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「新月の日」ツォクの、お知らせ ※(無事終了)

本日はチベット暦(蔵暦)十月三十日で、新月。釈迦如来の御縁日です。
しかも布薩日と重なっている吉祥日となります。

本日は午後9時より、ツォク供養を含む一連の儀軌を執り行ないます。
令和4年最後の、ツォク供養となります。

浄化行にふさわしい日ですので、今月も寂静・忿怒(シトォ)百尊の行を予定しています。
講員の皆さまおよびサポートいただく方の有縁の御霊・先祖累代の精霊等の滅罪・浄化となります。

ツォクはグル・リンポチェと般若仏母・獅子面ダキニを本尊とした、年末恒例の「除災儀軌」を執り行ないます。
さらに今回も、釈迦牟尼仏の儀軌を組み込みまして、皆さまの息災と加持を祈念いたします。

今回もnoteからサポートいただければ供養や祈願をさせていただきます。

ご賛同者に対しては、祈願主のお名前で供養用の特別な燈明(チューメー)を、朝まで仏前にて供養させていただきます。

(12/25更新)
午後9時から始めました一連の儀軌は、午後11時には円満に終了いたしました。
今回もサポートいただいた方には、御礼申し上げます。

午後9時からは先に「寂静・忿怒百尊」行を修しました。講員の皆さまおよびサポートいただいた皆さまの故人・家門累代の精霊、有縁の魂、冤親債主が浄化されるよう、百尊の曼陀羅の観想に組み込みました。

午後10時からは、グル・リンポチェと、獅子面のダキニを本尊とするツォク供養を執り行ない、三昧耶戒を浄化し、福徳を廻向させていただきました。

釈迦牟尼仏の御縁日でもありましたので続けてジャムグン・ミパムの編纂された釈迦牟尼仏の儀軌「加持宝蔵」を修し、釈迦牟尼仏の加持をいただき、満行しました。

この儀軌は顕教立てなのですが、ジャムグン・ミパムの卓越した詩句で、釈尊への強い祈りが込められています。毎日これを修しているというチベット僧も、おられます。
仏教の大原則に気づかせてくれる、そんな儀軌です。

最近「仏陀は存在しない」と言ってる宗教学者がいるようですが(詳細はわかりませんが)、この儀軌にも:

(仏陀は)過去・現在・未来と常に変化することなく在りつづけているが、衆生の知覚には、「生誕」や「円寂」という相を示される

という一節があるように、慈悲心のスケールの大きさを考えると、見えなくなってしまう人まで出てくるのかもしれません。

とはいえ仏教徒としては、釈尊は常に(涅槃に入らない状態のまま)在り続けておられるわけです。

釈尊の色身の化身がこの世に現われ続けるよう今日も祈りを捧げ、釈尊の加持が皆さまにも降りますよう祈念しました。

本年度のツォクは以上になりまして、あとは12月30日の薬師仏のご縁日に、薬師仏の儀軌を執り行なう予定です。

本年度も大変お世話になりました。

2023年のツォク供養は1月1日の元日、グル・リンポチェのご縁日からとなります。新たな一年の始まりに、息災と加護を祈念いたします。


サポートは、気吹乃宮の御祭神および御本尊への御供物や供養に充てさせていただきます。またツォク供養や個別の祈願のときも、こちらをご利用ください。