初の現役フラッグシップ機K-1Ⅱ
ついに手を出してしまいました。
PENTAX K-1 MarkⅡ、先日我が家に届きました。
理由は唯一つ
「欲しかったから」
という単純なものです。
まぁ
・フルサイズ機の高解像度マシンがほしい
(Nikon Dfは1600万画素くらい)
・アストレトレーサーが便利そう
・Real Resolutionを試してみたい
・やっぱりPENTAXのカメラが好き
という事情から欲しくなった、といったところが実情です。
今回手に入れたのは
・K-1 MarkⅡ本体
・キットの標準レンズ28-105mm
・古いPENTAX FA 80-320mmズーム
・TAMRONの90mm等倍マクロ
で、本体と標準レンズは新品を購入しています。
先日このK-1を使って撮って来ましたので、その感想・印象をまとめてみました。
使い勝手に関する印象
パッと見た印象
・思ったより小さい
・角張ったフォルムが個人的にどストライク
・物理ダイヤルが多いのがツボ
持ってみた印象
・重い重いと聞いていたが、PENTAX 6x7に慣れた身にはどうということもない
・右手のホールド性はかなり秀逸
・液晶の可動性は慣れるまで時間がかかりそう
さっと撮ってみた印象
・AFが遅いと評判だったが、そんな事なかった
・古いKマウントAFレンズで試したけど、やっぱり遅いとは感じない
※普段はマニュアルフォーカスのフィルムカメラばっかり使ってるからかもしれない
・シャッター音はNikonやCanonのデジタル一眼レフとはだいぶ違う
・連射も遅い遅いと言われているけど十分早い
※普段は単発シャッターのフィルムカメラばっかり使ってるからかもしれない
・ファインダー明るくてイイ!
・やっぱり光学的に見えるファインダーは至高
・タムキュー使ってみたら「若干重いかな?」と感じる程度。でも「遅い」とは感じない
撮った写真のデータに関する印象
・JPEG+RAW記録でも、遅さは余り感じない。
・HDR撮影はまだ使いこなせない
・「里び」などはそれほど使う機会はないかも
インターフェースに対する印象
・Avモードで絞り変更するダイヤルはカスタマイズした
・デジカメのインターフェスは慣れが一番肝要
・ライブビューはなかなか見やすい
・基本ファインダー覗き込んで撮るので、それほど右手ダイヤルくらいしか使わない
・絞りリング使用OKなのはありがたい
・キャッチインフォーカス(ピントがあったら自動でシャッター)は秀逸
・オールドレンズはマニュアルモード+絞りリング利用可にするのがちょっと面倒
・RealResolution機能は1度撮ると次撮れるまでちょっと時間がかかる
実際に写した写真に関する印象
標準ズームレンズHD PENTAX-D FA 28-105mm ED DC WRの作例と感想
標準ズームレンズだけあって、使い勝手は抜群。
とにかく高解像感が半端なく、またオートフォーカスもサクサク。普段マニュアルフォーカスのカメラばっかり使っていたせいか、AFが使える時点で感激してしまうくらいなんですが、それでもNikon Dfなんかと比較してもK-1の方が早いと感じます。
データの保存はJPEGとRAWデータを合わせて保存しています。
いつもnoteに掲載している画像は、RAWデータをLightroomで軽く調整しています。
K-1の画像は少しばかりハイライトを抑えるとか、その程度の調整だけです。
広角の28mmから中望遠の105mmまでカバーしてくれていますので、普段使いはもうこのレンズ1本だけでカバー出来そうです。
レンズ自体もそれほど極端にコンパクトではないものの、K-1本体に着けててバランスがイイなと感じるくらいのサイズ。
よほどのマクロ撮影とか望遠撮影をしないのであれば、これ1本だけで十分な気がします。
SMC FA 80-320mmズームの作例と感想
こちらは恐らくフィルムカメラ時代の古いズームレンズかと思います。
いつ頃作られたものかはあまりわかりませんが、今回初めて購入しK-1に着けて使ってみました。
古いレンズであるにも関わらず、オートフォーカスはかなりスムーズでした。
当初、K-1はAFが遅いという評判を見ていましたが、普段マニュアルフォーカスばかり使っている身からすると、実用十分な性能だと感じます。
それに、たまたま手に入れたレンズの状態も良かったのか、画像もかなり綺麗で解像もしっかりとしています。
80-320mmと、中望遠~望遠域をカバー出来るため、花などを撮る際には威力を発揮してくれそうです。
TAMRON SP AF90mm F2.8 Di MACRO 1:1 272EPの作例と印象
最後に、いわゆる「タムキュー」ことTAMRONの90mmマクロです。
マクロ撮影といえばタムキュー、という評判があるくらい、定番中の定番とも言えるレンズです。
最初のシロツメクサの1枚は大まぐれの産物でもありますが、K-1の液晶のマルチチルト機能を使用してローアングルから狙って見ました。
ピントの合い方、背景のボケ方など、
「こんな風に撮れたら良いな」
と思っていたものがほぼそのまま撮れた具合です。
あと、90mmマクロのレンズではありますが、当然のように遠景もイケます。
その他
ボディ内手ぶれ補正の効果
K-1Ⅱには、五段相当のボディ内手ぶれ補正機構が内蔵されています。
上の写真は、焦点距離118mmでISO100、F値14という設定で、シャッタースピードは1/15秒です。
そしてこちらはシャッタースピード1/10秒。
いずれも手持ちです。
普通なら余裕綽々で手ブレが発生しているような設定ですが、ガッツリ抑えられています。
Real Resolution機能の効果
今回、初めて使う機能の一つがReal Resolution機能。
これは手ブレ補正機能を応用したもので、詳しいメカニズムなどはコチラのサイトで説明されているので割愛します。
どうやら、写真4枚を合成してより高解像度となるようなデータを作成しているようです。
どれくらい高解像度=拡大に耐えうるかですが、まずちょっと拡大して
もうちょい大きくして、
そして飾り尾羽根を拡大してみます。
飾り尾羽根の部分を拡大してみて、ドットが見分けられたりボヤけ始めるまではかなり拡大に耐えられるデータが出来ました。
ただ、RAWデータの容量でいうと、他の写真と比べると4倍くらい(200MB程度)になっていました。
また、一度撮影してから次に撮影できるようになるまでちょっと時間が必要です。
加えて、Real Resolutionを使用しなかったコマと比較して、明らかに解像度が違う! というほどの効果を実感できるかというと、まだその実感を得るには至っていません。
この機能は、使い所が少々難しいかなと感じます。
とりあえずファーストインプレッションはこんな具合になりました。
このカメラは長く使う事になりそうなので、今後も色々試してみようと思います。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?