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音大に行っていなくても、作曲家にはなれる。そのためのツールを提供したい。

*写真は2021年10月の侍ジャズ・プロジェクト公演にて
リハーサルで自作曲の指揮をするわたし in Manhattan, NY


あんまりにも多忙すぎて2ヶ月更新が止まってしまっていたpodcast「宮嶋みぎわの誰でも天才作曲家 with KOTETSU」がやっと動き出しました。

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今回のテーマは「天才への道」です。
私は誰でも天才作曲家になれると信じているので、このテーマを選びました。

誰でも天才作曲家!
と聞くと
アオリでしょ〜?と感じるかもしれませんが

いやいや。

これは私自身の経験に基づいており、私はほんとうに誰でも、いつからだって天才作曲家に転身できると思っています。


私は音楽大学に行っていないんです。

30歳までサラリーマンで、でもどうしてもジャズ作曲をやりたくて、独学で30曲以上のジャズ・アンサンブルの大曲を書きました。社会人バンドを作って何年もコンサートを重ねて、東京で大人気の社会人バンドになりました。プロに転身した後、自力でVanguard Jazz Orchestraとの出会いを作り、彼らと仕事を始め、後に恩師になってくださったJim McNeely先生にレッスンを申し込み、文化庁の奨学金に応募して合格し、38歳でNYまでえっさこらやってきて、それから人生で初めて音楽の高等教育を受けました。この奨学金を取得できるのは通常大学院で作曲を学んでいる方が多いらしく、院どころか音楽高校にすら通ったことがない人物が頂くのはとてもレアだそうです。同じように芸術の高等教育を受けずに後で芸術家になった方の希望になりたいと思っているので、書いておきます。

私の半生を中高生向けに話した講演はこちらにあります。

コロナ禍のロックダウン明けに実施された忘れられない屋外コンサート@Lincoln Center。一番左で腰に手を当てて喋っているのが私。水をテーマにした曲を演奏して、と言われて311の体験に基づいた「10 Years and Counting」を演奏。後ろにはイラストレーター坂本奈緒の絵が大きく投影されている。

自分の人生を振り返ると本当に信じられないのですが、今では複数の国際作曲賞の審査員をしたり、音楽家団体で役員をしたり、ジャズ作曲家のためのwebsiteでレッスンするのが日常です。リンカーンセンターでも演奏したし、タイムズスクエアーでも演奏したし、作曲の仕事が転じて指揮の仕事も始まって、Jazz At Lincoln Centerで指揮もしました。


私は自分を天才だと思うことができませんが(思えるくらい陽気でありたいですが、なかなか難しいです)、でも世界各国からNYにジャズを聞きに来る方々に大歓声と共に天才だと褒めていただける活動ができるようにはなりました。


できるかできないかを考える「隙間」はなかった


夢が叶うかどうかを考えたことは一度もありません。
才能があるかどうかも、考えたことはありません。

できるかできないかを考える隙間は私にはなくて、私にとってはど〜うでもよい話題でした。

だってやるって決めてたから、です。

ただ単にやりたかっただけだし、誰の評価も関係なかったし、だから「やると決めて」がむしゃらにやっていたら、いつの間にか夢が叶っていました。

できるかどうかを考えてしまう人にとっては、きっと評価が大事なのだと思います。

私にとっては、やりたいという情熱がそこに燃えていること、そのことが最も大事でした。心を覗きこむと、赤々と、作曲や音楽に対するほのおが燃えている。だからがむしゃらにやっただけなのです。

私が始めた当時は日本人でジャズ作曲をしている方が少なくて「ジャズの作曲を日本人が出来るわけない」「日本の女の子がジャズ作曲するなんて100年早い。家にかえってデューク・エリントン(ジャズの巨匠)を学べ」などとアンケートに書かれたこともあります。日本のラジオがNYに来て、グループで取材されたのに私の声だけが削除されていたこともありました(採用されたのは黒人男性の声だけ)。

その都度、意地悪なコメントや差別に胃が痛くなったり泣いたりしましたが、気にしても意味がないので、無視しました。無視して、自分でやれる努力を積み重ねて、その結果、今NYで音楽家をしています。

私はあのころ、いつも「作曲についての情報がもっと身の回りにいっぱいあったらいいのに」と思っていました。特にジャズやポップスの情報がないのです。

だから、ポッドキャストを始めました。

あのときの私のように、作曲のことを知りたい方がいたら
その情報をなるべく安く、簡単に手に取れる形で渡したい。
それが、スケジュール調整でアクセクしながらも
ポッドキャストを続ける理由です!

分かりやすくてためになる情報を、私の好きな作曲家から教えてほしくて、それがNYにしかなかったから私はここへ来たけれど、今の日本は円安すぎて、きっと皆さまNYへいらっしゃるのは大変だと思うのです。経済的に楽になるまでは、こういうのを活用してガンガン学んでください。


天才作曲家には、誰でも、いつからでも、なれます!

学び直しの方も
初めて学ぶ方も

一緒に作曲についてガンガン学んでもっと作曲を好きになってください。そしていつか、芸術あふれるNYへ遊びにきてくださいね!


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作曲レッスンのお問い合わせは lesson(あっとまーく)miggymigiwa.netまで。初心者から超上級者までお引き受けしています。得意ジャンルはジャズとポップスです。ドル建てでのお支払いのため、円安の間はドキドキしちゃうかもしれませんが、初心者のうちから良い先生に習うことはとても大事なことです。本気でやってみたい!と決意できたらぜひとも遠慮なくご連絡ください。

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