miharu

7歳児を育てるシングルマザー。子育てにまつわることや時々オタク話などを書きます。

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最近の記事

王様戦隊キングオージャーを振り返る

第一話でものすごい映像を見せつけられ、大いなる衝撃から始まった異色作。まあここ数年はずっと特殊のような気もするので何をもって異色とするかは難しいところではあるのだが、とにかく「何かすごいものがきた!」というわくわくと共にこの一年は幕を開けた。 そんなキングオージャーも今朝、ついに最終回を迎えた。 せっかくなので昨年に続き、我が子の思い出を添えつつ振り返ってみようと思う。 先に申し上げると、私はアンチでもなければ手放しで熱烈に褒めるほどのファンでもない、好きなのだが言いたいこ

    • 『魔改造の夜』と我が子

      小学一年生の我が子が月に一度、熱狂しながら見ている番組がある。 NHKで毎月最終木曜日に放送されている『魔改造の夜』である。 ご存知ない方に紹介すると、『魔改造の夜』とは、おもちゃや家電といった身の回りの製品を一流の技術者たちが”魔改造”してその技術力を競うエンタメ番組である。 初めて放送されたのは2020年。 第一回「トースター高跳び」を見た時の衝撃は計り知れないものだった。パンを焼いて跳ね上げる、ポップアップトースターの機能を魔改造し、”トーストを美味しく焼いたうえ

      • 日記 #2023/11/23 ウィンドウショッピング

        勤労感謝の日ということで、我が子から「いつもお仕事がんばってくれてありがとう。これからもたくさん働いてね」という手紙をもらった。嬉しいような複雑なような。(いや、子どもからの手紙は何度もらっても嬉しいものなのだが) さて本題。 私はウィンドウショッピングが好きだった。 何という目的もなく、気になった店をふらふらと覗いて、気になった商品を手に取って。買う時もあれば買わない時もある。疲れたらカフェでひとやすみして、またぶらぶらと歩く。 学生時代はよく街に出て友人とそういう休日

        • 日記 #2023/11/20 我が子のゲームデビュー

          別に制限をしていた訳ではないが何となくゲームというものにあまり触れずに育ってきた我が子(小1)が、ついに、がっつりテレビゲームというものに触れる日が来た。 友人宅でNintendo Switch『スーパー マリオパーティ』をやらせてもらったのである。 ほとんどゲームに触れたことのない我が子なので操作など大丈夫かと少々不安だったが、流石は子ども、少しおともだちに教えてもらえばあっという間に慣れたらしく、問題なくプレイしていた。 初めて触れるゲームは実に面白かったらしい。帰り

        王様戦隊キングオージャーを振り返る

          あの頃はこわいものなんてなかったのかも知れない

          少し昔話になってしまうが、私にとって最も印象的な旅の話をしたいと思う。 舞台は四国。 当時の私は京都に住む二十歳になりたての大学生だった。史跡や神社仏閣を巡るのが好きだった私は、前々から一度四国に旅行に行きたいと思っていた。時は折しも大河ドラマ「龍馬伝」「坂の上の雲」が放送されていた頃である。愛媛や高知は私の中で最も熱いスポットのひとつだった。 夏休みに、サークルの合宿で小豆島に行くことが決まっていた。 小豆島は瀬戸内海・播磨灘にある島である。 私はふと、チャンスだ!と思

          あの頃はこわいものなんてなかったのかも知れない

          日記 #2023/11/17 さらば愛しの店 

          お気に入りの子ども服店がある。 近場のショッピングモールに入っているその店は、可愛らしくも飽きのこない小洒落たデザインの子ども服をたくさん出していて、お値段もそう高くはなく手に取りやすい。 季節の変わり目ごとにその店を覗くのが私のいつもの楽しみだった。 一度にたくさん買うわけではないが、子どもが生まれてからこのかた、それなりの量は買ったと思う。服だけではなく、小物や靴もお世話になった。 しかし、その店ともお別れが近づいている。 閉店や移転ではない、そう、我が子の成長である

          日記 #2023/11/17 さらば愛しの店 

          日記 #2023/11/16 インフルエンザの余波が続いている。

          先月の終わりから今月初めにかけて、我が家をインフルエンザが襲った。 我が子の小学校では、半分近くのクラスが学級閉鎖に追い込まれるほどの猛威を振るっていたので、致し方ないことではある。 我が子は予防接種1回目が終わって少し経っていた。一日熱を出しただけでケロっと治ってしまったため病院でも特に検査を勧められなかったのだが、今思えばインフルエンザの症状だったのではないかと思う。 何にせよ、その数日後、私が熱を出し、翌日には同居の祖母も熱を出した。二人ともインフルエンザ陽性。私は

          日記 #2023/11/16 インフルエンザの余波が続いている。

          親子で『ブラック・ジャック展』に行ってきた。

          小学一年生の我が子は、絶賛手塚漫画ブーム中である。 特に『ブラックジャック』へのハマり具合は熱烈で、毎日のように持っている巻を読み返している。 そんな折、六本木ヒルズで『ブラックジャック展』をやるという話を聞いた。こんなにタイムリーなことはない。 10月には運動会の代休の月曜日がある。私も仕事の休みを取ってある。 それならもう行くしかないだろうと、思い切って日帰り小旅行を決めたのであった。 運動会前に伝えてしまうと気が散るだろうと思い、敢えて当人に話すのは予定がすべて終わ

