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「ごんぎつね」を読んでみる

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小学4年生の国語教科書に採用されている「ごんぎつね」を読み解きます。読解の苦手な小学生向け。一緒に読んで文章に隠されたテーマについて思考を深めます。
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「ごんぎつね」を読んでみる はじめに

はじめに   思い立って40年ぶりに「ごんぎつね」を読んでみた。    新見南吉の代表作で、…

三原由宇
1年前
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「ごんぎつね」を読んでみる 1

ごんぎつね  新見南吉 一    これは、私わたしが小さいときに、村の茂平(もへい)というお…

三原由宇
1年前

「ごんぎつね」を読んでみる 2

<前のページ 二    十日(とおか)ほどたって、ごんが、弥助(やすけ)というお百姓の家の裏を…

三原由宇
1年前

「ごんぎつね」を読んでみる 3

<前のページ 三  兵十が、赤い井戸のところで、麦をといでいました。  兵十は今まで、お…

三原由宇
1年前
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「ごんぎつね」を読んでみる 4

<前のページ 四  月のいい晩でした。ごんは、ぶらぶらあそびに出かけました。中山さまのお…

三原由宇
1年前

「ごんぎつね」を読んでみる 5

<前のページ 五    ごんは、おねんぶつがすむまで、井戸のそばにしゃがんでいました。兵十…

三原由宇
1年前

「ごんぎつね」を読んでみる 6

<前のページ 六  そのあくる日もごんは、栗をもって、兵十の家へ出かけました。兵十は物置で 縄をなっていました。それでごんは家の裏口から、こっそり中へはいりました。 そのとき兵十は、ふと顔をあげました。と狐が家の中へはいったではありませんか。こないだうなぎをぬすみやがったあのごん狐めが、またいたずらをしに来たな。 「ようし。」 兵十は立ちあがって、納屋にかけてある火縄銃をとって、火薬をつめました。 そして足音をしのばせてちかよって、今戸口を出ようとするごんを、ドンと、うち

「ごんぎつね」を読んでみる おわりに

<前のページ 「ごんぎつね」のラストは、悲劇なのだろうか。   物語を読むと、ごんは死んで…

三原由宇
1年前