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EU day “Fika, Coffee, Talk&Talk”

こちら、9月20日(母の誕生日だったわ笑)に行ったルンド市主催のイベントです。EU Dayといって、スウェーデン政府で働く人や研究者、国連で働く人など、さまざまな人が来ていて、今後のEUについて講演があった!大学は町に点在しているんだけど、大きな白い建物が一応大学のメインホールです。 3つの大学の建物で、1時間ごとに異なる講演があって、興味のある講演に参加しました。

こんな感じで↓、イベントには必ずコーヒー、お茶とお菓子や食事があるの。このような大きなイベントだけじゃなくて、20~30人規模の講演にも用意されてる。 しかも、コーヒーに入れる牛乳は数種類必ずあって、食事もヴィーガン様が必ず用意されてるの!
休憩時間に、飲んだり食べながら他の参加者や登壇者と話をします。

私はこのイベントに1人で行ったんだけど、同じく1人で来てた人や友達と来てる人と沢山話せた。 あと、このイベントはルンド市が主催していて、かつ登壇者が重役な方々ということもあって、70%くらいが働いている方だった。なので、隣町で公務員として働いている人や環境に良い発電所(理系良くわかりません)で働いてる人とも沢山話をしました! 学生なのか働いているのか、リスナーなのか関係なしに、みな対等に、気軽に交流する環境だった。登壇者の方に講演の前に話しかけられましたし、登壇者が早く来ていたリスナー全員に話しかけていたブースもありました。

この、飲み物やお菓子を囲んで話をする文化を、fikaといいます。「フィーカ」って発音するんだけど、聞いたことある人いるんじゃないかな?「スウェーデン 文化」とか調べると出てくる気がする笑

スウェーデンではこの文化、とても大切にされています。このfika、日本語で調べると「甘いものと一緒にコーヒーを飲むこと」ってよく出てくるのね、だから「お茶する」という意味でイメージする人が多いと思う。
スウェーデンに住む人でさえも、「フィーカってなんだろ笑」とか「ただコーヒー飲みながら話すだけだよ」、「特別なことじゃないと思うんだけどな」っていう人にも何人も会った。
でも私は「人と交流する」ことが軸にある、特別でユニークな文化だと思ったの。あと食べ物飲み物って人と人との距離をグッと近づけるなってとっても感じた。

「甘いもの」といっても、りんごやバナナなどの果物が出てくる時もあるし、「コーヒー」っていってもお茶やミルクを飲む時もある。「甘いものと一緒にコーヒーを飲むこと」と聞くと、座って話すことを思い浮かべる人が多いと思うけど、講演会の休憩時間とかは立ちながら、飲んだり食べながら色んな人と話すの。

講演会ってホールを思い浮かべる場合が多いと思うんだけど、こんな↓小さい講演会でも、果物やコーヒー、お茶が出されて、りんご片手に休憩時間に他の参加者と交流します。

ちなみに、この講演会では45分のプレゼンごとに15分の休憩で、私が参加した講演会はどれもこんな感じのスケジュールだった。

この、Fika、スウェーデンで欠かせないものを通して、スウェーデンは相手が誰か関係なしに言葉を交わすことに、価値を置いている社会だと感じました。

スウェーデン、イノベーションで有名じゃない?だけど、何か決める時は全員一致するまで議論するんだって。スウェーデンの公的機関に勤めてるお世話になった方がそう教えてくれました。1日に何回も会議がある日もあるって笑いながら嘆いてた笑

何か決めるのにすっごい時間かかるのに、イノベーションっていう速さが求められる分野に強いこと、面白い発見でした。

Fikaという、言葉を交わすことに重きを置く文化が、何かキーになってるんじゃないかなと思いながら、スウェーデン生活を送っている次第です笑

以上!最後まで読んでくれてありがとうございました!
Fikaしたくなったでしょ?笑是非日本でFikaの先駆者になってね!笑

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