ミゲル

元ゲームメディア編集で今はフリーのゲーム脳。働き過ぎて頭のネジが錆びたので、ゆっくり生…

ミゲル

元ゲームメディア編集で今はフリーのゲーム脳。働き過ぎて頭のネジが錆びたので、ゆっくり生活中です。ゲーム音楽、FFXV、P4、ヒプマイ、乙女ゲームなどを食べて生きる程度の能力を持つ。PlayStationへの信仰心が高め。人生のリハビリのために、作文を一生懸命、ここに書いているよ。

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    なんでもかんでも面白くても面白くなかったとしても、思ったことをメーカーのことなんて考えずに書きます。

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    双極性障害をまったり治す女の日記

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    オンラインゲーム『ファイナルファンタジー14』を初めてプレイした日から、こつこつプレイ日記を積み重ねています。

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はじめまして

どうも。ミゲルです。知ってる人は、知っている。知らない人は、覚えてね。 もともとゲームメディア風編集部で編集をしていましたが、疲れてしまって躁うつ病になってしまいました。 万歳! 生きたい活力からの解放だ!! あまりに鬱々としていると、同居人がノートPCを私に買い与えてくれました。これでリハビリをしてほしい、とのこと。 ワイ、知ってる……文明、Terapad……ゲンコウ……書く…… ここに公開予定のものは、特に昔のように何か考えて書いている文章ではないです。 ただ

    • 『十三機兵防衛圏』は消費されてしまうタイトルなのか【コラム】

      —— 某所に書いたコラムを発掘してので、せっかくなので記録として残します。 ※2021年7月の記事 ——  『十三機兵防衛圏』は、特殊なタイトルでした。「名作」というには私のなかで当たり前になり過ぎているタイトルです。そして、そんな簡単なひと言で片付けるには、もったいない作品でもあります。  改めてこうしてレビューのような、コラムのようなものを書くのは、じつはとても私にとって難しいことです(笑)。すでにライター時代、Webに紙面、PSエディターズチョイスに……もう発売前、

      • ハライチの岩井さんにハマる

        タクで、まったくもって岩井さん的には「勘弁してくれよ」と思われるかと思いますが親近感が湧いたり、ラジオを聴いてその軽快なトークにどんどん心を惹かれたのでした。 「どうやらエッセイ集を出したらしい」という情報もあり、すぐさま購入。内容はあくまで淡々とした日常を切り抜いたもので、ただ着眼点というか、さすがお笑い芸人さんというか、例えがじんわりと興味深く、不思議と読んでいて言葉が喉をスッと落ちていくような感覚があっておもしろい。こんな冷静に日常を切り抜きながらも、クスリとさせられ

        • いいから遊べよ!強引な『SEKIRO』レビュー #SEKIRO

           2019年3月22日に発売した、フロム・ソフトウェアとActivisionのコラボによるアクション・アドベンチャー『SEKIRO: SHADOWS DIE TWICE(隻狼)』。フロムのゲームと言えば高難度のアクション性と、独特の世界背景が最大の特徴です。私はそのフロムならでは(と言っていいのか、宮崎さんならではと言うべきかわかりませんが)、そのどこか陰鬱で美しいデザインが大好きでした。例えば『Bloodborne』では、クトゥルフ神話を彷彿とさせるゴシックかつ、ホラーとも

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          『ペルソナQ2』に『タンポポ』はでるのか

          でるかい!  そんな野暮な突っ込みはよしておくれ。私は今日、神楽坂でとても機嫌よく、「竹子」という知る人ぞ知る安い居酒屋でたらふく飲み、機嫌よく帰り道を行っていたのよ。  昼過ぎに美容室に行って、『クローズZERO』での小栗旬の髪型にしてもらい、大満足。何せ機嫌がいい。そんな、ふとした帰り道、ずっと気になっていた飯田橋駅前に鎮座するいわゆる「路上ラーメン店」が目に入った。気になってはいたものの、やれダイエットが~だの、やれ今はおなか一杯だ~だのと、なかなか着席する機会を設

