔に枯れ果てた
咲き乱れた小道を記憶のままに歩いて

悲しみと馴れ合いは置いていけないんだ
自分のことを棚に上げて老いていく人たち
行き先は同じだと思い起こす訃報

そもそも暇なんでしょう
甘い甘い
ちょうど良いものだけで生きていたい

加湿器の霧が揺れて回って昇っていく
何が出来たか
運命は何処にあったか
目眩と頭痛を感知しながら夜は送られていく