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てんやわんや

今日がとりわけ忙しかったかと言われたらそうではないのだが、とにかくあれこれのトラブルに巻き込まれたりなんだりで浮足立ってしまった。

まずは待っていたものが来なかった・・・と思いきや実は知らないうちに通過していたという事案だ。新しいところの仕事になってから初めてのトラブルとなり「あれ、おかしいな」と思いながらかなり混乱し、浮足立ってしまった。結果としては無事ものを見つけて回収することはできたのだがなかなかに怖い。

もう一つは置いておいたはずの紙がどこかへ消えた。これは仕事じゃなくとも家でも存在するタイプのことで本当にいつのまにか消えてしまっていた。普段この手の紙がどこかへ消えたときは意外と近くにあることが多い。そして探しものをしている時、頭の中では「捜し物はなんですかー、見つけにくいものはなんですかー♪」の名曲のフレーズが耳に浮かぶ。今回は予想だにしていなかったやや遠くの場所で見つかったがかなり焦ってしまった。

・・・というトラブルが1時間の間に立て続けに発生した。このてんやわんやの出来事のせいかいつもよりも疲れてしまった。noteを書き終わったらすぐに寝よう。

それにしても「てんやわんや」という言葉は大変なはずなのにどこか楽しさが生まれているような言葉だ。意味を調べてみると「予想外の出来事などのため、大勢の人が勝手に動いて混乱すること。統制がとれないほど多忙なこと。」(from 大辞林 第三版)とあり、一人で騒いだような今回の出来事に対しては誤用であるらしい。

また「てんやわんや」の語源については

手に手にの意の「てんでん」と、関西方言でむちゃくちゃの意の「わや」とが結合してできた語という。獅子文六の新聞小説「てんやわんや」で広く一般に使われるようになったもの。

ということらしい。関西のノリを引き継ぐわけではないが「てんやわんや」を楽しんで乗り切っていく人になっていければいいなと思った。

トラブルはそもそもとしてめったに起こるわけではない。だとしたらこういうトラブルに合うのはある種のチャンスだ。普段の日常においてめったにないことに遭遇したら楽しむというのが一つの手段であるが、それを仕事に持っていったら今回のように疲労を感じず(あるいは軽くなり)前向きにとらえて乗り切れたかもしれない。

トラブルを楽しむというのはやや不謹慎な言い方だが、めったにない経験を踏むチャンスという見方を定着させていきたい。そうしたら仕事の充実度が今以上に上がっていくんじゃないか。

「てんやわんや」の言葉の響きからトラブルを前向きに捉えて乗り切るヒントをもらったような気がする。

#日記   #エッセイ

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