お大事に
夜コンビニで買い物をしていざレジで接客を受けていると、マスクをしていた相手の店員さんの声がものすごくか細いことに気づいた。
そう、相手の方は風邪をひいていた。
接客の声一つ一つ聞くだけでなんだかいたたまれなくなってくる。「ストローおつけしますか」の声すらもなんだか苦しそうだ。
自分の支払いはEdyと少々特殊だったりするので先回りしてこちらから声をかけ、相手の声を出させないようにするなんていう心がけをしてみた。
ところが「〜ですね。」と相手の方は確認をしてしまい、心がけは無駄に終わった。
これはどうしたものかとわずかに考える。やりとりは残りわずかで接客が終わる。
結局こちらからできることは思いつかなかった。しかしこれぐらいなら…と悪あがき程度に思いついたことはある。
いつもより丁寧に、少し大きな声で「ありがとうございます」を言おう。
自分は接客を受けるときには必ず「ありがとうございます」といったお礼を言うことにしている。この習慣というのはそれなりに役に立つ。
お礼を言うということは相手への気づかいをするということ。それは気持ちに対して余裕ができることにつながる。
接客を受けるというのは日常では本当によくあることだ。だからこそお礼を言うことは重要であり、習慣化させることをすすめたい。
さていつもより丁寧にあいさつをしてみたもののそれが相手に伝わったかは分からない。ちょっとした自己満足になってしまった。
やりとりが終わったあと「お大事に」をつければよかったことに気づいた。たった一言で何か起こるわけではないがちょっとしたことでもつけ加えるのは必要なことだ。
なんだかのど飴の一つでも奢ってあげたくなるような状況。わずか1分程度の出来事だったが、なかなかに難しい。
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