日記 #2023/11/23 ウィンドウショッピング

勤労感謝の日ということで、我が子から「いつもお仕事がんばってくれてありがとう。これからもたくさん働いてね」という手紙をもらった。嬉しいような複雑なような。(いや、子どもからの手紙は何度もらっても嬉しいものなのだが)


さて本題。

私はウィンドウショッピングが好きだった。
何という目的もなく、気になった店をふらふらと覗いて、気になった商品を手に取って。買う時もあれば買わない時もある。疲れたらカフェでひとやすみして、またぶらぶらと歩く。
学生時代はよく街に出て友人とそういう休日の過ごし方をしていた。

もちろん、子どもが生まれてからはそうはいかなかった。
まず、一人で丸一日目的なく過ごせる自由な休日などというものは消滅した。子連れで外に出れば、子の機嫌がもっている間に、そして、子が疲れ切らない程度の範囲で買い物を終えなければならない。
もちろん一人で買い物に行くこと自体はあるが、お迎えなどで必ずタイムリミットがある。目的地を最初から定め、買うものも想定して、最低限の時間でさっと用件を済ませて立ち去る。
いつの間にかそれが私の標準になっていた。


ところが、我が子が小学生になり、このところ少し様子が変わってきた。

私がスタスタと目的地に向かおうとしても、子どもの方が立ち止まるのだ。通りすがりに気になる雑貨や可愛いアクセサリーなどがあるとつい眺めてしまうようである。洋服を見るのも好きだし、最近はまだ使う訳でもない化粧品をじっと見ていることもある。
急いでいる時には困ったものだし、「買って!」と言われたところでそうそう何でも買ってやる訳にもいかないから悩みの種ではあるのだが、いやはや、考えてみればこれはかつての私にそっくりではないか。
蛙の子は蛙ということか。

そろそろたまには我が子と共に、何の目的もなく街に出てウィンドウショッピングをしてみる日があってもいいのかも知れない。
そんなことを思う今日この頃である。

この記事が参加している募集

休日のすごし方

よろしければお願いします。