見出し画像

白銀比を駆使してグリーティングカードを作ってみる

はじめましてこんにちは 都内の制作会社でデザインとイラストを作っているよしだというものです。

この記事はまるみデザインファームのアドベントカレンダー企画に参加しています🎅🎄

普段やっている業務で何が言語化できないかな…と思い参加してみました。
せっかくなので季節っぽいものにしよう!ということで白銀比を駆使してクリスマスにぴったりのグリーティングカードを作ろうかなと思います。


白銀比って?

そもそも白銀比とは何か?
およそ1: 1.414の比率のことで「大和比」とも呼ばれ法隆寺や五重塔、伊勢神宮などの建築物にも取り入れられています。
身近なものだとA版、B版の紙のサイズの比率にも使用されており、某有名キャラクターにも適用されているようですがレギュレーションに抵触するとよくないので詳細は割愛します。
また、黄金比よりもかわいらしい印象になります。

白銀比(1:1.414)と黄金比(1:1.618)の雪だるま

ということは…

白銀比を駆使したらかわいいイラストが簡単に描けるのでは?


ということでどんどん作っていきます!🎉

①雪だるま

ベースとなる頭部の丸を作成し、サイズに対して×1.414を行い胴体を作成。
そのままだとバランスが悪かったので調整。
比較画像でも出しているゆきだるまですが、さらに分解するとこうなってます。

顔の比率はに白銀比を使用するとかわいくなるよね!というのは検索すると結構出てくると思うのですが実際に作るとこんな感じです。
また、頭部に対して顔(目)の位置を白銀比になるように配置することで額が広く顔の下半分にパーツがぎゅっと詰まった赤ちゃんとのような可愛らしい顔になります。
胴体の比率はこれ以上太らせると雪見大福になりそうだったのでここは白銀比にはしていません(赤線/文字)

①ツリー

こちらも雪だるまと手順は同様に、ベースとなる白銀比を用いた三角形を作成し×1.414した三角形を複製。
角丸にして柔らかい印象にし、幹や星などを追加して白銀比のツリーを作成。

こちらもほよんとした印象のツリーができました!

③その他装飾

あとはプレゼントや雪の結晶も同じ要領で作成します。
あんまり考えず×1.414すればいいので楽ですね。

④完成!

ああしてこうして配置して、バランスとってテクスチャをつけたら
完成!

白銀比を意図して使ってみてどうだったか

「かわいく」を意識しながら作成していたこともあるかもしれないですが、概ね成功だったと思います。

良かった点

  • 調整はところどころ行っているものの指定の比率があるだけで思考に割く工数が減り、いつもより短時間で作成できた

  • 手癖で描くものより、顔がかわいくなった(雪だるま)

気づいた点

  • 1から10まですべての要素に白銀比を適応するのは難しい

  • 合う合わないはモチーフに依る

  • メリハリは少し付けづらかった

結論

かわいいイラストをいつもより簡単に作れたが、調整はやっぱり必要なので適宜取り入れていくといいと思いました。
クリスマスまであと5日ですが良かったら試してみてください!


ちなみにお借りしたテクスチャ素材はこちら



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?