          親子で『ブラック・ジャック展』に行ってきた。

          「漫画の天使になる」と娘は言った。

          近頃の我が子(小1・7歳)のマイブーム、それは手塚治虫の漫画である。 年長の頃、伝記えほんで手塚治虫のことを知り興味を持ったようで、今夏の初め頃に伝記を読み返していて突然「『ブラックジャック』と『リボンの騎士』を読んでみたい」と言ってきたのである。 小学一年生にはまだ早いのではないかという気持ちもありつつ、幸い、読み書きは得意な子なので文字の面は問題なさそうだし読ませてみるかと、とりあえず文庫版(全集)の1巻をそれぞれ与えてみたところ、なんとこれが大ヒットしてしまった。

          「漫画の天使になる」と娘は言った。

          大人は楽しい

          我が子がたまに、「3歳くらいに戻りたいなあ」なんてことを言う時がある。我が子は若干7歳。小学一年生。そんな小さい身で何を、と思わなくもないのだが、一年生は一年生なりに、幼稚園までとは違う、ルールや時間割のある生活に思うところがあるようだ。 そんな時、私はこう言うことにしている。 「確かに小さい頃は甘やかして可愛がってもらったり良いこともあるけれど、大きくなることで広がる世界はとても楽しいよ。大きくなると、大変なことも増えるけど、楽しめることもぐんと増えるんだよ。大人なんても

          大人は楽しい

          子どもの絵からドレスを仕立ててもらった話

          先日、6歳の我が子が自分で描いたデザインをもとにして、仕立て屋さんにたいへん可愛らしいドレスを仕立ててもらった。とても素敵な体験になったので、記録として残しておきたいと思う。 ことの発端はそもそも我が子が生まれる少し前、私がまだ結婚をしたばかりの頃に遡る。 我々の式を担当してくれたウェディングプランナー氏に勧められ、右も左も分からないまま、私は人生で初めて(そしておそらく最後の)、“1からカラードレスを仕立ててもらう”という経験をした。 何も特別すごいお金をかけたという訳

          子どもの絵からドレスを仕立ててもらった話

          育児における父親の意識について思うこと

          うちの元夫は、育児に積極的ではなかった。 離婚の一番の原因はそこではないのだが、離婚した今、育児負担の体感は離婚前と比べて特に増えていない。むしろ夫に意識を向ける必要がなくなった分、子どもに集中できて楽とすら思う。 もっとも、彼も日々風呂に入れたり休日に出掛けるために車を出したりはしてくれていたので、本人からしたら「育児参加していた」という気持ちだったようである。 では何が私と元夫の意識の断絶を生んでいたのか。 私の求めていたもの、ネット上で見かける母親たちの愚痴、或いは

          育児における父親の意識について思うこと

          卒園しました。

          我が子が幼稚園を卒園した。 約4年間通った馴染みの場所をついに旅立つというのは、やはり感慨深いものである。 せっかくの機会なので、少し幼稚園生活を振り返りたいと思う。 誕生日が比較的早い時期に来る我が子は、年少になる約一年前、満3歳クラスから幼稚園に通い始めることにした。 我が子がそれまで普段関わってきたのは祖父母、曾祖母などの大人ばかり。公園に行けばその場で出会った子と遊ぶことはあるが、特定の友達はいない。私が比較的早く子を産んだこともあり、同世代で子持ちの友人なども少な

          卒園しました。

          暴太郎戦隊ドンブラザーズに愛を込めて

          ※暴太郎戦隊ドンブラザーズ最終回までのネタバレを大いに含みます。ご注意ください。 暴太郎?ドンブラザーズ??なんだそれ??? 第一報を聞いた時、頭の中は疑問符でいっぱいになった。大好きなスーパー戦隊の次回作。普通はまあ、タイトルである程度モチーフ等が推察できるものであるが、「暴太郎戦隊ドンブラザーズ」は正直何一つ意味がわからなかった。「あばたろう」なんて単語聞いたことがない。当然である。ドン?ブラザーズ??なに???? 情報が解禁されるにつれ、「あばたろう」が「アバター

          暴太郎戦隊ドンブラザーズに愛を込めて

          初のレギュラー男子プリキュア誕生によせて -これまでのプリキュアを少し振り返る

          2月5日(日)からスタートする新番組「ひろがるスカイ!プリキュア」において、プリキュアシリーズ初のレギュラー男子プリキュアの誕生が話題になっている。 プリキュアファン以外からも大いに反応があるようだが、その実、毎年見ているファンからすると「ようやくきたか」という感じではないだろうかと私は思う。少なくとも私はそうだった。もう既に、その素地は十分に整っていたからだ。 私は「ハートキャッチプリキュア!」からプリキュアの世界に入ったオタクであるのでそれ以降を中心に、少し、プリキュ

          初のレギュラー男子プリキュア誕生によせて -これまでのプリキュアを少し振り返る

          死にたい気持ちとは一生付き合うと思っていたけど別にそんなことはなかった

          初めて「死にたい」という気持ちを自覚したのは、確か10歳頃のことだ。 可愛いピンクの鍵付きノートに、「母を殺してわたしも死にたい」と書いた。「でも怖くてできない。だれかやってくれないかな」とも。その後もそのノートには繰り返し繰り返し「死にたい」と書いたのを覚えている。 小学校はつまらなくてしんどかったし、理不尽で感情的な母は大嫌いだった。自分のことも好きではなかった。 でも私には、死ぬまでの痛みや苦しみに耐えてまで死のうとするほどの積極性はなかった。頭の片隅にいつも死を思い

          死にたい気持ちとは一生付き合うと思っていたけど別にそんなことはなかった