          『ペルソナQ2』に『タンポポ』はでるのか

          何も知らないニートがゾーマを倒しに行くらしい

          (最近の流行りっぽいタイトルにしてみました)  VR ZONEに行ってまいりました! 人生二度目、お目当ては『ドラクエVR』です。結論から言ってしまいますと、いまだに“あの時、あの場所の光景”が頭に残って離れないでいるほどに、素晴らしいアクティビティでした。  私は友人と2人で参加。ですが、基本的に4人でPTを組む必要があるため、並んだ順番で見ず知らずの方と一緒に冒険することになります。今回、一緒に旅をしてくださったのは、2度目のプレイという方を含む、大阪からわざわざいら

          何も知らないニートがゾーマを倒しに行くらしい

          『ペルソナ4』10周年、おめでとう!ありがとう

           『P4』発売当初は、まだ私は交通事故のリハビリに毎日通う障害者で、だからと言って家にも帰らず、男の家に居候するフラフラした生活をしていました。それはあまり今と変わらないけれど。  初めて『P4』のリリースを見たときは、正直「がっかり」。田舎? メガネ? ポップ? 主人公がペルソナっぽくない! 非難ごうごう(笑)。ですが、プレイしないという選択肢はありませんでした。  よく人は、「『ペルソナ』のよさは、人間の見たくない裏側まで描くところ」だといいます。もちろん、それはそう

          『ペルソナ4』10周年、おめでとう!ありがとう

          ふわっとリコーダーピアニカおじさんに思うこと

          スクショを撮るのは魚拓のようで悪いなと思いつつ、noteでのツイートの貼り方がわからないので許してください……。 一世風靡してしまいました、楽器おじさんですが、なんだか言葉が足りなかったためと、ちょっとだけ無知な部分が合わさってしまって、今回の騒ぎになってしまっただけのように感じています。 正直に「無学でありました」と反省されてる姿は強くて素敵だなと思いましたし、いろいろ考えてらしてるようなので、きっとあと一歩なんだろうなあ……と。 ■強制された経験は、確か

          ふわっとリコーダーピアニカおじさんに思うこと

          『カリギュラOD』はプレイするに値する作品か

           『カリギュラOD』をクリアすることができませんでした。いや、正しく言えば、PS4版で追加された“楽士編”をクリアすることができませんでした。  それはただ、物語にのめり込むことができず、という理由ではなく、システムの問題です。バグが多く、進行バグにも何度か合い、ストレスも多かったです。バージョンアップでそれに対応するという公式からの通知もありましたが、やはり「ゲームは買った瞬間に猛烈なやる気が満ちる」もので、そこから何週間も修正を待つには、あまりにも興をそがれる。 「バ

          『カリギュラOD』はプレイするに値する作品か

          『うる星やつら』の夢をいまだに見る話

           『うる星やつら』の夢を見ました。  私は友引高校の生徒のひとりで、ラムちゃんやあたる、面堂たちとワイワイ学園生活を楽しんでいます。  そんななかで私は、「皆でアニメを作らないか?」と持ち掛けました。あたるは「俺はめんどくせえな」なんてもちろん言うし、ラムちゃんは興味深々で、メガネや面堂たちは「ラムさんを描くのならば、もちろん協力しよう!」と乗り気になってくれていました。  一生懸命私がプロットを作り、その途中まで、夢のなかでは完成しました。本当に何気ない、何気ない友引

