三原神明市2024—初開催の「神麺市」で三原グルメを食べ尽くそう
「日本一の大だるま」のもとに約40万人が集う広島県三原市のお祭り、「三原神明市」が4年ぶりに開催されます。期間は2月9日(金)、10日(土)、11日(日)の3日間で、たこ焼きやフランクフルト、そして金魚すくいなど約500の露店が、JR三原駅北側の西国街道沿いにならびます。新型コロナウイルスの影響で中止が続いていましたが、高さ3.9メートルの大だるまもお目見えし、全国からのお客を迎え入れます。
今年は神明市の開催にあわせて、新しいイベントが2つ用意されています。その名も「みはら神麺市」と「DARUMART」。ひとつはダジャレで、ひとつはだるま関連? 一体どんな催しなのでしょうか。企画したのは、「三原にもっと刺激を!」を合言葉に活動する市民団体、ミハラスパイス。デザイナーや建築家、美容師など個性豊かなメンバーたちが、三原をもっと楽しんでもらうために企画しました。
近くの人も、遠くの人も、もっと三原が好きになる。そんな予感がするイベントとミハラスパイスの取り組みを、全3回の記事でご紹介します。
(取材・構成/ライター 小山美砂)
みはら神麺市——駅南側でも、あったかグルメを楽しもう
うどん、ラーメン、焼きそば、パスタ。みんなが大好きな麺グルメが集まる新イベントです。名前は麺と「神明市」をかけあわせて、神麺市(しんめんいち)。開催場所はJR三原駅の南側、駅前噴水の周辺です。つまり、神明市でにぎわう西国街道とは、駅をはさんで向こう側になります。
県外からも多くの方が訪れる神明市ですが、港や商店街のある南側には足を運んでもらえず残念に思っていました。そして神明市にならぶ露店の多くは県外からの出店で、地元で飲食店を営む人たちの活躍の場が少ないことにも、歯がゆい思いを抱いてきました。ならば駅の南側で、三原市内のお店を中心に麺グルメを集めよう!そんな思いで、ミハラスパイスが今年初めて企画しました。
三原焼にやっさラーメン、山賊焼にスイーツも!
神明市が開かれる2月9~11日の3日間で、20店舗以上が出店します。ラーメン、うどん、そば、パスタと、ありとあらゆる麺料理を楽しむことができます。
地元三原からは、鶏モツを具材につかい、鶏脂で風味を出したボリューム満点の「三原焼」が楽しめます。三原市大和町の米でつくった米粉めんと三原の野菜をたっぷりつかった塩焼きそばもあります。三原で昔から愛される熟成生ちぢれ麺を鉄板で焼いた「焼きやっさラーメン」もおすすめです。
三原ゆかりのグルメだけではなく、大阪名物のかすうどんやクリームパスタ、さらには山賊焼きやもちもちポテト、プリンにバナナジュースも楽しめます。
当日も寒くなることが予想されます。神明市に出かける前の腹ごしらえに、あるいはたくさん歩いて遊んだあとの〆に、あたたかいグルメであたたまりませんか。
◎ 詳しい店舗情報は特設サイトへ
「地元のお店を知るきっかけに」——上吉宏美さんのお話
神麺市の実現に向けては、ミハラスパイスのメンバーが手分けをして地元の飲食店に参加を呼びかけました。メンバーの1人である上吉宏美さんは、「地元の人が、地元の良いお店を知るきっかけにもなるとうれしい」と期待します。
(次の記事ではDARUMARTについてお伝えします)
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