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賞が得られなかった、出たいライブに出られなかった ... そんな相談を受けて。

欲しい賞が得られなかった、出たいライブに出られなかった…そんなことをきっかけに、自分には才能や可能性がないと考えてしまうことがあります。

そういう相談をなぜか日本でもアメリカでも受けることが多いわたし。以下のお返事を米国の友人に送ったらとても喜ばれたので転記してみます。

短い投稿ですが、よろしければ!


お友達の皆さん:欲しい賞が得られなかった、出たいライブに出られなかった…そんな風に「誰かがあなたを選ばなかった」時は、どうぞ気をつけてください。

自分と自分の未来を、そのことを理由に「狭く小さく考える」ようなことだけは、しないで欲しいのです。

作曲家もバンドリーダーも人間です。人間は間違えるものです。

あなたがなにか大事ななにかに採用されなかった時、そしてあなたはその判断を間違いだと思っているとき、その間違いをしたのは相手です。あなたではないのです。つまりその問題は「相手の問題」であって、あなたの側に問題があったわけではないのです。

第一、思い出してみてください。作曲家とかバンドリーダーとか、みんな変でしょ?

あなただって、どこか「変」なところがなければ音楽家になる道を選んでいませんよね笑。

ということは、この戦いは変人vs変人の戦いなのです。その戦いの結果が「変」じゃなく「まっとう」だったら私は逆に驚きますよ笑。


私は「赦す」のも「忘れる」のも上手ではないと思います。ただ、ひとつだけ自分に言い続けている言葉があってそれは「他人の間違いをきっかけに、自分の未来を縮めたりしないこと」。


誰も私を止められないし、私が諦めることはありません。あなたも、きっと同じようにそんな小さなことで止まるような人ではないでしょう?


追伸:こういう時、まず着目して大事にしたいのは「ご自身の感情」です。多分その人やその仕事が好きで、あなたは「選ばれたかった」のです。だから今傷ついていて悲しいのだと思います。そこが、重要なポイントです。自分の気持ちに気づいて、そこを癒やすことに時間をかけてあげてくださいね。


私も何度間違え、何度傷つき、何度泣いて、何度心細くなったか分かりませんが、それでも音楽家でいたいと決めて今に至ります。音楽家や芸術家は「そういう戦いにいつも挑んでいる仲間」です。離れていても、一緒に仕事をすることがなくても、みんなみんな挑戦者で、仲間。励まし合っていきましょう!


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