          『うる星やつら』の夢をいまだに見る話

          私が「異世界転移モノ」の最高傑作を教えてさしあげます

          ・異世界モノのファンタジーで(キリトだ…) ・あちらの世界に行くと強い力を発揮し(キリトだ…) ・素敵な彼女と戦いのさなかに出会ったり(キリトだ…) ・世界の危機を救うために奮闘したり(キリトだ…) ・元の世界に戻っても彼女との絆は深く残り(キリトだ…) ・核爆弾の東京投下の阻止に奮闘する エイサップ鈴木くんだ!!!!!!!!!!!  先日から、異世界ものファンタジーの小説界隈が騒がしいですね(よくわかってない)。近年、異世界に転生や転移しては、力を得て無双する

          私が「異世界転移モノ」の最高傑作を教えてさしあげます

          ケイト・スペードはオタクにも救世主だった

           私はオシャレに無頓着で、というか、興味はあるけれどセンスがなく、何を着ていいかわからない人種だ。「好きなブランドは?」と聞かれたら、いっちょ前に「Louis VuittonとDior」と、持てないクセにハイブランドのデザインは好きなので答えられるけれど、それ以外はさっぱりだ。以前、「女性向けブランドの英字表記をどこまで読めるか?」というテストがTwitterで流行っていたけれど、ほとんどわからなかった。(金銭的に)実用的なブランド品がさっぱりわからない。  そんな私は普段

          ケイト・スペードはオタクにも救世主だった

          『ソウル・サクリファイス』のどうじんし

          ずっとソルサクの同人誌(てか、ぼくの考えた最強の魔物)を書こうと思ってたのですが、精神的に参っていたので流れに流れていました。やっと書いたよ。遅っせー! ーーーーーー  昔々、あるところに美しい女がいました。金の長い髪は光を帯びてきらきらと輝き、青い瞳はアクアマリンのよう。しかし身寄りもお金もない彼女は、いつも煤けた恰好で、暗い路地で物乞いをしていました。  頭巾の下に隠された彼女の瞳を見た者で、彼女に心を奪われなかった男はいませんでした。彼女もまた、自分を求めてくれる

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          『十三月のふたり姫』に100万ぶっこんだ話

           私はゲーム業界に関わり、そうして出会ったなかで、グレートファーザーとして尊敬する人が多くいます。スーパースィープの細江慎治さんや佐宗綾子さん、アトラスの金田大輔さん、SIEの本村健太郎さんなどなど、きちんと思考するだけでなく、それを市場に向けてアウトプットできる人たちです(しかも性格が穏やか)。  その中でも増子津可燦(増子司)さんは私のなかで筆頭的存在で、企画を周囲へアプローチする力もあれば、陰日向で素晴らしい音楽を提供する能力も兼ね備えているハイパー超人です。最近でい

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          『Detroit: Become Human』の弊害

           久々に、映画『ミスト』を観ました。ホラーが苦手な私には珍しく、大好きな作品で、何度も見返しているタイトルです。  『ミスト』の舞台は、突然霧に包まれた街。霧のなかに徘徊するクリーチャーたちは容赦なく人々を襲い、そんな街中のスーパーに取り残された人々は、恐怖で理性を失っていきます。  そんなサスペンス色の強い映画のなかでは、主人公である一児の父やその周囲の人々がさまざまな決断を強いられ、時には人間同士の殺し合いにまで発展します。  「やっぱり『ミスト』サイコー!」と大好

          『Detroit: Become Human』の弊害

          自分と向き合う大作ADVだった『Detroit Become Human』

          ↓↓いいからデトロイトやれよ、というネタバレなしの紹介↓↓ ーーーーーー 「いいからプレイして」 と帰宅後、深夜に手渡されてから5時間近く、トイレに行くタイミングすら自分で定められずにプレイしてしまったタイトルでした。手を休めたのも、「判断が鈍ると、このゲームを100%楽しめないから」という、いわば泣きの戦略的撤退。 「感情のジェットコースター」とはいい表現で、クリアーするまで、こんなに集中力を発揮しながら、緊張感を保ちながら、そして、ひとつひとつの選択肢に熟考させら

          自分と向き合う大作ADVだった『Detroit Become Human』