サナトリウムにて

ここ半年ほど不思議な生活をしていました。
2週間〜1ヶ月、私のことが好きだという栃木の奇特な若者の家に世話になり、また2、3週間東京に帰ってくる。

栃木の家は宇都宮とは名ばかりの僻地で、近所のスーパーまで徒歩30分という、車がなければ生活できない田舎です。
行動範囲は、歩いて10分のコンビニと郵便局のみ。家の前からバスが出ていますが、約2時間おきに私をパチンコ屋へ誘うだけの役割を担っているのだけでした。
「娯楽がしまむら」
なんて言葉が生まれる絶妙な田舎です。

そんななかで、躁鬱をこじらせた私は、家事ができたりできなかったり。
それでも栃木の若者は、私を肯定し続けました。

「ゴミがまとめてある。すごい偉いね」
「今日は動けなかったの?大丈夫?無理はしなくていいから」

今までは、私は自分を追い込むことしか考えが及びませんでした。
モデルの仕事をしていた時から、過食とダイエットのリバウンドで体重は15kg以上増加。元々神経質な性格なので、家の掃除が行き届いていないことにも、常々自分に腹が立っていました。

そんななか、小さなことでも「肯定される」というのは大きかったようで、投薬もあって徐々に穏やかな人格を取り戻しつつあります。

私は長いこと双極性障害と戦ってきた人生ですが、人生で多分、一番晴れた気持ちで日々を過ごすことに成功しているように思います。
肯定され、それが後押しとなって自分を「許す」。
まだまだ許せないことがたくさんで、感情の起伏が激しい部分はありますが、以前に比べるとまったく清々しい気持ちです。
普通の人は、こんなにも不備なく生活していたのか、すごいな、という発見もあるように。

同じようにメンタルの病気で悩んでいる人に、どうぞあなたはあなたを許してもいいと。世界は明るいし、思っているほど悪くない。そして、病気は治るから大丈夫と。
そう、伝えたいなぁと思っている毎日です。

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ミゲル

日記

双極性障害をまったり治す女の日記

コメント2件

僕も、治ると信じて生活します。
おたがいぼちぼちですよ。ぼちぼちね。
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